2月末に、ユキヤナギ(雪柳)、別名:コゴメバナ(小米花)に、白い花が咲き始めていました。開花時期は3~5月と言われているので、本格的にはこれからですが、早くも咲き始めたようです。これから、樹全体に雪が積もったように咲き、楽しませてくれます。
2月末に、ユキヤナギ(雪柳)の白い花が咲き始めています
ユキヤナギ(雪柳)の白い花
車で走っていて、白いものが見えたので、もしもと思って近づくと、ぽつぽつと咲いていました。
小さな花でも、数があると気付くものなのだと感じました。
危うく通りすぎるところでしたが、止まってよかったです。 *(^_^)*
ユキヤナギは、毎年、春を告げるように、樹全体に白い花を咲かせて、元気をくれます。
コロナなんか関係なく今年も元気に咲き始めました。
ヤナギ(柳)のように垂れ下がる枝に、たくさんの白い花が雪のように咲くことから名づけられたと言われるユキヤナギ(雪柳)。
花が散った後が、米をまいたように見えるとして、コゴメバナ(小米花)とも呼ばれます。
名前はヤナギとつきますが、バラ科の植物で、ヤナギの仲間ではないようです。ネコヤナギやシダレヤナギについては、記事にしていますので、あわせてご覧ください。
本番はこれからなのですが、撮りました。
花の大きさは8mmで、花びらは3mmくらいでしょうか、丸い形で、5枚ついています。中心が黄色く見えていますが、雄しべは20本もあるようです。
写真では一個づつしか咲いていませんが、周りにたくさんのツボミが散形花序でついていて、それが数珠繋ぎのように咲きます。
葉が出る前に白い小さな花をたくさん咲かせるので、雪のように見えるようですが、これから長く楽しませてくれそうですね。
3月26日に、散歩中に満開のユキヤナギを見かけました。圧倒されるほど見事に咲いています。
冬の寒さから解放されて、思いっきり咲いているように見えます。
ユキヤナギの基本情報・花言葉
ユキヤナギは、東北地方南部以南の太平洋側び自生すると言われる、バラ科シモツケ属の落葉低木です。
原産地は、中国か日本か、明確でないようです。
ユキヤナギの名前は、葉が柳の葉に似て細長く、雪が積もった様に枝いっぱいに白い花が咲く事に由来すると言われます。
別名は、コゴメバナ(小米花)、コゴメヤナギ(小米柳)。
学名は、Spiraea thunbergii。
英名は、Thunberg's meadowsweet。
花期は4月で、前年枝に柄のない散形花序を多数つけます。花は直径約8mmの白い花で、2〜7個ずつつきます。花びらは5枚で、長さ2〜4mmの円形または広倒卵形です。雄しべは20個あり、基部の内側に黄色の蜜腺があります。
実は袋果で、5個ずつ集まってつき、長さ約3mmで、5〜6月に熟します。
葉は互生し、葉は葉柄がほとんどなく、長さ2〜4.5cmの狭披針形で、先端は鋭くとがり、基部はくさび形です。また、縁には鋭い鋸歯があり、表面は無毛で裏面は脈上にわずかに軟毛があります。
樹高は1〜2mになり、枝先は垂れ下がります。樹皮は暗灰色で、若い枝は褐色で縦にすじがあります。
庭木や公園樹として植えられているのを、よく見かけます。
ユキヤナギの花言葉は、「愛嬌」「愛らしさ」「賢明」「殊勝」「静かな思い」で、1月19日、1月21日、3月11日の誕生花です。
参照サイト
松江の花図鑑 ユキヤナギ(雪柳)
HORITA ユキヤナギ(雪柳)
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