11月が近づき、半日陰の石垣のミヤマフユイチゴ(深山冬苺)とヤブコウジ(藪柑子)の実が赤く色ずいています。ミヤマフユイチゴは小さなツブツブがきれいで、食べることもできます。ヤブコウジ(別名:十両)は7mmほどの小さな実を数個つけ、鑑賞用に楽しめます。
ミヤマフユイチゴ、ヤブコウジの赤い実
ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)

ミヤマフユイチゴの実
近くの石垣に生えたミヤマフユイチゴに、今年も、赤くてきれいな実がついています。例年は、あちこちで実をつけているんですが、今年はなぜか、あまりみかけません。
子供のころは、生える場所を覚えていて、よく食べたことを思いだします。種が大きく、数も少ないので、いまは、食べることもありませんが、見かけると心を和ませてくれます。食べるよりも、飾りとしての価値があるかもしれません。 (⌒ー⌒)

ミヤマフユイチゴの花
ミャマフユイチゴの花は、9~10月ころに咲きます。そして、5枚の花弁をつける白くて小さな花ですが、黄色い雄しべをつけて、綺麗な花です。石垣では草に隠れているので、気をつけていないと見逃してしまいます。
ミヤマフユイチゴは関東以西に分布する、バラ科イチゴ属の常緑匍匐性の小低木です。花期は9~11月で、11~1月ころに実が赤く熟します。木苺として、食用になります。多くの木苺は夏に熟しますが、ミヤマフユイチゴは、冬に実をつけます。
ミヤマフユイチゴ(深山冬苺)の花言葉は「あの日を思い出す」で、11月30日の誕生花です。
ヤブコウジ(藪柑子)

ヤブコウジの実
ヤブコウジ(別名:十両)の実も赤くなってきました。
暮れ近くなると、ホームセンターなどで、販売されますね。こちらは、石垣に生えてきた、自然のヤブコウジです。小さな実ですが、小さなリンゴのような形で、草が枯れてきたいまは、目立ってきました。

うっすらと赤いヤブコウジ
こちらは、まだ緑が強く、これから赤くなろうとしているものです。写真のように、石垣にはマメズタやテイカカズラなども生えていて、賑やかです。
この石垣は、あまり草を抜かず、大きな草を刈るだけなので、このようにほぼ自然に近い状態になっています。

ヤブコジの花
ヤブコウジの花は、7月から8月に咲きます。
花の大きさは6~8mmで、複数個かたまって下向きにつきます。この写真では、1つの花が咲いていますが、4個は実をつけ始めているようです。
ヤブコウジは十両とも呼ばれ、千両や万両などとともに、冬に綺麗な実をつけて、冬を賑わせてくれる植物ですね。 (^-^ )
ヤブコウジは、北海道南部以南の日本全土に分布するサクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木です。常緑の草状の低木で、細くて長い地下茎が横に伸び、先が直立します。草丈は10~30cm。花期は7~8月で、6~8mmの薄く赤い花を咲かせます。実は5~6mmで、10~11月に赤く熟し、鑑賞用の栽培種が販売されています。
ヤブコウジの花言葉は「明日への幸福」で、12月30日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia フユイチゴ ヤブコウジ センリョウ マンリョウ
関連投稿
-
-
マンリョウ(万両)の赤・白の実とセンリョウ(千両)
マンリョウ(万両)には赤い実がつくものと、白い実のものがあります。庭に白、近くの野に赤のマンリョウがあるので、紅白でそろえたいと思っています。センリョウ(千両)は、赤い実と黄色い実がつく種類があり、切 ...
続きを見る