ヤマツツジ(山躑躅)は、花期は4~6月、枝の先に朱色で漏斗形のきれいな花を咲かせます。観賞用に庭木や盆栽にされ、多くの品種が開発されており、花言葉は、「燃える思い」、「努力」。北海道南部から九州に分布するツツジ科の半落葉低木です。
ヤマツツジ(山躑躅)は、枝先に漏斗状の赤い花を咲かせます
ヤマツツジ(山躑躅)の赤い花
いまの時期、山では、ミズキ、ウツギなどの白い花が多いのですが、ヤマツツジは朱色のきれいな花を咲かせています。
普通のツツジと同じ漏斗形の花で、大きさが4~5cmの花を、見事なほどたくさんつけています。
野生のツツジには、いろんな種類があるようですが、ここではヤマツツジと呼びます。
ヤマツツジは、栽培されているものではなく、野生で生えているツツジで、
北海道南部から、九州までの山で、普通に見られるそうです。
写真のツツジも、人家から離れた山の林道沿いに生えているもので、6月25日に撮りました。
実生で増えるためでしょう、周辺では、いくつかの株がまとまって生えていることが多いようです。
ピンボケ写真で恐縮(・_;)ですが、大きな樹には、このようにたくさんの花がついています。
ヤマツツジを観賞用にすることも多いようですが、6月には、庭のツツジは、すっかり終わり、遅れて咲くサツキもそろそろ終わろうとしていますが、この樹には、まだ、たくさんの花が咲いています。
とはいえ、そろそろ咲き終わるようで、花の下には、たくさんの花びらが落ちています。
同じ種類かどうかわからないのですが、別の場所で、よくにたツツジが4月ころから咲いていました。
先のヤマツツジより、標高の低い場所ですが、4月9日に撮影したものです。
岩場の険しいところに咲いていたので、近寄れなかったのですが、同じ野生のツツジです。
葉が枝の先に輪生してつき、漏斗形で、朱色の花です。雄しべが長く伸びているのも見られます。
樹は細く大きくないのですが、たくさんの花をさかせていて、きれいです。
ヤマツツジは、4月初め近くから、7月近くまで長く咲く花のようです。
ヤマツツジの基本情報・花言葉
ヤマツツジ(山躑躅)は、北海道南部から九州に分布するツツジ科ツツジ属の半落葉低木です。
鑑賞用に庭木などにされていますが、多くの栽培品種がつくられているようです。
花期は4~6月で、枝の先に4~5cmのオレンジ色の花をつけます。花の形は漏斗形で、先端が5枚に分かれます。
実は長さ8~13mmの卵形の蒴果で、8~10月に熟して割れるとのことです。
葉は卵形や楕円形などで、互生しますが、枝の先に輪生してつきます。
樹高は1~5mになるといわれます。
ヤマツツジの花言葉は、「燃える思い」、「努力」で、4月29日の誕生花です。
「燃える思い」は、赤い花の色から、「努力」は、大きな樹々の中で低木で頑張っている姿から、と言われているようです。
おわりに
今年最初見たのが、4月ですが、6月が終わりに近づいた今も、山のあちこちで咲いているのを見かけます。
赤い花がたくさんで咲いているので、よく目につきます。
普段見る花は、栽培品種がほとんどですが、山の自然の中で咲く存在感のある花だと思います。(*^^*)
参照サイト・書籍
Wikipedia ヤマツツジ
庭木図鑑 樹木ペディア ヤマツツジ
弥生おばさんのガーデニングノート ヤマツツジ
池田書店 「葉っぱ・花・樹皮でわかる樹木図鑑」
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