春は常緑広葉樹も新芽を出し、きれいな姿を見せてくれます。世代交代を象徴するユズリハ、実から油をとったと聞くシロダモ、有毒ですが綺麗な花が咲くアセビの新緑の様子を撮ってみました。それぞれの姿は、人を楽しませてくれます。
常緑広葉樹の新緑
ユズリハ
ユズリハは、樹によって葉の色が違うようです。
上の写真では、新しく出た葉は、肉厚でふっくりとして、赤みをおびています。
花ではないですが、きれいですね。
ユズリハは近くの山でに生えていて、
中には10mくらいに育ったものもみられます。
古い葉は濃い緑、新しい葉は黄緑で、違いがよくわかります。
時間がたつと、古い葉が落ちて、葉入れ替わります。名前の由来ですね。
ユズリハは、正月の飾りにも使われ、縁起のいい樹と言われます。
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正月飾りに使われる縁起のいいユズリハ(楪、譲葉)
ユズリハ(楪、譲葉)は、福島県以南で自生するユズリハ科の常緑高木で雌雄異株です。新芽が出た後、譲るように古い葉が落ちるため、家が代々続くことを象徴する縁起のいい植物として正月の鏡餅や門松に使われます。 ...
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ユズリハの花言葉は、「若返り」、「世代交代」、「譲渡」。
シロダモ
このような葉の付き方なので、一目でシロダモとわかります。(^_^)
楽しい樹だと思いますが、どうでしょう。
シロダモが、秋につける赤い実も楽しみです。
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春に茶色い葉をだし、秋に黄色い花と赤い実をつけるシロダモ
シロダモは、春に茶色く垂れ下がった新緑をつける雌雄異株の常緑樹で、10~11月に黄褐色の花を咲かせ、雌の樹には翌年の秋に赤い実をつけます。実に油を含むため、昔は蝋燭の原料にされました。日本では宮城県や ...
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花言葉はつけられていないのでしょうか、見かけません。
アセビ
アセビは、きれいな釣鐘状の花が終わった後で、
葉が赤く染まりきれいです。
春に、葉が赤く色ずく樹は各種あるのだろうと思いますが、
アセビは、花の後に、また葉が変化するので長く楽しませてくれます。
樹全体が赤くなる姿に元気をもらいますが、
この赤も、時間がたつとやがて緑に戻ります。
春は、目まぐるしく変化する時期でもあるようですね。
先日まで、咲いていたズランににた釣鐘状の花もきれいでした。
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冬から春に咲くアセビ(馬酔木)の壺形の花
アセビ(馬酔木)の花期は2~4月で、ドウダンツツジの花のような壺形で、白やピンクの花を枝に総状にたくさんつけます。本州から九州に自生するツツジ科の常緑低木広葉樹で有毒植物ですが、庭木、公園樹に植えられ ...
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アセビの花言葉は、「犠牲」、「献身」、「あなたと二人で旅をしましょう」。
おわりに
先日、落葉樹の新緑の様子を記事にしましたが、
今回は常緑広葉樹について取り上げました。
今年も、きれいな姿が見られました。
個々の樹々の新緑が、山全体をきれいな色に染めているんですね。(^_^)
落葉時の新緑については、先日書きました。ご覧いただければ幸いです。
参照サイト
花言葉事典 ユズリハ
花言葉-由来 アセビ