ガマズミ(莢蒾)につく赤い実

2020年10月29日

ガマズミ

11月近くなり、ガマズミ(莢蒾)の赤い実が綺麗です。小さな樹なので、目立ちませんが、小さな赤いをたくさんつけています。実はポリフェノールを含み、血液をサラサラにする効果もあるとされ、ジュース、果実酒やジャムなどに利用されています。

ガマズミ(莢蒾)につく赤い実

ガマズミの実

ガマズミの樹

ガマズミの樹と実

こちらは、2mほどの高さの樹ですが、たくさんの実をつけています。

一か月ほど前に林道を走っていたときに、赤い実をつけた樹を見つけて、ガマズミだと知ったばかりでした。

ところが、先日私がなんやかや植えている山に行ったところ、そこでも見つけました。

赤い実でよく目立つのに、なぜか、いままで気が付きませんでした。

ちょっと得をした気分です。 (⌒▽⌒) 

ここには、ソヨゴナナカマドシロダモなど赤い実をつける樹がいくつかあります。

今年はどうかな、と様子を見にいったんですが、今年は実のつき方が少なく、何じゃ、と思っていたところで、このガマズミを見つけました。

ガマズミの実は、11月頃に熟して表面に白い粉がふいて美味しくなるとのこと。

せっかくなので、こんど食べてみたいと思います。 忘れませんように!

ガマズミの花(1)

ガマズミの花

ガマズミの花は、5~6月ころに咲きます。枝の先に、散房花序のかたちで、5~8cmくらいの花をたくさん咲かせます。

花全体の大きさは、20cmくらいはあるでしょうか。真っ白で、遠くからでもよく目につきます。

2021年6月に、山で咲いているのを見つけました。花には、アリがのぼり、蜂などの昆虫が蜜を吸いに集まっていました。

詳しくは、こちらをご覧ください。

ガマズミ
ガマズミ(莢蒾)は、春に白い花が咲き、秋に赤い実をつけます

ガマズミは、春の5~6月ごろに花序でたくさんの白い花を咲かせます。秋の10月ごろに小さな赤い実をつけ、昔から生食や染料として利用されてきました。北海道南西部から九州の山地に分布するスイカズラ科ガマズミ ...

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ガマズミの葉

ガマズミの葉

ガマズミの葉

春の葉は、台風にもまだあっておらず、傷ついていないからでしょうか、きれいな緑でいきいきとしています。

葉には葉柄があり、枝に対生でつき、卵型から広卵形をしていて、大きさは10cm程度です。

また、葉には毛があり、葉脈がよく目立ちます。

ガマズミ(莢蒾)の基本情報・花言葉

ガマズミ(莢蒾)は、レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木で、北海道南西部から九州までの山地に分布し、樹高は5mほどになります。

ガマズミの名前の由来は、鎌(カマ)の柄に使われ、実が酸っぱい(酸実)ことから「ガマズミ」となったという説や、

実を衣類の染料(すり染め)に使ったためとする説、などがあるようです。

別名は、アラゲガマズミ。

学名は、Viburnum dilatatum

英名は、Linden viburnum、Linden arrow-wood

花期は5~6月で、枝先に直径6~10cmの散房花序をだし、白い小さな花をたくさんつけます。

花序の軸には開出毛や星状毛が密生します。花冠は直径5~8mmで、5枚に分かれます。

果実は核果で、長さが6~8mmの広卵形で、9~11月ころに赤く熟します。

葉は対生し、長さ6~14cm 幅3~13cmの倒卵形や卵形ないし円形で先は鈍く尖り、葉柄の長さは1~2.5cmです。縁には浅い鋸歯がつきます。

樹高は5mほどになり、樹皮は灰褐色になります。

近縁種にコバノガマズミ、ミヤマガマズミがあります。

コバノガマズミの仲間の葉柄は6mm以下と短く、ミヤマガマズミは葉の先が尾状に伸びて鋭く尖っている点が、ガマズミと違う点です。

秋につけた赤い実は、食用になり、果樹酒にされることもあるそうです。

また、花も綺麗に咲き、このように赤い実をたくさんつけるからでしょうか、庭木にされます。

木は、強度が高い木ため、雪の上を歩くためのカンジキにも使われたそうです。

ガマズミの花言葉は、「結合」「私を見て」「私を無視しないで」で、6月22日、11月24日の誕生花です。

「結合」は、花のついている様子からつけられたとのことです。

参照サイト

Wikipedia ガマズミ 

庭木図鑑 樹木ペディア ガマズミ

森と水の郷あきた ガマズミ/ミヤマガマズミ

花言葉-由来



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