オシロイバナは、夕暮れにピンク、黄、白などのいろで咲き、翌日の午前中にしぼむ一日花ですが、夏の間長く咲き続けます。種の中に白い粉が入っているので、オシロイバナと名づけられました。熱帯アメリカ原産の帰化植物で、オシロイバナ科の一年草または多年草です。
夕暮れにピンク、黄、白などの花を咲かせる一日花、オシロイバナ
ピンクのオシロイバナ
7月半ばになりましたが、いつのまにかオシロイバナ(白粉花)の花を見かけるようになりました。
直径3cmくらいのピンクの花で、この花を見ると、夏を実感します。
オシロイバナは、日本の花かと思っていましたが、メキシコなどの南アメリカが原産で、日本へは江戸時代にきたようですが、黄色や白などの品種も見られます。
普通は花壇などで育てられていますが、野生化したものも見られるようです。
オシロイバナは、4時ころに咲き始めることから、英名は「four-o’clock」とのことです。
翌日の午前中にはしぼんでしまう、一日花ですが、たくさんのツボミをつけて、
10月ころまで、つぎつぎに花を咲かせ、楽しませてくれます。
オシロイバナの種
花が終わったあとの実は、8mmくらいの大きさで、葉が変形した総苞の中についており、秋に黒く熟します。
この中に、白くておしろいのような粉が入っていることが、名前の由来になっています。
種や根には、トリゴネンと呼ばれる物質を含んでおり、誤食すると嘔吐などの症状がおこるとのことですので、気を付けたほうがいいようです。
黄や白のオシロイバナ
オシロイバナには、黄や白などの種類がありますが、どちらもきれいですね。
また、一つの苗に違った色の花を咲かせる種類もあるようです。
オシロイバナの基本情報・花言葉
オシロイバナ(白粉花)は、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、オシロイバナ科の一年草または多年草です。日本へは、江戸時代に日本にわたってきたようです。
種の中に、「おしろい」のような白い粉が入っているので、オシロイバナと名づけられたとのことです。別名は、夕化粧(ユウゲショウ)。
学名は、Mirabilis jalapa
英名は、four-o’clock
どちらも、夕方に咲き出すのでつけられた名前のようです。アカバナ科のピンクの多年草も夕化粧(ユウゲショウ)と呼ばれるので、混乱するかもしれません。
オシロイバナの花期は7~10月ころで、ピンク、黄色、白などの花を咲かせますが、一本の枝に違った色の花を咲かせる種類もあるようです。
花は漏斗形で、筒状の部分の長さは5cmくらいと長く、先端は3cmくらいに大きく開きます。花びらのように見える部分は萼片で、付け根に苞がついています。
花は、夕方4時ころに咲き始め、翌日の午前中にはちじむ一日花ですが、夏の間、つぎつぎと新しい花を咲かせます。
花が終わったあとにつける実は、8mmくらいの大きさで、葉が変形した総苞の中についており、秋に黒く熟します。
種や根には、トリゴネンと呼ばれる物質を含んでおり、誤食すると嘔吐などの症状がおこるとのことです。
葉は対生し、短い葉柄を持った、広卵形ないし長心臓形で全縁です。
草丈は1mほどになり、地面から多肉質の茎を出し、節をつけてよく分岐します。
オシロイバナ(白粉花)の花言葉は、「臆病」「内気」「恋を疑う」で、7月28日の誕生花です。
夕方に咲くことからつけられた花言葉のようです。
参照サイト
Wikipedia オシロイバナ
松江の花図鑑 オシロイバナ
みんなの趣味の園芸 オシロイバナ
花言葉-由来 オシロイバナ
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