サギソウ(鷺草)は日本原産の多年草で、白鷺が羽ばたく姿に似た純白の花を咲かせるラン科植物です。湿地を好み、夏に開花し、球根で越冬する。観賞用として古くから親しまれてきました。
夏の水辺で清楚に咲くサギソウ(鷺草)
サギソウの白い花

飛ぶように咲くサギソウ(大阪公立大学附属植物園にて)
大阪公立大学附属植物園では、絶滅危惧種のコーナーがあり、
そこにサギソウが植えられています。
写真などで良く見る印象深い花なので、
いま咲いていると聞き、見てきました。
30cmほどの茎がいくつものびていて、
その先に複数の花が、外に向かって飛ぶように咲いています。
直径3cmほどの小さな花ですが、
真っ白な鷺が飛んでいるような姿がきれいで清楚です。
サギソウは、ラン科の多年草で、唇弁と呼ばれる花びらの形で3つに分かれています。
真ん中の中裂片は、細長い披針形(鷺の胴体部)、
その両側の側裂片は、斜扇形で2枚(鷺の羽)ついていて、
縁が細かく裂けています。
まさに、白鷺のようです。

集まって咲くサギソウ
茎の先端には、1~5個の花が咲き、
このように賑やかに飛び交っているような様子も見られました。

湿地で育つサギソウ
サギソウが植えられた容器は、
このように、水槽(?)の上に置かれていました。
湿地性なので、このような対策が必要のようです。
このような条件がつくことも、
絶命危惧種になっている要因のひとつなのかもしれません。
- 花言葉は、「繊細」「清純」「無垢」「芯の強さ」など。
真っ白で、先端が細かく分かれた羽を広げて飛ぶ鷺の姿からイメージされたものでしょうね。
サギソウの葉や茎

サギソウの葉、茎
こちらのサギソウの茎は、高さ30~40cmほどで、
枝分かれはなく、まっすぐ伸びた茎の先端に花を咲かせています。
球根性で、その球根からランナーが伸び、その先にまた球根ができ、
そこから根出葉を出して、茎を伸ばします。
このため、周辺にいくつもの茎がでています。
茎につく葉は互生し、細長くのびますが、縁に鋸歯はみられません。
暑い夏に涼し気に咲くサギソウ、環境変化にめげず、いつまでも綺麗な姿をみせてもらいたいものです。
サギソウの基本情報・花言葉
サギソウ(鷺草)は、朝鮮半島、台湾、日本全土に分布するラン科サギソウ属(Pecteilis)、またはミズトンボ属(Habenaria)の湿地性多年草です。
名前は、花が唇弁形であり、その姿がシラサギが翼を広げたようなことに由来します。
同じ理由から、サギラン(鷺蘭)やシラサギソウ(白鷺草)などと呼ばれることもあります。
学名は、Pecteilis radiata または Habenaria radiata
Pecteilisは、ラテン語で「櫛の歯」の意味で、羽根に当たる部分の細かい切れ込みに由来。
radiataは、ラテン語で「放射状の」の意味で、唇弁の先が放射状に広がっていることに由来します。
Habenariaは、ラテン語の「habena」が語源で、「革紐」や「手綱」を意味し、距(キョ)が長く伸びていることに由来します。
英名は、White Egret Flower
Egretは、白鷺。
花期は7~9月で、まっすぐに伸びた茎の先端に、1~5輪、白い花を咲かせます。
花は唇弁(シンベン)で、先端が3つに割れ、
左右の裂片には多数の深い切れ込みがあり、
中央の裂片が、左右の裂片の間でまっすぐ伸びている様子が、
白鷺が飛んでいるように見えます。
花の詳しい構造は、Hiroken 花さんぽなどに書かれています。
サギソウは球根性のランで、地下にできた球根から細長い根出葉を出し、
その中心部から20~40cmほのど茎を伸ばし、葉が互生します。
葉には鋸歯がなく、下部のものほど大きく、
長さ5~10 cm 幅3~6 mmの細長い線形になります。
サギソウは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧(NT)の指定を受けており、
個体数は年々減少してきているといわれます。
- 花言葉は、「繊細」「清純」「無垢」「芯の強さ」などで、
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- 6月26日、7月25日、8月13日、8月16日、8月21日などの誕生花です。
参照サイト・花言葉
Wikipedia サギソウ
HiroKen 花さんぽ サギソウ
みんなの趣味の園芸 サギソウ
Bontanique サギソウ
Chills Laboratory サギソウ