2月に、近所でシバザクラ(芝桜)のピンクの花が咲いていました。ときどき雪も降るこの時期、多くはないのですが、それでもしっかりと咲いています。北アメリカ原産で、花期は4~5月と言われますが、枯れたような葉の間から花柄を出して咲く様子は健気です。
冬に咲くシバザクラ(芝桜)のピンクの花
シバザクラ(芝桜)のピンクの花
近所で最初に見たのは、2月のはじめでした。
たまたま通りかかった、空き家になっているお宅の庭にピンクの小さな花が咲いているので、何かと思ってみると、シバザクラのようでした。ここでは、それほど多くは咲いていなかったのですが、先日車で通りかかった時のも、見たので撮らせていただきました。
遠くから見ると、葉は薄茶色で枯れたようになっていましたが、近づいてみると先端は緑がかった部分もあり、その先に咲いています。シバザクラは、常緑性とされるので、枯れたように見えていても、完全に枯れることはないようです。
5枚のハート形の花びらが、桜のようで、芝のように四方八方に広がることから、シバザクラ(芝桜)と名づけられた、北アメリカ原産の多年草です。
流石に、花期の4~5月ごろの勢いはないようですが、寒さによく耐えてさいていると思います。
シバザクラは、寒さにも暑さにも強く、湿気が多すぎるとよくないようですが、育てやすい花だと言われ、株分けや挿し芽でも増やすことができるので、作らなくなった畑などのグランドカバーとしてもいいかもしれませんね。
全国の各地の公園などに植えられ、名所になっていることはよく知られていますが、身近に植えるのもよさそうですね。
北海道滝上町、秩父芝桜の丘、神奈川県伊勢原市渋田川堤、愛知県茶臼山高原や山梨県富士のなどの芝桜が有名です。
シバザクラの葉
茎は全体に枯れたように薄茶色くなっていますが、花が咲いている先端はこのように緑いろをしていて、新しい花も咲きそうです。
ここでは、枯れたような葉の先に花が咲いています。枯れたようでも、茎や葉はしっかりしているんでしょうね。
葉の見え方は、場所によって違うようで、こちらの写真ではっきりとした緑色が見られます。
これから暖かくなると、徐々に緑が増していくでしょうが、葉のいろの変化をみるのも楽しいだろうと思います。
こちらは、栽培されているバザクラの茎です。少し高く作られた花壇の上からたくさんの茎がよく伸びています。
最盛期の4~5月には、たくさんのきれいな花を咲かせることでしょうね。通りかかったら、様子を見せてもらいたいと思います。
シバザクラの基本情報・花言葉
シバザクラ(芝桜)は、北アメリカ原産のハナシノブ科フロックス属の多年草です。
名前は、桜と同じ時期によくにた花を咲かせ、その後、芝のようによく伸びることに由来します。別名は、ハナツメクサ。
学名は、Phlox subulata
英名は、moss phlox、Creeping phlox
phloxは、ギリシア語の「phlogos(火炎)」が語源で、花の色に由来すると言われます。英名のmoss phloxは、苔状のフロックス、Creeping phloxは、匍匐性のフロックスの意味になります。
花期は4~5月で、ピンク、白、青、紫などの花をさかせます。
葉は1cmほどで硬く、披針形。茎がよく枝分かれし地て面を覆うように密生します。
シバザクラは、春や秋に、挿し木や株分けで増やすことがで、繁殖力が旺盛な植物です。
全国の各地の公園などに植えられ、名所になっています。
北海道滝上町、秩父芝桜の丘、神奈川県伊勢原市渋田川堤、愛知県茶臼山高原や山梨県富士のなどの芝桜が有名です。
シバザクラの花言葉は、「合意」「一致」「臆病な心」で、4月8日、4月20日の誕生花です。
「合意」「一致」は、シバザクラが密集して咲くことから、「臆病な心」は、小さな花が群れになって咲くことに由来すると言われます。
参照サイト
Wikipedia シバザクラ
HORTI シバザクラ
花言葉-由来 シバザクラ