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落葉高木

トチ(橡、栃)の実が落ち始めました

9月に入り、トチ(橡、栃)の実が落ち始めました。以前に較べて早く落ちるようになったように思います。

トチ(橡、栃)の実

皮がついたトチの実
皮がついたトチ(橡、栃)の実

以前は、9月中旬から落ち始めていたと思うんですが、最近は9月初めから落ちるようになりました。温暖化でしょうか。

トチの実は、縄文時代から食べられていたようですが、米が採れる平坦部から離れた山村では、貴重な食料だったのでしょう。

当地では、トチと言えば栃餅でが、子供の頃は、これに穴をあけて笛にして遊んだものです。  (^ ε ^)o

秋田の知人も同様にして遊んだと言っていましたが、子供はどこでも同じようなことを考えるようですね。

いまでは、トチ餅をつくる家も少なくなってきましたが、村ではおみやげとして販売しています。田舎の定番と言えるのかもしれません。

トチを食べるためには、渋抜きをしなくてはなりませんが、これは手間がかかって大変な作業になります。

私も、渋抜きに挑戦していますが、まだ完全に成功していません。今年もやってみようかと思っています。

渋みは抜けたのですが、餅にした時に完全につぶれず、塊がすこし残ってしまいました。

トチの実は、皮に包まれていますが、落下したときにそのままで転がっていることもあれば、皮から飛び出して転がっている場合もあります。

皮がとれたトチの実
皮がとれたトチの実

ご覧のように実は、一見栗のような色ですが、形は違います。でも、光沢があって綺麗ですよね。 (^―^)

8月に、「8月のヤマボウシ、トチの実」と題した記事にのせたトチの実がつぎの写真です。

樹になったトチの実
樹になったトチの実

この実が熟して、今落下し始めたわけです。

ちなみに、このとき同時に書いたヤマボウシは、日照りが影響したのか、せっかくの実が落ちてしまいました。自然はやはり厳しいものですね。

トチの実
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この写真は、皮つきのもの、実を取り出したもの(上段が大きめ、下段が小さめ)、上段右端が実の皮を剥いたもの、です。

外側の皮は、3つに簡単に割れますが、結構厚みがあります。ですので、皮付きに較べて、実は小さく感じます。皮の中の実は、普通は1個ですが、中には2個入っているものもあります。

皮を剥いたものは、芽になる部分のようなものが見られます。いまから、準備ができているんですね。組織が整っているのは同然ですか。

実の大きさも、大きいものもあれば、小さいものあります。一本の樹でも、そうですが、樹によっては小さな実ばかりのものもあります。

また、実を良くつける樹もあれば、ほどんどつけない樹もあります。このことを、大学の先生に聞いたことがあります

厳しい条件でそだっている樹で、たくさん実がついていることがある、との話をされました。どうもよく解明されていないのかなと思いました。   ヽ(‘ー`)ノ

水に漬けたトチの実
水に漬けたトチの実

今回、拾ったトチの実は水につけてあります。水に漬けることによって、中に入っているかもしれない虫を退治するためです。

この後、天日で乾燥させます。皮をつけたまま乾燥し、使うときに皮を剥いて、渋抜きをします。

トチの実の渋は、サポニンで、ドングリのタンニンとは違うそうです。サポニンは水に溶けるとのことなので、基本的には水に長くつけておけば渋は抜けるのかなとも思うのですが、どうなんでしょう。

トチノキの花言葉は、「贅沢」、「豪奢」、「健康」


最後に、トチノキの利用について見てみます。

トチノキは、花、実、材も利用される価値の高い樹木です。

花は、蜂蜜の有力な蜜源になります。トチノキの蜂蜜は良く売られていると思います。

私の叔父もミツバチをかっていて、ときどき蜜をいただきます。混じり物のない蜂蜜は、本当に美味しいですね。

トチの実は、デンプンやタンパク質が多く含まれており、山村では昔から有用な食料でした。

いまでは、食料としての利用はほとんどされませんが、それだけの潜在的価値はもっているとは言えるんだろうと思います。

材は、独特の杢目(モクメ)があらわれる点が特徴です。建築材、家具材、器具材など用いられます。一枚板の大きなテーブルや盆などに使われているのを見かけます。

トチノキの盆
トチノキの盆

写真は、トチノキの盆です。柔らかい杢目で温かみがあるというんでしょうか、ハッキリとした年輪がみえないのが特徴のようです。

対照的なのは、次の写真のケヤキの盆です。

ケヤキの盆
ケヤキの盆

どうですか、ケヤキは年輪がくっきりと表れています。樹によってこのように違いがでるのは、面白いですね。

このように、杢目を楽しむのもいいものではないでしょうか。       (^-^)

トチノキは、都市部の公園に植えられてることがあります。私が東京でいた時にも、近くの善福寺公園や武蔵関公園などの池の近くに植えられていました。

毎年、トチノミを落としていて、拾ったことがあります。トチノキが、人々に親しまれてきたからこそだろうと思います。

おわりに

今年も、トチの実が落ち始めました。いろんな利用ができるトチノキですが、数は少なくなっていると言われます。有用な樹をもっと増やすのも意味があることではないかと思います。

参照サイト

    はなたま

   Wikipedia トチノキ

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