2月末になり、鳥などに食べられ、木の実も少なくなりました。身近に見る、センダンの白い実、イイギリやクロガネモチ、ピラカンサなどの赤い実などは、すっかりなくなりましたが、なぜか、マンリョウ、ナンテンなど、まだ残っているものも見られます。
2月末の木の実 ~鳥に食べられたもの、残っているもの~
鳥が食べた樹の実
センダン
1月末に、実がたくさんついたセンダンの樹を見つけて、記事に書きました。その時の写真が左になります。
ところが、先日(2月中旬)通りかかると、驚いたことに実がすべてなくなっていました。この時の写真が右になります。
実が一度に落下することはないと思うので、鳥や動物に食べられたのだろうと思います。
猿が来て食べた可能性もあるのですが、おそらくヒヨドリやカラスのような大きな鳥が来てたべたのだろうと思います。
鳥にとってはいい餌になり、種が散布されてどこかで発芽するんでしょう。
センダンの実は有毒ですが、鳥は平気で食べるようです。
実の大きさは、長さ19mm 幅13mmと少し大きいので、小さいが食べるのは無理だろうと思われます。
センダンの実についての詳細は、こちらの記事に書いています。
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イイギリ
きれいな赤い色でナンテンのような実のイイギリ(別名ナンテンギリ)も、先日みるとほとんどなくなっていました。
この樹は、年によってたくさんの実をつけていたり、まったく実がつかないこともあるのですが、今年はたくさんついていました。
葉を落した樹の枝に、よく目立つ色でぶら下がっていて綺麗でしたが、ほとんどなくなったようです。こちらも鳥が食べたのでしょうか。
この樹は、あちこちに生えていますが、どの樹も少なくなってきているようです。自然に落下したものもあるかもしれませんが、鳥が見逃すことはないのだろうと思います。
実の大きさは5~10mmで、毒性はないようなので、小型の鳥も食べに来るかもしれません。
イイギリについても、記事にしていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
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クロガネモチ
こちらは、我が家のクロガネモチです。
1月末ごろまでは、赤い実をつけていましたが、2月中旬にはすっかりなくなっていました。
樹の下には、外皮がとれた中の白い実や、糞などが落ちていました。
鳥たちは、食べごろになるまで待っていて、美味しいころになると一気に食べるようです。
これは、野菜を食べにくる猿も同じです。やはり美味しいものが食べたいというのは、どの生き物(人間も)にとっても同じようです。
我が家のクロガネモチの実はなくなりましたが、街路樹のクロガネモチはまだ残っているものも見られます。
熟し方が不足しているのか、クルマの行き来を警戒しているのかわかりませんが、樹によって食べられ方に差があるようです。
クロガネモチについての詳細は、こちらもご覧ください。
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ピラカンサ
ピラカンサは、実をつけるのが早いためか、昨年には食べられていたようです。
こちらは、以前、ヒヨドリが食べているところを動画でとり記事にしました。
樹に残っている実
マンリョウ、ナンテン
多くの実が食べられているようですが、マンリョウやナンテンの実はまだ残っています。
いずれ食べられるのかと思いますが、マンリョウの実は今も光沢があってきれいです。
実が葉の下につくので、センリョウにくらべて食べられにくいと聞いたことがありますが、どうなんでしょう。
庭のナンテンの実も、残っています。実は、ナンテンの実は猿も食べに来るので、暮れに多くをとってしまったのですが、少し残しておいたものが、光沢がなくなってついています。近くのお宅のナンテンも、残っているのを見かけます。
ナンテンの樹の下には、アオキなどの実生が生えることがあり、鳥によって散布されたものだろうと思います。
これは、ナンテンの実を食べに来た鳥によって落とされたものだろうと思われます。
なお、シロヤマブキの黒い実も、遅くまで残っていることが多いと言われます。
マンリョウとナンテンの詳細については、つぎの記事もご覧ください。
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