タケニグサ(竹似草)を知っていますか? いま、たくさんの種を付けています。
<目次>
タケニグサ(竹似草)

タケニグサは、空き地などでよく見かけるケシ科の多年草です。
名前は、茎の中が空洞になっていることが、竹ににているとして名付けられたとのことです。
夏に花が咲き、現在は写真のように、たくさんの実をつけています。
ヨーロッパのイングリッシュガーデンには植えられているようですが、日本ではあまり栽培はされないようです。
増やしたくない場合は、種を落とさないように気をつけましょう。 (^-^ )
以下に、写真でタケニグサの成長の様子を追ってみたいと思います。
この野草は多年草なので、冬に枯れ、春に芽を出します。5月には、つぎの写真のように成長してきます。
白っぽい茎と深い切れ込みが入った、独特なかたちです。

また、タケニグサは、アルカロイド系の有毒物質を含んでいるため、鹿などは避けるようです。 (´ー`)
ただ、日本カモシカが食べているのを見たことはあります。解毒の能力が違うんでしょうか。
背丈は、大きくなると2m程度になると言われますが、育ちながら、花を咲かせ実をつけます。

写真は背が伸び、花が咲いてきたところです。中段の高さの白い部分が花で、その下の黄色い部分は花が終わったところです。
写真に撮ると、実際より綺麗にみえるようにも思います。

近づくと、白い綿のようなものが見られます。今回写真を撮るまでは、気づきませんでした。
そうだったんだと思った次第です。普段、いかに注意して見ていないかということがわかります。
細長いツボミから、綿毛のように咲くのも面白いですね。

こちらは、葉と種(タネ)を撮った写真です。大きく切れ込みが入った葉と、たくさんの種(タネ)がついていて、ちょっとおもしろいですね。
おわりに
空き地などで見かけ、今、種(タネ)をつけている、タケニグサ(竹似草)の成長を見てみました。日本では雑草としか見られていませんが、ヨーロッパではイングリッシュガーデンの一構成員として植えられているというのも興味深いと思います。
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