ヒイラギモクセイ

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ヒイラギモクセイ(柊木犀)、ギンモクセイ・ヒイラギとの違い

2020年10月16日

ヒイラギモクセイ(柊木犀)は、モクセイ科の常緑小高木で雌雄異株です。ヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられ、ギンモクセイによくにた花を咲かせます。ヒイラギ、ギンモクセイとの違いについてもまとめました。

ヒイラギモクセイ(柊木犀)、ギンモクセイ・ヒイラギとの違い

ヒイラギモクセイとヒイラギの花と葉

ヒイラギモクセイの樹

ヒイラギモクセイの樹


先日、近くの野で白い花がたくさん咲いているのを見かけました。最初は遠目だったこともあり、ヒイラギかと思ったのですが、時期的に少し早いのではないかと思い、詳しく調べてみました。 

その結果、ヒイラギモクセイらしいことがわかりました。σ(^_^;

ヒイラギモクセイの白い花

ヒイラギモクセイの白い花


近づいて見ると、枝に白い花が間隔を置いて集まってついていることはわかりますが、すでに、白い小さな花がたくさん落ちていました。樹の下に近づいて見たところ、つぎの写真ような、花と葉でした。

ヒイラギモクセイの花と葉

ヒイラギモクセイの花と葉


ヒイラギモクセイの花は遠方から見たように、小さな花がほぼ一定の間隔でかたまってついています。

また、葉はヒイラギに較べて大きめで、鋸歯が見られますが、ヒイラギの方が鋭いようです。

良くにた品種に、ギンモクセイヒイラギがありますが、それぞれの特徴は次のようになります。

  • ギンモクセイの葉は、丸みをおびていて鋸歯が小さい。
  • ヒイラギの葉は、若い樹には鋭い鋸歯が2~5対と少ない数でつきますが、成木になると全縁のものが多くなります。

上の写真では、葉全体にたくさんの鋸歯がついており、ギンモクセイでもヒイラギでもないことがわかります

つぎの写真は、ヒイラギモクセイとヒイラギを較べたものです。

ヒイラギモクセイとヒイラギの葉(表面)

ヒイラギモクセイとヒイラギの葉(表面)

 

 

ヒイラギモクセイとヒイラギの葉(裏面)

ヒイラギモクセイとヒイラギの葉(裏面)


左がヒイラギモクセイ、右がヒイラギの葉です。

両者とも、表面は光沢がありますが、裏面は光沢がありません。

また、ヒイラギモクセイは、ヒイラギに較べて、葉が大きく、小さな鋸歯がたくさんついていますが、ヒイラギの方が鋭くとがっています。

もう少し花を見てみましょう。

ヒイラギモクセイの花

ヒイラギモクセイの花


ヒイラギモクセイの花は、花弁は4枚に分かれており、2本の雄しべがついています。また、花の中心には退化した雌しべがついていますが、実はなりません。

小さい花がたくさん集まって咲いていて、可愛いいですね。


ヒイラギモクセイの幹

ヒイラギモクセイの幹


この樹は、直径20cmくらいでしょうか、白っぽい樹皮をしています。樹高は5m程でしょうか。

当初は、ギンモクセイかと思ったのですが、ヒイラギモクセイと思われます。*´ー`) 

ヒイラギモクセイ、ギンモクセイ、ヒイラギの違い

以上に書いてきたことから、それぞれの違いを、一覧表にまとめました。

ヒイラギモクセイ、ギンモクセイ、ヒイラギの違い
  ヒイラギモクセイ     ギンモクセイ ヒイラギ
花期(月) 10 9~10 10月
花の大きさ(mm) 8~10 5
葉の大きさ(cm) 4~9 5~15 3~7
鋸歯の数 8~10対 細かく粗い鋸歯 2~5対(成木は無くなる)
つけない 1~1.5(cm) 1.2~1.5(cm)

 

ヒイラギモクセイ(柊木犀)の基本情報・花言葉

ヒイラギモクセイ(柊木犀)は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。

ヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられており、名前もこのことに由来します。

学名は、Osmanthus × fortunei。

花期は10月で、花の大きさは8~10mm、花びらは白く4枚です。雌雄異株ですが、日本では雄株だけ生えており、結実しないとのことです。このため、増やすためには、取り木などにります。

葉は長さ4~9cm、楕円形で先が尖り、7~10mmの葉柄があって対生します。葉の形と大きさはキンモクセイに似ており、葉の周辺が棘がついている性質はヒイラギから受け継いでいると言われます。

樹高は4~7mで、生垣などによく利用されているようです。

ヒイラギモクセイの花言葉は「ためらい」、「あの日を思い出す」で、10月14日、11月21日の誕生花です。

おわりに

偶然近くの野でヒイラギモクセイを見つけました。

最初はヒイラギかと思ったのですが開花時期が早く、またギンモクセイとは葉の鋸歯の構成が違うようなので、ヒイラギモクセイだろうということに落ち着きました。

樹には、近縁種や雑種を持つことがよくがあり、同定に手こずることをよく経験します。

間違わないよう注意しなければなりません。

参照サイト・書籍

Wikipedia ヒイラギモクセイ モクセイ

めいの気まぐれ植物図鑑 ヒイラギモクセイ

高橋秀男校閲 池田書店 「葉っぱ・花・樹皮でわかる 樹木図鑑

 

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