8月に入り、山の木の実も大きくなってきました。5月に花が咲いていた、ヤマボウシやとトチの実の様子を撮りました。ヤマボウシには、表面にごつごつした感じの実が、トチにも小さな実がついています。実が熟す9月ころには、落下するだろうと思います。
8月のヤマボウシ(山法師)とトチ(栃)の実のようす
ヤマボウシ(山法師)の実
5月に「法師がいっぱい!ヤマボウシの花々」の題名で投稿したヤマボウシに、こんな実がついています。
なんだか、表面にごつごつと尖ったものがたくさんついています。花と同じ様に、たくさんの実がついています。
実物は見たことがないが、手留弾を思いださせます。こんな実をつけるとは、予想外でした。
花がどんなんだったかと見てみると、そうです、こんな感じでした。
清楚というんでしょうか、綺麗な花が、樹一面についていました。
白い花弁に見えるものは、苞と言われる葉が変形したものだそうです。この苞が落ち、中心の種子の部分が残って大きく実に育ってきています。
もう少しすると、このように熟して赤くなり、食べられるようになります。食べたことはないんですが・・・
ジャムにしてもいいんじゃないかと思いますね。
ヤマボウシは、花も実もいいですね。私も種から育てていますが、まだまだ時間がかかりそうです。
成長が速い、常緑性のヤマボウシの苗があるというので、買ってみたのですが、こちらの方が早く花を見れるかなと期待しています。
トチ(栃、橡)の実
こちらも、5月に「あちこちのトチノキに花が咲いています」で取り上げました。
いまは、たくさんの実をつけています。トチノキは、樹によって実をたくさんつけたり、ほとんどつけない樹があるようなのですが、この樹はたくさんつけています。
日当たり、水の条件、栄養状態などが関係するのかもしれませんが、よく分からないですね。
それと、樹によって実の大きさが違うんですね。年数がたってくると小さくなるとか、聞きますが、これもよくわかりません。
ご存じのかたおられましたら、教えてくださいませ。
5月には、例の特徴のある花を咲かせていました。この樹もいい蜜がとれると聞いていますが、たくさんのハチが蜜を吸っていました。
6月ころになると、花が終わった後に小さな実をつけました。ひとつの円錐花序のたくさんの花にいくつかの(写真では8個くらいでしょうか)実をつけています。
花はどうだったかというと・・・
こんな感じでした。花がたくさんついていたのにくらべて、
実は少ないようにも思いますが、こちら(人)は、見守るしかありません。
トチの実は、9月初め頃から落下します。以前は、9月中旬からと思っていたのですが、最近は早くなっているように思います。
台風がきたりすると、一気にたくさん落ちてしまうことがあります。
拾おうとする場合は、そのようなことにも、気をつけなければなりません。
まとめ
8月になって、山の木の実も次第に充実してきています。
今年も、人間社会とは関係ないように、
ヤマボウシ、トチの実などが、たくさんの実をつけています。
参照サイト
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