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つるで伸び、白く小さな花を咲かせるアカネ(茜)
2023/9/29
アカネは、8~10月に3~4mmほどの白く小さな花を花序で咲かせるアカネ科、ツル性多年草です。名前は根が赤いことに由来しますが、古くから茜染めに使われ、生薬としても利用されてきました。明るさを強調する ...
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紫の花がきれいなツリガネニンジン、ソバナとの違い
2023/9/20
ツリガネニンジン(釣鐘人参)は、夏から秋にキキョウやホタルブクロににた、釣鐘状できれいな紫いろの花をうつむきに咲かせるキキョウ科の多年草です。日本全土に自生し、よく群生します。ここでは、近縁種のソバナ ...
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地面を覆って広がり、たくさんの白い花を咲かせるヒメイワダレソウ(リッピア)
2023/9/13
ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)は、南アメリカ原産のクマツヅラ科イワダレソウ属の多年草で、地面を覆うように茎がのび、節で根をだして広がります。日本在来のイワダレソウの近縁種で、よくにた白く小さな唇形花を咲 ...
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花のころに葉が白くなる水辺の野草、ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
2023/9/13
夏の暑い時期に、水辺で涼し気に花を咲かせるハンゲショウは、東南アジアや日本の本州以南に自生する、ドクダミ科の落葉性多年草です。花の時期に葉を白くして昆虫を引き寄せると言われますが、人にも魅力的な花です ...
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鮮やかな青紫、リンドウ(竜胆)の花
2023/8/15
リンドウ(竜胆)は、8~11月ごろに、筒状の鮮やかな青紫の花を上向きに咲かせ、暑い夏には涼やかさを感じせてくれる多年草です。花には、花びらが開くササリンドウ系と、開かないエゾリンドウ系があり、品種改良 ...
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水面で咲くアサザ(浅沙、阿佐佐)の黄色い花
2023/9/30
アサザは、万葉の時代から親しまれてきた浮葉性の多年草です。本州から九州の沼や池などに自生し、5~9月ごろに、直径3~4cmほどの黄色く可愛い花を咲かせます。6枚の花びらの縁にフリルのような切れ込みがあ ...
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湿地で育つミソハギ(禊萩)のピンクの花
2023/7/15
ミソハギは湿地で育ち、6~8月ごろに、茎の先に穂状になってピンクの花を咲かせる多年草です。ハギ(萩)ににていて、お盆のお供え物を清めるためのミソギ(禊)に使われるため、ミソハギと命名されたといわれます ...
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小さく黄色い花が咲くクローバーの仲間、コメツブツメクサ(米粒詰草)
2023/6/9
コメツブツメクサ(米粒詰草)は、5~7月頃に直径7mmほどの小さな黄色い球状の花を咲かせる野草で、クローバーの仲間です。ヨーロッパから西アジア地方原産のマメ科シャジクソウ属の一年草で、日本では1930 ...
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芝生で咲くヒナギキョウ(雛桔梗)の薄紫の花
2023/6/3
ヒナギキョウは、4~9月ごろ、20~40cmほどの細長い茎の先に、直径10mmほどの薄紫の五弁の花をさかせます。オーストラリア、東南アジアや、日本の本州以南の日当たりのいい土地に自生するキキョウ科の多 ...
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春から初夏に咲くクリンソウ(九輪草)のピンクや白い花
2023/9/30
クリンソウ(九輪草)は、4月ごろから6月にかけて咲くサクラソウ科の多年草で、日本固有種です。北海道、本州、四国の山間部の湿気を帯びた土地に自生し、30~90cmほどの花茎の先端に、ピンクや白のハート形 ...
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葉の白い縁どりが初雪を思わせるハツユキソウ(初雪草)
2023/9/13
ハツユキソウは、きれいな葉がよく目立つトウダイグサ科の一年草です。小さい花が咲く7~10月ごろに、緑の葉の白い縁どりが初雪を連想させるのが名前の由来です。北アメリカ原産で、日本へは江戸時代末に渡来しま ...
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コリアンダー(パクチ、コエンドロ)の白い花
2023/7/3
コリアンダーは、5~7月ごろに、茎の先端に直径6mmほどの白い花を花序になってたくさん咲かせます。花の後には、3~4mmほどの球形の実をつけ、秋に茶色く熟します。南ヨーロッパ、地中海沿岸などが原産のセ ...
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白やピンクでたくさん咲く小さな花、カスミソウ(霞草)
2023/9/30
6月中ごろから、カスミソウ(霞草)の白やピンクの花が咲き出しました。地中海沿岸からアジアが原産のナデシコ科の一年草や多年草で、50cmほどに伸びた茎が枝分かれし、直径1cmほどのたくさんの花を咲かせ、 ...
