梅雨時には、アジサイ(紫陽花)がよくにあいます。大きくは、周囲に額を持つガクアジサイと丸い形のハイドランジアに分類されるアジサイですが、いまを盛りに咲いていています。身近に見るアジサイについて、花の形や色などの違いを見てみました。
梅雨の時期に、身近に見かけるいろんな種類のアジサイ(紫陽花)の花
アジサイは、大きくは、ガクアジサイとハイドランジアに分類されます。
ハイドランジアは、日本原産の平たい形のガクアジサイが、海外で品種改良されて大正時代に日本に逆輸入されたもので、丸い形のアジサイです。
アジサイの名前は、つぎのような説があるとのことです。
もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説である[11]。そのほか、「味」は評価を[注釈 3]、「狭藍」は花の色を示すという谷川士清の説、「集まって咲くもの」とする山本章夫の説(『万葉古今動植物正名』)、「厚咲き」が転じたものであるという貝原益軒の説がある[11]。
日本語で漢字表記に用いられる「紫陽花」は、唐の詩人白居易が別の花、おそらくライラック[6] に付けた名で、平安時代の学者源順がこの漢字をあてたことから誤って広まったといわれている[14]。
Wikipedia アジサイ より
今回は、近くで咲くハイドランジア形のアジサイの紹介です。
紫のアジサイ
こちらは、我が家のアジサイです。今年は、よく咲いて大きな花がついています。
どの花もほぼ紫いろのようですが、なかには少し赤みがかっているものもあり、微妙な違いはあるようです。
一般的にアジサイの色は、酸性が強い土地では紫、アルカリ性が強いと赤みを帯びた花がさくと言われていますが、
品種や、時間の経過によって変化するようですね。
このアジサイは、せっかくなので、切り花にして玄関にいけました。(#^.^#)
ピンクのアジサイ
こちらは、近くの空き地で咲くピンクのアジサイです。
個々の小さな花のつくりも、我が家のものとは違っていますが、華やかな感じがします。
ひろい場所でのびのびと育って、大きな株になっているからでしょうか、たくさんの花が咲いています。
咲き始めは薄い緑ですが、大きくなると、みんなきれいなピンクになっています。
雨が続くなかで、きれいな花が咲いているのは、うれしいものですね。
いろんな色に咲くアジサイ
こちらは、知り合いのお宅の花です。写真では、小さな花はピンクが主体ですが、中心部は白くなっています。
我が家や空き地のアジサイとは、花の形も、いろも違っています。
何気なく見ていた時には気が付かなかったのですが、みんな微妙に違っていて楽しいですね。
また、この樹に咲いている花は、それぞれ、色が違っています。
咲き始めは薄い緑が主体で、外周は薄い紫いろの花になっていますが、育ったものは、全体に濃い紫や赤が増えています。
紫が、ピンクに変わるんでしょうか。
知人の話では、時間とともに色が変わるとのことです。いろの変化をみるのも楽しいですね。
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
こちらは、最近よく見かける北アメリカ東部原産の、カシワバアジサイと呼ばれる品種です。
真っ白な小さな花が、たくさん連なって縦方向についています。
重くなるからでしょう、下を向いているものが多いようです。近づいてみると、存在感があって見栄えがします。
カシワバアジサイと言われるように、柏の葉のように、葉に切れ込みが入っています。
他のアジサイの葉は、表面がつるつるして楕円形ですが、カシワバアジサイは、ちょっと違うようです。
アジサイの花言葉
アジサイの花言葉は、「移り気」、「浮気」、「無常」で、6月3日の誕生花です。
アジサイの花の色が、時間とともに変化することからつけられたようです。
また、いろに応じて、つぎのようにつけられています。
青は「辛抱強い愛情」、ピンクは「元気な女性」、白は「寛容」。
母の日の送りものには、ピンクが好まれるとも聞きました。
おわりに
自宅や近所できれいに咲くアジサイ(紫陽花)の花がきれいです。
写真に撮ってよくみると、同じように見えていたアジサイが、樹ごとに違った形で咲いていることがわかりました。
細かな様子も見ると、新しい発見もあって、楽しいものですね。(^◇^)
参照サイト
Wikipedia アジサイ
hibiyakadan.com アジサイ
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