キキョウ(桔梗)の花期が6~10月と長く、暑い夏を含めて長く咲き続けます。山上憶良が詠んだ七種(ナナクサ)の歌では、「朝貌(アサガオ)の花」と読まれ、古くから親しまれてきた花です。東アジアや日本全土に分布するキキョウ科の多年草です。
秋の七種(ナナクサ)、キキョウ(桔梗)の紫の花
キキョウ(桔梗)の紫の花
キキョウ(桔梗)は、秋の七草のひとつに取り上げられており、万葉の時代から親しまれてきた花です。
6月から、アジサイなどと一緒に庭にさいていますが、10月ごろまで長く咲いてくれます。
つり鐘のような形で、大きさは4~5cmくらい、先が5枚に分かれて、きれいな紫です。
キキョウは雌雄同花ですが、最初に雄しべが成熟して花粉をだし(雄花期)、後からに雌しべが開いて受粉できるようになる(雌花期)、雄性先熟と呼ばれる咲き方になります。
このような咲き方によって他家受粉の可能性を高めていると言われます。
草丈は50~100cmで、茎の先端に花を咲かせ、花の後に実をつけますが、その実を含めて茎を切っておくと、
時間をおいて再び咲いてくれます。ちょっと手をくわえるだけで長く楽しめるのもいいですね。
キキョウは、写真のようにツボミも風船のような可愛い形をしています。
この形から、英名は「balloon flower」とのことです。花よりツボミが優先されたのでしょうか。
ツボミも花のうち、と考えてもいいのかもしれませんね。
キキョウは、明治時代以前には、たくさんの栽培品種があったそうですが、何種類もの途絶えてしまったものがあるとのことです。
キキョウと言えば、紫を思い出しますが、白やピンクのキキョウもあります。
こちらは、5年くらい前に植えた、白いキキョウです。
紫は、花びらに濃いいろの筋が見られますが、白は真っ白で、違った美しさかと思います。
今までは、紫の勢いに負けていたのでしょうか、あまり咲かなかったのですが、
昨年、今年と、すこしずつ勢いを増してきているようで、今年はたくさん咲きました。
紫、白、ピンクとのことだったのですが、ピンクはかすかに色がついているかなといった印象です。
白のキキョウにも、紫と同じように、風船のようなツボミをつけ、いい雰囲気になります。
キキョウの基本情報・花言葉
キキョウ(桔梗)は、東アジアや日本全土に分布するキキョウ科の多年草です。
山上憶良が詠んだ七種(ナナクサ)の歌、「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志 また藤袴 朝貌の花」の中の、「朝貌(アサガオ)の花」がキキョウと言われており、昔から親しまれてきた花のようです。
残念ながら、キキョウの名前の由来はよくわかりません。
学名は、Platycodon grandiflorus
英名は、balloon flower
英名は、花ではなく、風船のようなツボミに注目してつけられたようですね。
自生種は、数がすくなくなっており、絶滅危惧種になっているとのことです。
花期は6~10月で、梅雨の頃から秋まで長く咲き続けます。最初に風船のようなツボミをつけ、その後5~6cmのつり鐘のような形の花を咲かせます。雄しべ、雌しべ、花弁はそれぞれ5個つきます。いろは、紫、白、ピンクなどの種類があります。
雌雄同花ですが、最初に雄しべが成熟して花粉をだし(雄花期)、後からに雌しべが開いて受粉できるようになる(雌花期)、雄性先熟の咲き方になります。このような咲き方によって他家受粉の可能性を高めていると言われます。
葉は茎に互生するか、数枚が同じ箇所から輪状につきます。形は卵形で縁に細かな鋸歯があります。茎や葉を切ると中から白い液が飛び出す。
草丈は50~100cmで、茎は真っすぐ上に伸び、上部で枝分かれします。
明治期以前は、八重咲きや濃い黄色、花弁が基部深くまで切れ込んでそれぞれが外側に丸まってウサギの耳のような形になる「兎耳桔梗」、花弁が平皿のような形になる「紋桔梗」など、いろんな栽培品種があったそうですが、今は見られないようです。(みんなの趣味の園芸より)。
紫は「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」、
白は「清楚」。
8月2日、8月28日、9月1日の誕生花です。
花の印象によくにあった、いい花言葉ですね。
おわりに
6月から我が家の庭で咲いているキキョウ(桔梗)です。
毎年、暑い時期に、間違いなく咲いてくれるきれいな花ですので、
手入れ不足の花壇にとってはありがたい花です。(⌒ ⌒;)
今年は、白いキキョウも咲いてくれ、さらににぎやかになりました。
キキョウは、こちらでも購入できます。
参照サイト
Wikipedia キキョウ
樹木図鑑 植木ペディア キキョウ
みんなの趣味の園芸 キキョウ
LOVEGREEN キキョウ
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