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水辺で育つシュロガヤツリ(棕櫚蚊帳吊)
2023/4/10
シュロガヤツリは、マダガスカル原産のカヤツリグサ科の多年草で、水辺や湿気の多い場所で育ちます。花期は6~7月で、茎の先についた20本ほどの細長い苞葉の上に、花序で花を咲かせます。名前は、シュロのような ...
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パンジーで描かれたウサギの花絵
2023/4/10
2023年の干支はウサギ、桜井市の安部文珠院さんでは、昨年11月からウサギの「ジャンボ干支花絵」が公開されています。ご本尊が知恵の神様の文珠菩薩なので、受験生の合格祈願にもなっていており、多くのひとが ...
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キチジョウソウ(吉祥草)の白い花
2023/9/28
キチジョウソウは、8~11月ごろに、花序になって小さな白い花を咲かせます。中国や日本の関東以西に自生するキジカクシ科の常緑多年草で、名前は、「めったに花が咲かず、吉事があると咲く」という古い言い伝えに ...
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冬から春にピンクの花が咲くヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)
2023/9/28
ヒマラヤユキノシタは、地下の根茎から上に伸びた大きく革質の根生葉をつけ、その間から花茎を伸ばした花序に、ピンクや白いきれいな花をさかせます。ヒマラヤ地方原産のユキノシタ科の常緑性の多年草で、冬から春に ...
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大きな白い穂をつけるシロガネヨシ(白銀葦、バンパスグラス)
2022/12/28
シロガネヨシ(白銀葦、パンパスグラス)は、大きな白い穂をつける、ヨシ(葦)ににた多年草です。南米大陸などの草原(パンパス)に分布するイネ科シロガネヨシ属の植物で、大きな株になります。日本へは明治中期に ...
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秋から冬に咲くツワブキ(石蕗、艶蕗)の黄色い花
2022/12/3
ツワブキは、10~12月ごろに、長く伸びた花茎の先に、黄色い花をたくさん咲かせます。キク科の常緑多年草で、東北地方以南の海岸近くの岩場などに自生しますが、庭園でもよく植えられます。名前は、葉がフキにに ...
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鑑真和上ゆかりの白い花、瓊花(琼花 、ケイカ)
2023/4/30
瓊花(琼花、ケイカ)は、3mほどの高さの樹に、ガクアジサイのような白い花をたくさん咲かせ、いい香りを漂わせます。中国蘇州揚州市が原産で、隋の皇帝に愛されたといわれ、4月末ごろから5月にかけて開花し、唐 ...
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ブラジルヤシについた、たくさんの黄色い実
2023/3/9
1月のブラジルヤシに、黄色い実がたくさんついていました。ブラジルやアルゼンチンなどが原産で、まっすぐに伸びた太い幹の先に、2m近い長い羽状複葉をたくさんつけた南国情緒のする常緑小高木です。公園や街路樹 ...
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3月に咲くヤマモモ(山桃)の花
2023/4/10
公園のヤマモモの樹に、茶色っぽく小さな穂状の花序になって、たくさんの花が咲いています。雌雄異株なので、雌花と雄花は雌雄の樹によくにた花を咲かせます。花は、3~4月に咲き、つけた直径1.5~2cmの実は ...
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秋に赤い実をつけるソテツ(蘇鉄)
2023/4/10
ソテツは、光沢のある大きな羽状の葉をたくさんつけ、幹の先端に大きな花をさかせます。雌雄異株で、雌花には秋に赤い実をたくさんつけます。九州南部以南に自生するソテツ科の常緑低木ですが、本州に移植され、神社 ...
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道路沿いの壁面に生える常緑性ツル植物、オオイタビ(大崖石榴)
2023/4/10
道路沿いの壁面からオオイタビの枝が、勢いよく飛び出しています。冬にもきれいな緑いろを保ち、厚く光沢のある葉をつけるクワ科イチジク属の常緑低木で、雌雄異株です。壁面緑化のために植えられているようですが、 ...
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地面を這って伸びる針葉樹はアメリカハイネズ?
2023/9/28
道路沿いの広場に、匍匐性の常緑低木の樹が広がっています。北アメリカ西部原産のヒノキ科の匍匐性常緑低木のアメリカハイネズと思われ、その様子を書きました。名前は、アメリカ原産で、地を這うように育ち、葉がネ ...
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冬の枝に残るハクサンボク(白山木)の赤い実
2023/4/10
ハクサンボクは、伊豆半島、伊豆諸島、山口県、九州などに自生する常緑小高木の広葉樹です。3~5月ごろに枝のさきに花序になってたくさんの小さな花を咲かせ、つけた実は10~12月ごろに赤く熟くします。小さな ...
