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蔓性植物

ヤブマメ(藪豆)の花と実

ヤブマメ(藪豆)の花が終わりかけて、着々と実をつけ始めています。

ヤブマメ

ヤブマメ
ヤブマメ

写真は、畑のつる性野菜用に張ったあみにつかまって育ったヤブマメです。種を蒔かなくても、毎年勢いよく発芽して成長します。油断するとこの通りです。 ヽ(‘ー`)ノ

網に入り込んで育つと、取り除くのも手間がかかり、厄介なものです。(自業自得ですねー)

ヤブマメは、日本原産で、マメ科ヤブマメ属の一年草のツル性植物です。日本全土の山地、林、藪などに生えています。

つるには毛が生えており、2mほどに伸びて、まわりのものに巻きついて成長します。

葉は、写真のように3枚で構成される三出複葉といわれる形をとっていて、茎に互生してつきます。

葉の大きさは、3~6cm程で、卵形で表裏に毛が密についています。

ヤブマメの花

ヤブマメの花
ヤブマメの花

ヤブマメは、写真のように綺麗な花を咲かせます。総状花序で、たくさんの花をつけます。   (^_^)

花は、蝶形花と呼ばれるかたちで、白が基調で先端が、淡紫色となっています。花の長さは、1~2cmほどです。

ヤブマメの花の着き方は少し変わっていて、下に示す3種類の花の着き方をします。

  • 開放花・・・通常の花。受粉媒介者の行動を借りて受粉し、遺伝子を交換する花。
  • 閉鎖花・・・花冠の一部または全体が開かず、同一個体で自家受粉する花。
  • 地下の閉鎖花・・・地下で咲く閉鎖花。

閉鎖花については、「閉鎖花のいろいろ」に詳しく書かれています。

ヤブマメの生き残り戦略として、興味深いですね。

ヤブマメの実

ヤブマメの実
ヤブマメの実

ヤブマメは、開放花も閉鎖花も同じように、2~3cmの鞘の中に、2~3個の実(種子)をつくります。

そして、実が熟すと鞘がやぶれて種子を散布します。

開放花につく実は、遺伝子が交換されるので種の多様化の可能性があります。

一方、閉鎖花につく実は、親の遺伝子をそのまま受け継ぐことになります。

地下に出来る閉鎖花にできる実は、3.5mmほどの大きさで一個だけつきます。

ヤブマメは1年草なので、翌年は、この実から芽がでてきることになります。

なので、その場でも発芽し、種子散布によっても離れた場所に子孫をのこすことになります。

地上になる実は食用にしませんが、地下に見られる実は食べられることもあるそうです。(荒瀬輝夫著「コラム 緑化植物 ど・こ・ま・で・き・わ・め・る ヤブマメ」口緑工誌 )

確かめてみなければなりませんな。  (^.^)

ヤブマメの花言葉は、「二股」、「生命力の強さ」。

おわりに

畑や野に生えて困るヤブマメについて見てみました。花に、閉鎖花という形があることをはじめて知りました。そして、植物の生き残り戦略を、また一つ知ることが出来ました。

参照サイト

  松江の花図鑑 ヤブマメ

  三河の植物観察 ヤブマメ

  閉鎖花のいろいろ

  荒瀬輝夫著「コラム 緑化植物 ど・こ・ま・で・き・わ・め・る ヤブマメ」口緑工誌

  みんなの花図鑑 ヤブマメ

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