ナンブアザミ(南部薊)の薄紫の花

2020年9月18日

アザミ

5月には、トゲがついた葉だけだったナンブアザミ(南部薊)ですが、8月になり、紫いろの花が咲き出しました。茎の先に花がさく頭状花序ですが、たくさんの筒状花で構成され、少し下向きかげんで咲いています。花言葉は、「独立」「報復」「厳格」など。

ナンブアザミ(南部薊)の薄紫の花

ナンブアザミの花

アザミの花

アザミの花

アザミは、キク科アザミ属の多年草です。

アザミというと、私は、葉の痛いトゲトゲを思い浮かべますが、花はきれいですね。      (^◎^) 

どこが花びらか、雄しべ、雌しべもわかりませんが、自然の造形美ですね。

アザミの蕾

アザミの蕾

花が咲く前のツボミはこんな感じです。ツボミの周りにも、葉のあちこちにも棘をつけていて、よほど用心深いんですね。

どのようにして、こんな装いをすることを身につけたんでしょうか? 

アザミは多くの種類があり、世界では250種類以上、日本では100種類以上あるそうです。

写真は、近くで撮ったものですが、ナンブアザミ(南部薊)と言われる種類のようです。

アザミは、その種類によって分布する場所が異なることが多いことや、花のつき方(上向き、下向き、大きさなど)、葉の特徴(大きい、小さいなど)、などによって見分けることができます。

Wikipedia アザミに上げられたアザミの名前と特徴を当てはめたところでは、ナンブアザミと思われます。

アザミの葉

アザミの葉

秋になって花が咲き始めましたが、5月にはトゲをつけた葉だけの状態でした。

中心部から出てくる新芽の柔らい部分は、食用として販売されているそうです。

有毒でなけれは、新芽の柔らかい部分は食べることは出来るんでしょうね。

写真の状態は背が低いのですが、山の中で高くなって葉を茂らせてくると体に触れるようになり、痛いので、通り道の近くにあるものは、切り倒すようにしています。

背が伸びたアザミ

背が伸びたアザミ

切られずに大きくなったアザミ(1.5m位にはなるんでしょうか)は、たくさんの花を付けますが、棘(トゲ)をつけた葉も半端なく多くなります。  "/(;-_-) 

こんなものが体にふれると、大きなけがはしないでしょうが、痛くてたまりません。

アザミのトゲ

アザミのトゲ

近くでみるとどうでしょう。

写真のように、葉の先が針のようにとがっています。ツボミの写真の棘のつき方とは違いますね。

葉全体は柔らかいのに、先をこんなに尖らせているのは、面白いですね。

このようなアザミですが、秋が深まると花が綿毛にかわります。

アザミの綿毛(10月中旬)

アザミの綿毛(10月中旬)

この綿毛についた種が風で運ばれて、増えていくんですね。

こんなアザミですが、スコットランドの国花になっているそうです。アザミの棘によって国が守られたことがあるためだそうです。

どんなことがあったのか、興味深いですね。 (゜-゜)!

全身に棘のあるアザミですが、鹿には食べられているように思われます。

というのも、防鹿用柵の中では育っていますが、柵の外では見かけないためです。

恐らく、新芽の柔らかい部分を鹿に食べられるので、成長できないのではないかと思っています。(観察に誤りがあった場合、訂正します。ご理解ください。)

ナンブアザミ(南部薊)の基本情報・花言葉

ナンブアザミは、本州中部以北の山地や草原などの分布する、キク科アザミ属の多年草です。

花期は8~10月で、少し下向いてつきます。茎の先に花が咲く頭状花序で、筒状花たけで構成されてます。花の色は紫いろです。

春に伸びた根性葉(コンシュツヨウ)は、花期には枯れます。茎葉(ケイヨウ)には、鋭いトゲがつきます。

アザミの花言葉は、「独立」「報復」「厳格」「触れないで」。

おわりに

近くに生えているナンブアザミと思われるアザミに、花が咲きました。綺麗な花を咲かせ、全身に棘をつけて守っていますが、鹿などには食べられているように思われます。動物と植物も知恵を凝らして生きているように思えます。

 

参照サイト

Wikipedia アザミ ナンブアザミ

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