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初夏に白く咲き、秋に実がオレンジに熟す一重咲きのクチナシ(梔子)
2023/4/10
一重咲きのクチナシ(梔子)は、6~7月ごろに白い花を咲かせ、つけた実は10~11月ごろになるときれいなオレンジに熟します。いい香りの花を咲かせ、実は古墳時代から染色用色素として使われてきました。食品の ...
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夏に白い花が咲き、秋から冬に赤い実をつけるサネカズラ(実葛)
2023/4/10
サネカズラ(実葛)は、7~8月に白い花を咲かせ、秋から冬に実が赤く熟します。名前は、実(サネ)をつける葛(カズラ)であることに由来します。済州島、南西諸島、台湾や、日本の関東以西に自生するマツブサ科サ ...
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葉が硬貨のような多肉植物、カネノナルキ(金のなる木)
2023/1/18
カネノナルキ(金のなる木)は、葉が多肉質で厚みがあり、卵のような形をしていて、硬貨にていることからこの名前がつけられました。花は1cmほどの星形で、いろは薄いピンクで、11月~2月ごろまで咲きます。南 ...
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ケグワ(毛桑)の赤い実
2023/6/15
ケグワ(毛桑)は、和歌山県以西に分布するといわれるクワ科の落葉高木です。花は葉が出るのと同じ5月ごろに、円筒状の尾状花序になって咲き、つけた実は6月ごろに赤く熟します。名前は、若い枝、葉柄、葉の表裏に ...
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ピンクや白の蝶形花がきれいなハナズオウ(花蘇芳)
2023/4/17
ハナズオウ(花蘇芳)は、3~4月ごろに、ホウキ状の樹形の枝に鮮やかなピンクや白い蝶形花を密につける落葉低木です。日本へは、江戸時代中期に中国から渡来したマメ科ハナズオウ属で、庭木や公園樹などにされてい ...
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冬のユリノキ(百合の木)につく実や冬芽
2023/4/10
12月に見たユリノキ(百合の木)は、葉をすっかり落とし、ほとんどが種を落した殻をたくさんつけており、枝の先には冬芽も見られます。ハンテン(半纏)のような形の葉をつけ、5~6月にチューリップのような形の ...
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秋に紅葉し、黒い実をつけるツタ(蔦)
2022/12/28
ツタ(蔦)は、日本全土に自生する落葉性のツル性植物で、若葉や紅葉がきれいなため、建物の壁面などに這わせて育てられます。ツルから伸びた巻きヒゲの先に吸着盤をつけ、岩や樹などにしっかりとくっついて伸びます ...
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白く咲き、紅くかわるスイフヨウ(酔芙蓉)の花
2023/9/30
スイフヨウ(酔芙蓉)は、7~10月ごろに、あさ白く咲きその後紅に変化する、直径12cmほどの一日花を咲かせます。花のいろが変化するのが、酔ったひとの顔のようだとしてスイフヨウと名づけられました。フヨウ ...
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5~7月に咲くトウコマツナギ(唐駒繋)のピンクの花
2022/11/6
トウコマツナギ(唐駒繋)は、5~7月に、花序でピンクの蝶形花を咲かせます。中国原産のマメ科の落葉低木で、道路の法面緑化のために輸入されました。よくにた在来種のコマツナにくらべて、花や樹は大きくなります ...
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山地に自生するヤハズアジサイに咲く白い花と特徴のある葉
2022/11/6
ヤハズアジサイは、7~8月に、ガクアジサイのような両性花と装飾花の白い花を咲かせます。名前は、葉の形がヤハズ(弓の矢の端の部分)ににていることに由来します。紀伊半島、四国、九州中部以北の山地に分布する ...
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ガクアジサイのようなアマチャ(甘茶)の花
2022/11/6
アマチャは、葉を乾燥して発酵させることによって飲物の「甘茶」がつくられ、4月8日の「花まつり」などで使われます。ヤマアジサイの変種で、5~6月にガクアジサイによくにた花を咲かせます。主に、本州以南で園 ...
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5~6月に咲くハコネウツギ(箱根空木)の白、ピンクや赤い花
2022/10/15
ハコネウツギは、5~6月に漏斗状の花を咲かせ、はじめは白く咲き、ピンク、赤へと変化します。白と赤の花がつくのでゲンペイウツギとも呼ばれ、花言葉は「移り気」。幹が中空なのでウツギとついていますが、スイカ ...
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5月に咲くキリ(桐)の紫の花と、冬の花芽や実のようす
2022/11/6
キリは、5月に紫いろのたくさんの花を、30~50cmの花序で咲かせ、3~4cmの卵形の実をつけます。材は良質で、柔らかくて軽く、割れや狂いが少なくて湿気を通さないため、家具などに使われます。ここでは、 ...
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