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常緑小高木

サカキとシキミの違いは?

サカキシキミの使われ方

両者とも山でよく栽培されており、私もうまくいけば販売できないと思い少し植えています。

サカキ(別名:ホンサカキ、マサカキ)は、神棚や祭壇に供えられたり、神前に捧げられる玉串などに用いられます。このため、神社によく植えられています。

一方、シキミ(当地ではコハナと呼びます。)は、お墓や仏壇などの仏事に用いられます。

どちらも常緑小高木なので、一年を通じていつも青々とした葉を付けており、年を通してほぼ同じ状態でお供えすることができます。

シキミとサカキの違いと特徴

葉の特徴

葉の形やつき方は、最初の写真をご覧ください。形は両者とも楕円形状で枝に互生し、先が尖っています。

サカキは、葉は枝全体に平面状に互生します。平面状なため、玉串としておいた時安定しておくことできます。シキミは、枝の先端に集まって付きます。

また、サカキの春先の若葉は、つぎの写真のように、枝先で巻いて鎌状になって尖っています。

サカキの枝先の尖り
サカキの枝先の尖り

花の特徴

サカキの花期は、6~7月。花は、下のように咲きます。サカキは、枝の基部に2~3個集まって下向きにつきます。

シキミの花期は、3~4月。花は、花弁が10~20個で、黄白色。雄しべは20個ほどつきます。

サカキの花言葉は、「控えめな美点」、「揺るがない」、「神を尊ぶ」、シキミの花言葉は、「猛毒」。

その他の違い

上の他、次のような違いがあります。

サカキには毒性がありませんが、シキミは有毒です。シキミは有毒のため獣害を受けませんが、シキミは食べられます。

サカキは無臭ですが、シキミ葉や樹を切ると独特の匂いがします。この現象は、年を通じて変わらないので識別の確実な方法かと思います。可能であれば、葉を少しちぎって匂いを嗅げば確認できます。

以上の点をまとめると、下の表になります。

 サカキシキミ 
葉のつき方 枝全体に平面状枝先に集中
花期 6~7月3~4月
果実 黒い小さな実扁平な集合果
 におい  無臭独特の芳香
 毒性  無毒有毒
サカキとシキミの違い一覧

経験を積めば、一目で区別ができますが、はじめての場合は間違うかも知れません。子供の頃、祖父にサカキを採ってくるように言われて持っていくと、シキビだと笑われたことがあります。

仲間のヒサカキについて

なお、サカキは関東以北では分布していないため、仏事や玉串にヒサカキ(非榊)が用いられるとのことです。近畿地方では、お墓にヒサカキ(ビシャコ)が供えられる地域がありますね。

ヒサカキ
ヒサカキ

ヒサカキも常緑小高木で、黒い実を付けますが、葉に鋸歯がある点が特徴です。

日本人は、昔から植物を供えたり利用して神や仏を祀ってきました。そういう植物の特徴やなぜ使われてきたのかを詳しく書かれた本があります。

楢原纒著の「神々と植物」。お薦めです。

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