山茶花と椿は、冬に咲き、よく似た花が咲きますが、違いを知っていますか。ここでは、それぞれの特徴と違いをまとめました。
<目次>
山茶花について

以前撮った庭の山茶花の花です。綺麗に整った可憐な花で人を惹きつけます。
山茶花は、山口、四国、九州以南に自生する樹高2~8mの常緑小高木ですが、庭木や街路樹に利用されています。葉長さは3~6cm、葉柄は2~5cmです。
我が家には、2種類の山茶花があります。寒い花があまりない時期に咲いてくれるので、ありがたいですね。
「冬」の季語で、 花言葉は全般には「困難に打ち勝つ」ですが、花の色によって次のように名ずけられているようです。この花がそうでしょうがピンクは「永遠の人」とのこと。ちなみに、白は「愛嬌」、赤は「謙譲」だそうです。
花言葉とは、 象徴的な意味を持たせるため植物に与えられる言葉 とのことですが、人がどのように感じているかが思われてたのしいですね。
よく似た樹に椿があり、良く比較されますね。
椿について

まだ写真は、まだ蕾ですが、山で咲いているのを見かけます。
常緑小高木~高木で、本州、四国、九州以南に自生しています。海岸沿いや山地に多く、庭木や防風林としても植えられます。
材は、盆やワンの生地、将棋の駒などに利用されます。また、種子からは椿油がとれ、東京都の伊豆大島や長崎県の五島列島などが産地として有名です。
山茶花もそうですが、椿も改良品種がいろいろ開発されているようですね。
下の写真は、我が家で買った「夢」と名付けられた椿です。まだ、小さな苗ですが綺麗な花をたくさん咲かせてくれます。

「春」の季語。花言葉は一般的には、「控えめな優しさ」「控えめな美」で、控えめとつけられたのは、花に香りがないためだそうです。 こちらも花の色によって異なっているようですが、省略。
椿と山茶花はよく間違えられるようですが、私も知らないで山茶花を椿と話していたところ、違うと家内から教えてもらいました。
山茶花と椿の違い(見分け方)
両者を花から見分ける方法は、以下のようになるようです。
- 花がある時:山茶花は花びらから落ち、椿は花が散るとき花首から落ちます。
- 開花時期の違い:山茶花は10月~12月、椿は12月~4月に咲きます。
- 花の形の違い:山茶花は平面的に薄く、椿はやや筒状で立体的に厚みがあります。
花のない時期に、葉で見分けるのは難しいとのことです。
上の特徴を押さえておけば、見分けられそうですね。
山茶花の花言葉は、ピンクが「永遠の愛」、白は「愛嬌」、「あなたは私の愛を退ける」。
椿の花言葉は、
ピンクが「控えめな美」、「控えめな愛」、「慎み深い」、
白が「完璧な美しさ」、「申し分のない魅力」、「至上の愛らしさ」、
赤が、「控えめな素晴らしさ」、「謙虚な美徳」。
参考サイト・書籍
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