トチノキ

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樹木 落葉高木

トチノキ(栃、橡)の幼木、冬芽と葉の付き方

2021年1月20日

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トチノキは、北海道の札幌市以南に自生する、ムクロジ科トチノキ属の落葉広葉の高木です。茶色い冬芽は、表面がネバついていて、虫の侵入防止や防寒をしていると言われます。他の樹には見られないことのようですが、幼木の、冬芽と芽生えの様子を見てみました。

トチノキ(栃、橡)の幼木、冬芽と葉の付き方

トチノキの冬芽

トチノキの冬芽

トチノキの冬芽

冬の若いトチノキは、葉を落として枝がなく、まっすぐ伸びた1本の樹になっています。

そして、4月ころに芽生える(萌芽)するため、冬芽(トウガ)を準備しています。

トチノキの冬芽は、触るとねばねばとした粘液をつけています。

これは、虫の侵入を防ぎ、防寒のためと言われ、ほかの植物では見られないことのようです。

また、冬芽は、樹の先端のもの(頂芽:チョウガ)が大きく、その下に間隔をおいて、

横方向に葉を出すため芽(側芽:ソクガ)が、対生(タイセイ)で付いていることが、わかります。

頂芽は、まっすぐ上に伸び、側芽は、横に枝のよう広がります。

また、上下に隣り合った側芽は、90℃の角度でついていますが、この角度が、葉の付き方になります。

トチノキの葉痕と冬芽

トチノキの葉痕と冬芽

もう一点、冬芽の下に、三角形の茶色い部分がありますが、

これは、前年の葉が落ちたあとの葉痕(ヨウコン)です。

葉痕の中には、養分や水を運んだり、樹を構造的に強くする役割をもつ維管束の痕が見えていますが、人や動物の顔ににていると言われたりします。(^_^)

幹についているブツブツは、皮目(ヒモク)と呼ばれる空気を流通させる穴のようです。

細かなことを見ると、植物の生きざまがわかり、親しみを覚えます。(^⊆^)

トチノキの芽吹き

トチノキの芽吹き

トチノキの芽吹き

こちらは、昨年の4月に撮った写真で、萌芽(ホウガ)しだしたところです。

いきいきと、力強く芽が伸びていますが、待ちかねて爆発したような感じを受けます。

大きく伸びた頂芽

大きく伸びた頂芽

その後、すぐに葉を広げ出しましたが、鳥が羽を広げたようで、面白い形だと思います。

この写真では、葉は萎んだままですが、すぐに広がります。

トチノキの葉

葉を広げたトチノキ

葉を広げたトチノキ

こちらは、以前に撮った別の樹で、葉を広げて、色も緑に変わったところです。

上下の葉が重ならないように、規則的に葉を広げています。

トチノキは、長い葉柄の先に3~7枚の葉が付く、掌状複葉ですが、葉脈も見えて、きれいですね。

近づいて、上から葉の出方をみると、


トチノキの葉の付き方

トチノキの葉の付き方

側芽から出た対になった葉が、90℃の角度でついていることが確認できます。

上から葉柄を見たのが、つぎの写真です。


真上から見た葉柄

真上から見た葉柄

ほとんどずれることなく葉が出ていることがわかります。

測ったわけでもないはずですが、正確ですね。

側芽が、90℃の角度でついていたのは、このために準備されていたんですね。

横から見たトチノキ

横から見たトチノキ

こちらは、横から撮ったものですが、

葉は、上下の間隔を保って、葉柄が上向いてついています。

樹が若い間はこのように枝がなく、幹から直接葉を出し、

冬には、ついた葉をすべて落としますが、樹が育ってくると枝がつき、大きく育ちます。

トチノキの基本情報・花言葉

トチノキは、北海道の札幌市以南に自生する、ムクロジ科トチノキ属の落葉広葉樹で、樹高25m、直径1mほどに成長する高木です。

沢沿いの、肥沃で水分の多い土地によく自生しますが、公園樹や街路樹としても、よく植えられています。

トチの名前の由来ははっきりしないようですが、トは「十」を、チ「千」を表すとされ、たくさんの実がなるという意味があるとされているようです。

トチの実は、クリの実ににていますが、丸くより硬い皮に包まれています。豊富なたんぱく質を含んでおり、縄文時代から貴重な栄養源として利用されてきました。灰汁を含むため、取り除く必要がありますが、いまでも、田舎のお土産などで販売されています。

トチノキの花期は5~6月で、枝の先に30cm近い円錐花序で、直径1.5cmくらいのたくさんの花を咲かせます。花の多くが雄花で、両性花は、花序の下のほうにつきます。花びらは4枚で、白く付け根には淡紅色の斑紋があります。

花は、蜜を含んでおり、蜜源として利用されることがあるようです。

実は蒴果で、直径3〜5cmの球形で表面にはいぼ状の突起が見られます。9月ころに熟すと3つに割れ、1〜2個の種が出てきます。種は堅い皮に包まれており、取り除くとなかに果肉がはいっています。果肉は、サポニンを含んでいるため、そのままでは食べられず、あく抜きが必要になります。なお、実がなるまでは、数十年かかることから、「トチを刈る馬鹿、植える馬鹿」ということわざがあるとのことです。

葉は対生し、葉柄が5~25cmで、小葉5~9枚からなる掌状複葉です。中央の小葉が最も大きく、先は尖っていますが、基部は細くなります。

樹高は20~30mになり、太さは1mになります。樹皮は黒褐色で、波形の模様ができますが、古くなると剥がれ落ちます。

材には、特有の杢目があって、加工しやすく、家具、建築、玩具などに使われます。

トチノキの花言葉は、「贅沢」、「豪奢」、「健康」。

昔から、トチノキが貴重な存在だったことを表しているようです。

おわりに

トチノキの幼木の冬芽と芽生え、その後の葉の様子を撮りました。

冬の間は、萌芽の準備をしながら身を守り、春になると待ち構えたように、力強く芽生える様子が見られました。

このような正確な営みを記憶し、毎年繰り返して成長する姿は、不思議で、驚かされます。(*´ー`) 

参照サイト

Wikipedia トチノキ

樹木図鑑 樹木ペディア トチノキ

あいかわ公園自然ガイド

はなたま トチノキ

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