昨年、山に植えたミツマタ(三椏)、元気に育っているようなので、今年も追加して植えました。比較的簡単に苗を得ることができ、鹿の食害につよく、花もきれいなので、何年か後が楽しみです。
<目次>
ミツマタの樹について

3月ころに花が咲くミツマタに、いま沢山のツボミがうつむいてついています。
この樹は写真でみるように、
枝別れする部分が必ず、3つに分かれている(三又)ので、
ミツマタと名づけられたそうですが、
万葉集にも登場する植物だそうです。
いまは、和紙やお札の原料にされていますが、
いつ頃から和紙につかわれるようになったかは、よくわからないようです。

また、ミツマタは、写真のようにきれいな花が咲き、
有毒なので鹿の食害も見られないので、
去年から山に植えています。 (^▽^)

この写真は、去年植えたものですが、順調に育っているようです。なので、引き続き、今年も植えることにしました。
ミツマタの調達と植樹
苗の調達について

一般的な増やし方は、挿し木になるようですが、
手間をかけないで苗を得ることを考えて、私は、つぎの2通りの方法を行っています。
- 圧条法・・昨年の記事「ミツマタの苗を植えました!」に詳 しく書いていますが、地面近くの枝を地面に押さえつけておくことによって発根させる方法。
- ひこばえを引き抜く・・ミツマタはひこばえがたくさん出てくるので、それを引き抜きます。
ここでは、後者について触れます。

大きく育ったミツマタの根元を見ると、写真のように、たくさんの細い枝が出てきています。
地面から出ているものは、引き抜くと根がついているので、そのまま苗になります。
このようにして採った苗が、先ほどの写真「山に植えたミツマタの例」です。
今年は30本ほどの苗を植えることができました。
植える場所

植えるといっても、岩場を避けて土がある場所に、穴を掘って植えるだけですが、
半日陰で、人工林の下や、がけの近くで草木が生えていない場所に植えています。道ロに近くにも植えました。
鹿の食害を受ける樹だと、こうは行かないんですね。
防獣用ネット(1,000円位するかと思います)を準備して保護する必要があり、
ネットをしても強風が吹けば倒されたりすることもあるので、大変です。
以前は、シキミを植えていましたが、ミツマタもいいかと思います。
ミツマタ原産地・花言葉など
ミツマタは、中国中南部やヒマラヤ地方が原産地で、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で、皮は和紙や紙幣に使われます。
最近では、枝を漂白したものや、切り花にすることも行われているようですね。
ミツマタの花言葉は、「肉親の絆」、「永遠の愛」。
「肉親の絆」は、三つに分かれる枝を両親と子供に見立ててとのことです。
おわりに
今年も、ミツマタの苗を山に植えました。
主な利用である和紙や紙幣の原料にすることは無理ですが、
人工林中心の殺風景な山の中で、花として楽しむのもおもしろいかなと思います。 (*^m^*)
参照サイト
Wikipedia ミツマタ
Green Snap ミツマタ
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