葉が落ちた樹に白い花が咲いているのかな、と思って見てみると綿毛でした。何の綿毛かと調べると、ボタンズル(牡丹蔓)のようです。
ボタンズルの綿毛

林道を走っていると、この時期に、落葉樹なのに白い花が咲いていたり、葉が茂っているような光景を見ることがあります。
良く見ると、その樹の花や葉ではなく、ツル性植物がまとわりついて、そこに綿毛や葉をつけていることがあるんですね。
写真は、たくさんの実をつけたヤシャブシの樹に、ボタンズルがからんでいて、そこに綿毛がついている様子です。
最初は、何のツルかよくわからなかったのですが、9月に投稿したボタンズルであるとわかりました。
恥ずかしながら、その時は花について調べたので、綿毛についてはよく理解していなかった、というわけです。 (・_・、)

アップでみると、白い綿毛がたくさんついている様子がわかります。
高い所まで、よく伸びたものだと思います。
つる性の植物は、他の植物などの力を借りて育つわけですが、このボタンズルは、よく育ったほうだと思います。
この近くには、あちこちでボタンズルの株が見られました。

こちらは、背が低い樹にたくさんの綿毛がついて、まるで雪のようです。
葉が落ちているので、より目立つんでしょうか。
綿毛についた種が風で散布されて増えているのでしょうが、膨大な種でしょうね。

場所によっては、薄く広がったところもあります。
樹と一体になっているようにも見えます。
ツルの先を採ってみました。

綿毛がいくつもかたまってついていて、その中に黒い種が含まれてます。
近ずいて見ると、黒の方が目立ちます。背景が白っぽいからかな。
樹についているのとは、違ったもののようにも感じてしまいます。

もう少し近づくとこんな感じです。
自然が作る姿なんですが、きれいで面白いですね。
見方によって、いろんな姿を見せてくれるものだと感じます。
(*^▽^*)
ボタンズル(牡丹蔓)は、日本では本州以南に分布するといわれるキンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性半低木で、有毒植物です。
名前は、葉がボタン(牡丹)の花に似ていることに由来すると言われます。
ボタンズルの花言葉は、「休息」、「心地よい空気」。
おわりに
冬のボタンズルを撮りました。樹に絡んで高くまで伸び、白い花かと思わせるように、たくさんの綿毛をつけています。
葉が散ったあとの樹に、花が咲いているようで、一目を引く面白い植物だと思います。
花は以前しらべていたのですが、今回は綿毛を知ることができました。四季によって姿を変える植物は、知るのは時間もかかりそうです。
参照サイト
Wikipedia ボタンズル
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