野で咲いているマツカゼソウ(松風草)に実がつき始めました
<目次>
マツカゼソウ(松風草)の葉

あまり一般的な野草ではありませんが、マツカゼソウ(松風草)は、写真のように綺麗な葉をした野草です。
きれいな葉は、この野草の特徴だろうと思います。(^◎^)
マツカザソウ(松風草)は、ミカン科マツカゼソウ属の多年草で、高さは80cm程度になります。
8月頃から、白くて小さな花をたくさんつけますが、葉について見てみます。

個々の葉は、先端が膨らんだ楕円形であり、規則ただしく3回3出羽状複葉を構成しており、きれいです。
また、マツカゼソウ(松風草)は、葉をつぶすとミカンのような臭いがします。このためか、何でも食べる印象のある鹿も食べません。 (^-^ )
私は、有毒なのかと思っていましたが、この臭いのために鹿が敬遠するようです。
鹿が生息する場所で生えている植物は、有毒(例:シキミ)、棘(例:ヒイラギ)、臭(例:ハーブ)、消化できない?(例:シダ類)、新芽だけ食べられるが枯れない(例:茶)、ものなどのなるのかと思います。
マツカゼソウ(松風草)は、ハーブと同じように臭いによって身を守っているようです。
このような、かよわそうに見える野草でも、実を守る武器?をもっていると、強いんですね。 (゜-゜)!
ただし、マツカゼソウ(松風草)は人が食べることはありません。
マツカゼソウ(松風草)の花

マツカゼソウ(松風草)は、数mmの小さなたくさんの花を咲かせます。
小さな花が、散らばって咲いていて、見た目は華やかというう感ではありませんが、気を引かれる花です。(*´ー`)

マクロで撮ろうとして、なかなかとてなかったのですが、やっと撮れたのがこの写真です。
やっぱり、花ですね。しっかりとした花でした。(゜-゜)!
花は、4mmほどの小さな花をたくさんつけます。この写真からわかるように、花弁が4枚、雄しべが6~8本、雌しべの先端は4つに分かれています。
この写真では、雄しべは7本のように見えますが、花によって6~8本とばらつきがあるようです。
マツカゼソウ(松風草)の花言葉は、「ゆらめく恋心」
マツカゼソウ(松風草)の実

9月に入って、実をつけ始めました。
まだ、花もちらほらと見られますが、たくさんの実がついています。
よく見ると、3~4個がかたまってついていることがわかります。
この実の中に、1.5mm種が入っており、冬になると黒くなって落下します。
マツカゼソウ(松風草)も、他の植物と同じように、たくさんの種子を散布していることがわかります。
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