いま、オウバイ(黄梅)の黄色い花が咲いています。花が梅に似ていていることから、オウバイ(黄梅)と呼ばれるモクセイ科の半つる性落葉低木で、2月初めころから咲いています。ここでは、近縁種のオウバイモドキ(黄梅擬)との違いなどについても書きました。
<目次>
オウバイ
オウバイの花

オウバイは、中国名では「迎春花」と呼ばれるそうですが、
まさに春にいち早く咲く花であることをよく表していると思いますね。
オウバイの花は、2cmくらいの大きさで、5枚の円形に近い花弁をつけます。
落葉低木で、葉がでる前に黄色い花を咲かせます。

ロウバイ(蝋梅)の花の最盛期か、すこし過ぎたころからだったでしょうか、
引き継ぐように咲きだした感じがします。
ロウバイにくらべて小さな樹で、花の派手さもそれほどでなく、香りもありませんが、
枝にたくさんの可憐な花をつけ、花が少ない時期に楽しませてくれます。
オウバイ(黄梅)もロウバイ(蝋梅)も、梅ではないのですが、
名前に梅が使われているんですね。
梅の花はそれだけ存在感があるということだとでしょうか。
オウバイの茎・枝

オウバイの茎は角ばっています。そして、半つる性なので上には伸びず、茎や枝は垂れ下がります。
写真は我が家のオウバイですが、下に70cmくらい伸びていますが、
枝には葉がまだ見られず、花のあとに出てきます。
元気がないようなので、花は咲かないかと思っていましたが、
少ないながらも咲いてくれました。
樹高は、1~2mと言われるので、まだまだのびるようです。

こちらは、借り物の写真ですが、
うまく育てると、このように長く伸びた枝にたくさんの花が咲くんですね。
オウバイの基本情報・花言葉
オウバイは、中国北部・中部が原産で、モクセイ科ソケイ属のつる性落葉低木です。
日本には、17世紀ころに伝来したと考えられているようです。
オウバイの花言葉は、「控えめな美」、「期待」、「恩恵」。
「控えめな美」は、樹や花の姿に、「期待」は、寒い時期に咲いて春を感じさせてくれること、に由来すると、言われているようです。
オウバイモドキ(黄梅擬)、別名ウンナンオウバイとの違い
オウバイモドキ(別名ウンナンオウバイ)の花

こちらは、オウバイの近縁種のオウバイモドキ、別名ウンナンオウバイ(雲南黄梅)、の花です。
オウバイモドキは、オウバイにくらべて、
花期は3~4月と遅く、
花の大きさは3~4cmと大きめで、花弁が八重のように見える点が違うようです。
また、オウバイモドキは常緑なので、花の時期にも葉がついている点も違います。
オウバイモドキ(別名ウンナンオウバイ)の茎・枝

オウバイモドキの茎も角ばっていますが、半つる性の常緑性低木で、オウバイと同じような樹に形になり、
茎や枝は垂れ下がります。
写真のように、葉がついた枝に、たくさんの花がついています。
オウバイモドキ(別名ウンナンオウバイ)の基本情報・花言葉
オウバイモドキは、中国西南部原産で、モクセイ科ソケイ属のつる性常緑低木です。
別名がウンナンオウバイ(雲南黄梅)ですが、雲南省に自生しているわけではないとのこと。
日本には、明治初期に伝来したようです。
オウバイモドキの花言葉は、「恩恵」、「優美」、「別離」、「愛らしさ」、「素直」。
参照サイト
花言葉-由来 オウバイ
花散歩道 ウンナンソケイ、オウバイモドキ
おわりに
2月ころから、オウバイ(黄梅)の花がさいています。
寒いこの時期に、小さく枝垂れた樹に咲き、春が近いことを告げているようです。
いろんな木の芽や花が咲きはじめる季節が始まりかけていることを実感します。
\(^W^)/
黄梅、雲南黄梅は、下記でも買えます。ご興味がございましたら、ご覧ください!