公園で、マサキに赤い実がついているのを見かけました。4mほどの高さの樹ですが、あちこちに、たくさんの実がついていました。近づいて見ると、薄茶色の殻から、橙色の種が飛び出しています。
<目次>
マサキ(柾、正木)
マサキの実

久しぶりに、近くの公園にいってみると、
以前は、うす茶いろだった実から、写真のように橙色の種が
飛び出しています。
橙色のものは、仮種皮と呼ばれる皮で、その下に白い色の種が収まっています。
マサキの実の大きさは、6~8mmくらいでしょうか、
なかには、種がなくなっているものもあります。
落ちたのか、鳥に食べられたのか。
この種は、メジロ、ムクドリなどのいい餌になるそうです。

こちらは、10月に撮ったニシキギの実ですが、
同じニシキギ科ニシキギ属です、にていますね。
(*´▽`*)
マサキの花

マサキの花期は、6~7月です。
写真のように、たくさんの花が集まって咲きます。
集散花序で、7~15個の花がつくとのことです。
花の大きさは2.5mmくらいと小さく、
こちらも、ニシキギの花ににています。
小さいので、あまり目立たないようですが、可愛い花です。
マサキの葉

マサキの葉は、葉柄(ヨウヘイ)が短く、枝に対生(タイセイ)してつきます。
楕円形に近く、長さが3~8cm、幅が2~4cmです。


葉の表面は、光沢があり濃い緑色をしていますが、裏面は薄緑色で光沢はありません。
マサキの樹

マサキは、高さが1~5mの常緑低木で、
たくさんの枝が出ています。

幹の径は、10cmくらいで、
樹皮は、暗褐色で、縦方向の筋が見られます。
マサキの分布・利用・花言葉など
マサキは、中国、朝鮮や日本に自生するニシキギ科ニシキギ属の常緑低木です。
日本では、北海道以南の海岸近くなどに分布するとのことです。
刈り込みに強く、潮風や大気汚染にもつよいため、庭木や生垣などに使われます。
マサキの名前は、一年中青いので「正青木(マサアオキ)」と言われていたのが訛(ナマ)って、マサキとなったという説があるそうですが、ほかにも諸説ありはっきりしないそうです。
マサキの花言葉は、「厚遇(こうぐう)」、「円満(えんまん)」。
おわりに
マサキの名前は聞いたことがありましたが、見るのは初めてでした。
幸い、特徴のある実をつけていたため、すぐにマサキとわかりました。
マサキは、同じニシキギ科ニシキギ属の、ニシキギ、マユミ、ツリバナなどとよく似た実をつけますが、
常緑樹は、マサキだけのようです。
参照サイト
庭木図鑑 樹木ペディア ツリバナ
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