ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)に、黄色い花が咲いています。オトギリソウ科の半落葉低木ですが、よくにた花を咲かせる樹にキンシバイ(金糸梅)があります。ビヨウヤナギは、半落葉性で葉が十字対生でつきますが、キンシバイは、半常緑低木で葉は対生します。
<目次>
ビヨウヤナギ、キンシバイとの違い
ビヨウヤナギの黄色い花


たくさん咲いた金糸梅
近所の庭にこの花が咲いていたので、撮らせてもらいました。
名前は、ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)とのことでした。恥ずかしながら、この花を知りませんでした。
樹の高さは、1mほどで小さめです。
花は5cmくらいの大きさで、5枚の花弁の中にたくさんの雄しべが長くのびています。
枝の先が少し下がっていて、ヤナギの葉に似ていることからビヨウヤナギ(美容柳)と名付けられたとのことです。
寒いころは、黄色い花が多かったのですが、
いまは、サルスベリ(ピンクや白)、ユリ(白や赤)、キキョウ(紫や白)など、
いろんな色の花がさいています。
そんな中で、ビヨウヤナギは、黄色で頑張っているようです。
この写真のように、枝がたくさん出ていて、それぞれの枝の先に複数の花をさかせています。


たくさん枝と花
たくさんの枝には、先が細い楕円形の葉が対になってついていますが、葉の付き方が上と下で90°違う十字対生になっています。
葉のみどりと、花のきいろのコントラストが、美しさを引き立てています。


ビヨウヤナギのつぼみ
樹には、つぼみもたくさんついていて、梅雨があけても花をさかせ続けるようです。
ビヨウヤナギとキンシバイの違い
ビヨウヤナギとキンシバイ違いを調べた結果をまとめてみました。
ビヨウヤナギ | キンシバイ | |
---|---|---|
葉の付き方 | 十字対生 | 対生 |
雄しべの長さ | 長く伸びる | 短い |
ビヨウヤナギとキンシバイは、どちらも半落葉低木のようです。
両者で、雄しべの長さが違いますが、葉の付き方で見分けるのが、はっきりすると思われます。
ビヨウヤナギの育て方
キンシバイを植える場所は、
日当たりが良く水はけのいいところで、
広めの場所を確保することが大切です。
また、花をよくさかせるためには、日当たりがよいことが必要です。
そして、株立でひろがって増えるので場所の確保が必要になります。
移植時期は、3~4月下旬、9月下旬~10月。
剪定は、3月。
大きくしたくない場合は、3月に根元から20~30cmの所で切り戻しても問題ありません。
増やし方は、5~6月ころに挿し木でふやせます。
(みんなの趣味の園芸 ビヨウヤナギより)
ビヨウヤナギの基本情報・花言葉
ビヨウヤナギは、中国原産で約300年前に伝来したオトギリソウ科オトギリソウ属の半落葉低木です。
枝先がやや垂れ下がり、葉がヤナギに似ているので、ビヨウヤナギと呼ばれるようになったといわれます。
花期は5~7月です。花の直径は5cmくらいで、5枚の黄いろい花びらをつけ、たくさんの長い雄しべを持っています。
葉は、
ビヨウヤナギの花言葉は、「気高さ」、「多感」で、6月23日、6月26日の誕生花です。
参照サイト
みんなの趣味の園芸 ビヨウヤナギ
HORTI キンシバイ
花言葉-由来 ビヨウヤナギ
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