山のあちこちのトチノキに花が咲いています。トチノキは落葉広葉樹で、谷沿いなどの水気の多いところで良く育ちます。この時期、特徴のある花を咲かせ、ハチなどの昆虫が蜜を吸いに集まります。
<目次>
遠くから見たトチノキの花
このトチノキは、里山近くに生えていますが、毎年のようにたくさんの実を付けます。トチノキは良く見かけますが、よく実を付ける樹とあまりつけない樹があるようです。
このように白くて大きな花が咲くので、遠くから見ても良くわかります。この時期に、花が咲いている樹を見つけておけば、栃の実を拾うことが出来る場所を特定できます。
昨日、雑木山で見かけたトチノキを撮ってみました。以下、遠目からと、拡大した写真を掲載しました。
下の写真は、林道から谷底近くに咲くトチノキの花を撮ったものです。赤い円の中の白い点々が花です。
特徴のある姿なので、遠目からでも良く分かります。この時期に、この花をみて歩くのは楽しみでもあります。
拡大写真でみると、水が流れている近くに生えていることがわかります。今年も、9月過ぎ頃にたくさんの実をつけることでしょう。
周囲が雑木に囲まれていて、まさに多種類の樹々が共存した森だと思いますが、上の写真と同じ場所から撮ったものです。
毎年実を落とすので、自然生えで増えているのだと思います。現に、林道沿いにも、まだ実を付けない10年~30年を経過した樹を見かけることがあります。
近くで見たトチノキの花
近づいてみた花の様子です。神社の巫女さんが踊りで使う鈴を連想あいますが、花が終わった後に実を付けます。
花はたくさん付きますが、実はところどころに着くだけで、すべてに実が生るわけではありません。
また、トチノキの実は、猿には食べられませんが、落ちた実は鹿の食料になります。アクが強いのですが、鹿の胃はどうなっているのでしょう?
花の左側の下の方にハチが映っているのですが、おわかりでしょうか?トチノキの花がハチの重要な蜜源だと聞きますが、まさしくたくさんのハチが飛び交っています。
花をアップで撮った写真です。上の写真と感じが違うので載せましたが、こちらは毛のようなものがたくさん出ているようです。
単に、光の加減かも知れませんが、こちらの花では少し赤みを帯びて綺麗にみえますね。
花言葉は、「贅沢」、「豪奢」、「健康」
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