ユーパトリウム(西洋藤袴)の花期は7~10月で、茎の先に花序になって紫の花をたくさん咲かせます。花は雌しべが長く伸びた、たくさんの筒状花からなり、藤袴ににているため、西洋藤袴とも呼ばれます。アメリカ南東部からメキシコが原産で、キク科の多年草です。
ユーパトリウム(西洋藤袴)の紫の花
ユーパトリウムの花
散歩の途中で、ユーパトリウム(西洋藤袴)の花が咲いていました。
写真のように、小さなアザミのような花が特徴で、
アメリカ南東部からメキシコが原産のキク科コノクリニウム属の多年草です。
最初は、アゲラタム(キク科カッコウアザミ属)と思ったのですが、
葉の形や付き方から、ユーパトリウムと思われます。
名前のユーパトリウムは、紀元前に小アジアにあったポントス王国の王ミトリダテス6世の姓が Eupator であったことに由来します。
また、花が、フジバカマににているとして、セイヨウフジバカマ(西洋藤袴)とも呼ばれます。
本ブログではフジバカマによくにた、サワフジバカマについて書いていますので、こちらもご覧ください。
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ユーパトリウムの花は、写真のように茎のさきに、
花序になって筒状花だけの小さな頭状花をたくさん咲かせます。
花序には咲いた花もありますが、まだツボミもたくさんついています。
花期は7~10月と長く、つぎつぎと花を咲かせているようですが、
花の大きさは、直径は0.7~1cmほど。
こちらは、近づいて見たユーパトリウムですが、
35~70個ほどの筒状花があつまっていて、花冠から雌しべの花柱が長く突き出しています。
こちたの花は紫ですが、青、白、ピンクなどもあるようです。
こちらでは、たくさんの茎が伸びていて、その先に花序をつけています。
長い期間、可愛い花をつけて楽しませてくれています。
花言葉は、「思いやり」「ためらい」。
由来はよくわからないのですが、この花の優し気な姿や咲き方からつけられたのでしょうか。
ユーパトリウムの葉
葉は、写真のように丸みを帯びた三角形状で先端が尖っています。
また、縁に荒い鋸歯があって、表面に皺がみられ、茎に対生してつきます。
よくにたアゲラタムは、葉が丸みを帯び、葉は茎の下部で対生し上部で互生します。
両者は、微妙な違いなので、間違いそうですが、ここではユーパトリウムと判断しました。
秋に小さく、きれいな紫で咲くユーパトリウム、元気に咲いていて、楽しませてくれています。
ユーパトリウムの基本情報・花言葉
ユーパトリウム(西洋藤袴)は、アメリカ南東部やメキシコが原産のキク科コノクリニウム属の多年草です。
名前は、紀元前に小アジアにあったポントス王国の王ミトリダテス6世の姓が Eupator であったことに由来します。
別名は、セイヨウフジバカマ(西洋藤袴)、ヨウシュフジバカマ(洋種藤袴)、アオバナフジバカマ(青花藤袴)、シュッコンアゲラタム(宿根アゲラタム)などがあります。
学名は、Conoclinium coelestinu
英名は、mist flower、blue mistflower
花期は7~10月で、茎のさきに散房または集散花序になってアザミのような小さな頭状花をたくさん咲かせます。
頭状花は直径0.7~1cmほどの大きさで、舌状花はなく筒状花だけになります。
一つの頭状花は、35~70個の筒状花で構成され、花冠から雌しべの花柱が長く突き出ます。
花のいろは、紫のほかに、青、白、ピンクなどがあります。
葉は対生し、卵形に近い三角形状で、縁に荒い鋸歯があり、表面に皺がみられます。
茎は分岐して伸び、草丈は50~100cmほどになります。
ユーパトリウムは、アゲラタムとよくにおり、混同されがちですが、葉の形の違いや、葉の付き方が違います。
ユーパトリウムは、葉が卵形の三角状で先が尖り、葉が対生でつきますが、
アゲラタムは葉が丸みを帯び、葉は茎の下部で対生し上部で互生します。
花言葉は、「思いやり」「ためらい」。
参照サイト
ガーデニングの図鑑 ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)
京都園芸倶楽部のブログ ユーパトリウムとフジバカマ
Flower Library ユーパトリウム