クズ(葛)の花

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多年草 草本 蔓性植物

クズ(葛)は秋の七種(ナナクサ)で、紅紫色の花をつけます

2020年9月17日

クズ(葛)は秋の七種(ナナクサ)の一つで、8~9月ごろに紅紫色の花序で花を咲かせるメ科クズ属のつる性多年草です。根に含まれるデンプンから作られるくず粉は、料理や漢方薬などに利用されますが、繁殖力が強く、海外では侵略的外来種に指定されています。

クズ(葛)は秋の七種(ナナクサ)で、紅紫色の花をつけます

クズ(葛)の紅紫の花とツル

クズの蔓(ツル)と花

クズの蔓(ツル)と紅紫の花

クズは日本全国に分布するつる性の多年草で、空き地や道路の土手などで、よくみかけます。

花は8~9月ころに、総状花序で上向きにつきます。個々の花は、紅紫いろの蝶形花になります。

花は蔓の中に隠れていることが多いので、近くでみる機会は少ないのですが、きれいなで、いい匂いがします。

クズ(葛)の花は、山上億良によって万葉集において、秋の七種一つとして、次のように歌われています。

萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花また藤袴 朝貌(あさがお)の花 (⌒_⌒)

この歌によって、秋の七種が決まったというわけですね。このブログでは、ハギ(萩)、オバナ(尾花)、キキョウ(桔梗)について書いていますので、関連投稿をご覧ください。

クズは、蔓に細かい毛が生えおり、長さが10m以上に伸びる野生的で、繁殖力の旺盛な植物です

繊維質が丈夫なため、古代では布を作り、衣服にして利用されたようです。

クズの葉

クズの葉

葉は長い葉柄をもった三出複葉で、互生しますが、葉の裏側には白い毛が密に生えています。

クズが成長して蔓が伸びると、つぎの写真のように。周辺の草木はたくさんの葉で覆われているのをよく見かけます。

空き地で樹に巻き付いたクズ

空き地の樹に巻き付いたクズ

 

電柱の支線に巻き付いたクズ

電柱の支線に巻き付いたクズ

このような風景を、良くみかけることがあるのではないでしょうか。

樹やフェンスなどに巻き付いていて、切ってもすぐに伸びてくるので、なかなか取り除くことができず、やっかいです。ヽ('ー`)ノ 

クズ(葛)の根の利用

クズの根は長芋のように長細く、長さは1.5mほど、直径20cmほどの大きさまで成長すると言われます。

クズの根

クズの根

そして、この根にはデンプンが多く含まれており、葛粉(クズコ)として使われてきました。

冬季に掘り起こした根を砕いて繊維を取り除いたものが、葛粉(クズコ)になります。

葛粉(クズコ)

葛粉(クズコ)

写真は、我が家で買った葛粉です。

葛粉を湯に溶かしたものを、葛湯と呼び、そのまま食べたり、料理や和菓子などでも利用されます。 (^.^) 

また、根は葛根と呼ばれ、風邪薬にされていることは、ご存じのとおりです。

クズは、以上のように有用な植物ですが、繁殖力が強いため、他の植物を駆逐する場合があります。

このため、アメリカでは侵略的外来種に指定され、駆除されているようです。

クズ(葛)の基本情報・花言葉

クズは、東南アジア、中国、朝鮮半島や、日本全国に分布するつる性の多年草で、空き地や道路の土手などで、よくみかけます。

学名は、 Pueraria montana var. lobata。

英名は、kudzu。

花は8~9月ごろに、総状花序で上向きにつきます。個々の花は、紺紫いろの蝶形花になり、いい香りがします

花の後には、褐色の剛毛におおわれた枝豆のような、長さ15cmほどの扁平な豆果をつけます。

葉は大きな三出複葉で、長い葉柄を持って互生します。小葉は直径15cmほどの菱形状の円形で、中裂することがありますが、草質で幅広く大きくなります。また、葉の裏面は白い毛が密生し、白っぽく見えます。

地面を這うツルは、他のものに巻きつきながら10m以上に伸び、褐色の細かい毛が生えます。

さらに、根もとは木質化し、地下の根は肥大して長芋状の塊根となり、長さは1.5m、径は20cmに達します。

繊維質が丈夫なため、古代から布を作り、衣服にして利用されたようですが、葛粉としても、料理に使われたり葛根と呼ばれる生薬として利用されてきました。

ただ、繁殖力が強いため、海外では「世界の侵略的外来種ワースト100」に入れられています。 (;_・)

葛の花言葉「活力」、「芯の強さ」、「治癒」、「思慮深い」、「根気」、「努力」、「恋のため息」

9月12日の誕生花です

おわりに

クズ(葛)は、古代から日本人に親しまれ、利用されてきました。

ところが、いまは繁殖力が旺盛なことが災いして、厄介者になっています。

時代によって、評価は大きく変ったようですね。

参照サイト

Wikipedia クズ 世界の侵略的外来種ワースト100

はなたま

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