チェッカーベリーは、北アメリカ原産のツツジ科の耐寒性常緑低木で、樹高10~20cmほどです。6~7月に釣鐘状の白い花をさかせ、丸い実は12~3月に赤く熟します。寄せ植えや、グランドカバーにされますが、クリスマスや正月の飾りなどにも使われます。
冬の赤い実がかわいいチェッカーベリー
チェッカーベリーの赤い実
写真のように、たくさんの赤い実をつけるチェッカーベリーは、
北アメリカ原産の10~20cmほどの樹高の常緑樹で、
ツツジ科の寒さに強い植物です。
この実は、食べることもできるとのことなので、
齧ってみましたが、残念ながら味はいまいちと感じました。
12月ごろから実が赤くなり、3月ごろまで枝についているので、
クリスマスや正月の飾りなどとしてもふさわしく、
長く楽しませてくれます。
実の直径は10~15mmほどで、
日本でよく知られているヤブコウジやセンリョウの実などに較べて大きく、
先端が5つに割れているのが特徴です。
樹高が低くいため、上からみることになるので、
割れているのはあまり気になりませんが、
下からみると、このようにはっきりと割れています。
小さな樹に、たくさんの大き目の実がなっているので、
よく目立ちます。
チェッカーベリーの花
花はこのようなベルのような形で、
花言葉は、「明日への幸福」「不老長寿」。
赤い実をつけることから縁起物とされて「明日への幸福」、
葉に痛みを抑える薬効があるとされ「不老長寿」、
どちらも人に喜ばれる花言葉なので、贈り物にもされるようです。
チェッカーベリーの葉、樹
葉の大きさは、長さ10~40mm 幅10~18mmほどの卵形から楕円状で光沢があり、
縁に細かなギザギザが見られます。
葉は緑や茶色っぽいものが見られ、
綺麗とは言えませんが、
冬の寒さに当たるとこのように変色するようです。
春には、きれいな緑になるのだろうと思います。
チェッカーベリーは地下茎で広がり、
その先から茎を出すので、この鉢でも何本もの茎が伸びています。
写真のように葉は、茎に互い違いにつき、
葉の付け根から10mmほどの果柄を出して実をつけています。
ツツジの仲間の常緑低木で、たくさんのかわいい赤い実をつけるチェッカーベリー、冬の庭を明るくしてくれています。
チェッカーベリーの基本情報・花言葉
チェッカーベリーは、北アメリカ東北部原産のツツジ科シラタマノキ属の耐寒性常緑低木です。
チェッカーベリーは英名で、クリスマスの時期に赤い実をつけて彩りを与えることから名づけられました。
別名は、学名からゴールテリア(Gaultheria)、Eastern teaberry。
和名は、形が柑橘類の柑子ににているため、オオミコウジ(大実柑子)、ヒメコウジ(姫柑子)があります。
学名は、Gaultheria procumbens
Gaultheriaは、ツツジ科の常緑低木で白い実をつけるシラタマノキを意味し、
procumbensは前立腺の意味がありますが、茎が地面を這っているような姿から命名されました。
花期は6~7月で、長さ5mmほどで、アセビやブルーベリーなどのようなベル状の白い花を咲かせます。
実は直径1.5cmほどの球状で、11~3月ごろに赤く熟し、食べることもできます。
樹高は10~20cmほどの低木で、地下茎を伸ばして増えます。
葉は互生し、長さ10~40mm 幅10~18mmほどの楕円状で光沢があり、
冬の寒さに当たると茶色っぽく変色します。
また、縁に小さなギザギザが見られます。
盆栽にしたり、グランドカバーや寄せ植えなどにされますが、
赤い実をつけるため、クリスマスや正月の飾りにも使われます。
花言葉は、「明日への幸福」「不老長寿」で、12月21日の誕生花です。
「明日への幸福」は、赤い実をつけるので縁起ものとされたことに由来するとされ、
「不老長寿」は、葉に痛みを抑えるなどの効果があるとされるためといわれます。
参照サイト
みんなの趣味の園芸 チェッカーベリーの基本情報 チェッカーベリーの育て方
かぎけん花図鑑 チェッカーベリー
LOVEGREEN チェッカーベリーの花言葉
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