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4月に新芽を出したオニグルミ(鬼胡桃)が、6月に実をつけました

2020年5月25日

鬼クルミ

寒い冬を冬芽で過ごし、暖かくなってきた3月に新芽を出したオニグルミ(鬼胡桃)ですが、この間花が咲いたと思っていたところ、6月にはかわいい実がたくさんつきました。ここでは、3月の新芽の頃から、6月に実をつけるまでの変化の様子を追ってみました。

オニグルミ

オニグルミについて

冒頭の写真は、6月に着いた、オニグルミの実です。

まだ実をつけて間がないので、可愛い実ですが、たくさんついています。

別の枝にもついていますが、まだ少なくこれからのようです。

 

このクルミの樹には、毎年沢山実をつけます。調べたことろでは、オニグルミのようです。

8月頃には大くなりますが、そのうちに、何者かに食べられ、全部無くなってしまいます。

 

猿が食べるのではないかと思っていたのですが、

森と水の郷あきた 樹木シリーズ24オニグルミ」によると、クマ、リス、ネズミなども食べるようです。

 

ここでは、春早くから、実をつけるまでの新芽や花の様子を見てみました。

4月に新芽を出すオニグルミ

枝先-3月24日
枝先-3月24日

3月になると、冬芽が次第に膨らんできたようです。

暖かくなるのを、いまか今かと思いながら待っているように思えます。

枝の一番先についている冬芽は雌花序、その下についている緑の突起は雄花序の冬芽のようです。

 

近いづいて見ると、

拡大した枝先-3月24日
拡大した枝先-3月24日

こんな感じです。

 

3月24日の状態は、冬芽から芽が膨らんできた段階と呼べばいいのでしょうか。

少しずつ暖かくなってきて、

特に先端の雌花序が咲き、実をつける芽は、はちきれそうです。

 

4月になると、大きく変化しました。

先端部の変化-4月11日
先端部の変化-4月11日

先端の雌花序がつく部分が大きく伸びてきました。まるで爆発が始まったような感じで、強いエネルギーを感じます。

一方、その下の雄花序のツボミは、まだ変化はないようです。

 

その約1週間後には、

先端部の変化-4月19日
先端部の変化-4月19日

このように変化しました。

恐らく、日ごとに変化していて、雌花序がつく先端部も上に伸び、葉も出てきたようです。

先端から少し下がったところから伸びている粒々状のツボミも、垂れ下がってきているように見えます。

 

花が咲き始めたオニグルミ

葉と花序の形成-4月25日
葉と花序の形成-4月25日

葉が増えるとともに、しだいに伸びて赤みを帯びていた葉が、緑に変化してきました。

葉は、これからはどんどん大きくなり、光合成が盛んに行われるようになります。

 

花序をつけたオニグルミ

花序の形成-5月5日
花序の形成-5月5日

少し目を離した隙に、立派な雄花の花序がついていました。

雌花は、最初の写真のように、葉の上につきます。最初の写真をご覧ください。

 

6月につけたオニグルミの実

実をつけたオニグルミ

実をつけたオニグルミ

 

下の写真は、以前とった8月のクルミの実です。

クルミの実は、時間をかけて大きくなりますが、奇数羽状複葉の葉も大きく伸びています。

 

8月のクルミの実
8月のクルミの実

今年は、動物に食べられる前に少しいただきたいものです。

 

春のオニグルミの新芽の様子、いかがだったでしょうか。

力強い発芽を見ていると、元気づけられる思いがします。

 

オニグルミの基本情報・花言葉

オニグルミは、落葉高木で九州から北海道まで分布し、雌雄同株で、雌雄異花。

実は縄文時代から食べられていたと考えられています。

また、油分とタンパク質を多く含む他、血液サラサラ効果、心臓疾患、幼児脳神経発達促進、

アルツハイマー、うつ病などに効果があるとされています。

 

オニグルミの言葉は、「あなたに夢中」。

 

参照サイト

Wikipedia オニグルミ

花図鑑 鬼胡桃(オニグルミ)

 

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