黒い小さな実がついたユズリハ

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正月飾りに使われるユズリハの黒い実

2020年5月26日

ユズリハの葉は、新芽が出ると古葉が落ちて入れ替わるため、世代交代がうまくいく象徴され、正月飾りにも使われる縁起のいい樹です。秋に黒い実をつけて自生しますが、有毒植物なので鹿などによる食害を受けることが少ないため、山でよく繁殖しています。

正月飾りに使われるユズリハは黒い実をつけます

ユズリハの黒い実

黒い小さな実がついたユズリハ

黒い小さな実がついたユズリハ


ユズリハは、雌雄異株の常緑高木なのですが、この樹は、雌の樹のようで、たくさんの黒い実がついています。

普通、樹木は実を付けるまではある程度の年数を要します。

この樹が何年たっているかはわかりませんが、10mほどの高さになっており、かなりの年数が立っているのだろうと思います。

この樹は、3年ほど前から実をつけるようになりました。この実は発芽しやすいようで、林地でよく増えています

ユズリハの毒性と繁殖

10mに育ったユズリハ

10mに育ったユズリハ


ユズリハは、有毒なアルカロイドを含むため動物に敬遠されます

 

ほとんどのもの食べる鹿も、苦手のようで、ユズリハはあまり食べないようです。

 

また、ユズリハは、日陰でもよく育つので、人工林の下でも、

どんどん繁殖しているのが見られます。

林地で繁殖したユズリハ

林地で繁殖したユズリハ


上の写真は、近くの人工林で繁殖しているユズリハです。

近くに大きなユズリハの樹があるので、種がまかれ、発芽し育ってきたようです。

 

有毒なので、鹿もあまり食べないようなのですが、

ただ、冬の食べるものがほとんどない時期に、たまに幼木の葉や幹の皮を食べられ、

枯れたようになったユズリハを見かけることがあります。

葉や幹を食べられたユズリハ

葉や幹を食べられたユズリハ


この写真の幼木は、食べられて一時は枯れたような状態になっていましたが、

下の写真のように、新しい枝葉が出てきています。

葉がでてきたユズリハ

葉がでてきたユズリハ

このように食べられるユズリハはそれほど多くはないのですが、時々見かけます。

このようになったシキミも、見ることがありますが、馬酔木については、見たことはありません。

鹿も食べ物が無くなると落ち葉も食べると聞いたことがありますが、

有毒な植物まで食べるのは、命がけの行動をしているようです。

一方のユズリハも、一旦枯れたような状態になっても、残った根が頑張って生き返ったようです。

自然界の厳しさと、それに対応するしたたかさに感心します。人間も、学ぶ点があるように思います。

余談が長くなりましたが、ユズリハは有毒物質をふくんでいるため、

鹿にもほとんど食べられず、耐陰性も強いこともあって、広く繁殖しているようです

ユズリハの基本情報・花言葉

ユズリハは、中国、韓国、日本の福島県以西に自生する、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。

ユズリハの名前は、春に若葉が出ると古い葉は落下して入れ替わることから「譲葉(ユズリハ)」となったと言われます。

このことが、世代交代がうまくいくことの象徴とされ、縁起がいいとして、正月の鏡餅や門松の飾りに使われたり、庭木としても植えられます

仲間に、ヒメユズリハがあります。

ユズリハと同じ、雌雄異株の常緑高木ですが、ユズリハより葉などは小さくなるようです。

当地では、ユズリハを正月菜と言って食用にされたことがあるようです。

今でも、春の新芽が出るころに、食べる人もおられるようです。

昭和55年発行:林宏著:「吉野の民族誌」には、調理の仕方が載っています。

ユズリハの花言葉は、「若返り」、「世代交代」、「譲渡」。

参照サイト

Wikipedia ユズリハ

農研機構 ユズリハ

花言葉事典 ユズリハ

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