アオツヅラフジ(青葛藤)は、雌雄異株のツル性落葉植物で、秋に黒くて小さな実をつけます。ブドウのようにかたまってたくさんの実をつけますが、粒は小さく、有毒です。見た目は美味しそうですが、食べてはいけないアオツヅラフジについて書きました。
<目次>
アオツヅラフジ(青葛藤)の黒い実
アオツヅラフジの実


アオツヅラフジの蔓と実
アオツヅラフジ(別名:カミエビ)は、ツヅラフジ科のつる性の落葉性植物で、雌雄異株です。
日本全国に分布し、林地、土手、都市部の道沿いなどで見られます。
アオツヅラフジの名前は、アオは生きている間は紫色(アオ)をしていることからつけられ、葛籠(ツヅラ:つるを使ったカゴ)をつくるのにこのつるを使ったことによる、と言われます。
また、別名に「カミエビ」がありますが、「カミ」は神のこと「エビ」はエビヅルに由来すると言われます。
いまも、ツル性のカゴなどを作るのに、使われているようです。
つるは、右巻きで、径は1cm以下、長さは2m以上に伸びると言われます。
実は、7mmほどの円形です。複数個集まった形で間隔をおいてつき、表面は白粉状のものが見られます。
残念なことに、実は有毒なので、食べられません! (;´д` )
アオツヅラフジの葉と花


アオツヅラフジの葉
葉は、互生し全縁(鋸歯がない)で、卵型、心臓型、先端がかるく3裂する型など、バラエティに富むと言われます。
葉の大きさは、6cmほどで、近縁種のオオツヅラフジに較べて、小さめです(蔓の径も小さくなります)。


アオツヅラフジの花
花は、7~8月頃に単黄色の円錐花序として咲かせます。
花が目立つというよりも、実の方がよく目につく印象です。(食べれませんけど)(^-^ )
アオツラヅフジ(青葛藤)の基本情報・花言葉
アオツヅラフジ(別名:カミエビ)は、日本全国に分布するといわれ、ツヅラフジ科のつる性の落葉性植物で、雌雄異株です。林地、土手、都市部の道沿いなどで見られます。
アオツヅラフジの名前は、実が緑色(アオ)をしているためアオとつき、葛籠(ツズラ:つるを使ったカゴ)をつくるのに使ったことに由来すると言われます。
別名のカミエビは、ツル性植物のエビズルによくにていて、薬効が有るため「神のエビヅル」として、カミズルとなったとのことです。
学名は、Cocculus trilobus。英名は、Snailseed、 moonseed。
花は7~8月頃に、単黄色の円錐花序で咲きます。
実は7mmほどの円形で、複数個集まった形で間隔をおいてつき、表面には白い粉が見られます。
種は4mmくらいの丸い形ですが、アンモナイトににています。英名では、カタツムリや月の名前がつけられていますね。
葉は大きさが6cmほどで、互生し、全縁で、卵形や心臓形で、先端がかるく3裂する形など、いろんな形に富むと言われます。
ツルは、右巻きで、径は1cm以下、長さは2m以上に伸びるようです。
アオツヅラフジ花言葉は「目立たないが存在感のある」、11月27日の誕生花です。
おわりに
毎年秋になると畑の石垣で、黒い実がついているのをよく見かける、つる性植物です。
近くでは、他にもブドウを連想させるような実をつけるつる性植物を見ますが、
食べられるものは、案外少ないようです。
食べられるものを、増やしたいものです。ヽ('ー`)ノ
参照サイト・書籍
松江の花図鑑 アオツヅラフジ
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