ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜、エリゲロン)の花 〜白から赤に変化〜

2022年8月14日

ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナは、中央アメリカ原産のキク科の多年草で、ゲンペイコギク(源平小菊)などとも言われ、1.5~2cmほどの小さな花を咲かせます。花びらは咲き始めは白く、しだいに赤く変化します。日本では、1949年に確認され、関東地方以南で帰化しています。

ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜、エリゲロン)の花 〜白から赤に変化〜

ペラペラヨメナの花

ペラペラヨメナの白い花

ペラペラヨメナの白い花

道沿いの空き地に、ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜、エリゲロン)が群生し、たくさんの花が咲いていました。

近縁種のハルジオンやヒメジョオンによく似た、1.5~2cmほどの小さな頭状花で、

最初はしろく咲き、時間とともに赤く変化するという特徴があり、

5~11月の長い期間咲き続けます。

昨年、車から点々と白いものが見えたので、近づいてみると小さな花でした。

その時は。名前がよくわからずそのままになっていたのですが、今回調べ直してるとペラペラヨメナで、別名エリゲロンらしいとわかりました。

ペロペロヨメナの赤い花

ペロペロヨメナの赤い花

名前のペラペラヨメナは、葉が薄くてペラペラとしていて、ヨメナににた花が咲くことに由来します。

流通名としては、ゲンペイコギク(源平小菊)やエリゲロンが一般的のようです。

1つの株に、白や赤い花が咲くキク科の花なのでゲンペイコギク(源平小菊)とも呼ばれ、

エリゲロンは、学名になります。

中央アメリカ原産のキク科の多年草で、匍匐によってふえ、ちいさな頭状花を咲かせますが、

日本では1949年に初めて見つかったとされ、いまは関東以西に帰化しているようです。

最初は白く咲きます(2枚目の写真)が、時間がたつと赤く変化(3枚目の写真)します。

そして、冒頭の写真のように白と赤の花が、一緒に咲くのが見られます。

たくさん咲くペロペロヨメナ

たくさん咲くペロペロヨメナ

こちらは、少し離れて撮ったものですが、このように、あたり一面に夥しく咲いています。

花言葉は、「移り気」「遠くから見守ります」で、5月21日、5月27日の誕生花です

花のいろが白から赤に変わるので「移り気」、

離れてみると小さな花がたくさん咲く光景が印象的なので「遠くから見守ります」とつけられたのかと想像します。

ペロペロヨメナの茎や葉

ペロペロヨメナの茎や葉

一本抜いてみました。

茎は細くて柔らかいので自立しないで横たわって伸びますが、

茎の上の部分で分岐し、その先々で1つ花を咲かせています。

葉は対生し、細長い披針形で、茎にたくさんついているのが見られます。

少し変わったつき方のように思います。

ペロペロヨメナに止まるヤマトシジミ

ペロペロヨメナにとまるヤマトシジミ

小さな蝶がとまっているのを撮ることができたので載せました。ヤマトシジミでしょうか。

小さな花に、小さな蝶がとまって蜜を吸っている自然の営み、可愛いくて綺麗だと思います。

ペラペラヨメナの基本情報・花言葉

ペラペラヨメナは、中央アメリカ原産のキク科ムカシヨモギ属の多年草です。

日本では1949年に初めて確認され、関東地方以南の帰化しているとされます。

名前は、葉が薄くてペラペラしており、ヨメナににた花をつけることに由来します。

別名は、ペラペラヒメジョオン、メキシコヒナギク、ゲンペイコギク(源平小菊)、ムキュウギク(無休菊)など。

日本では、「ゲンペイコギク(源平小菊)」や「エリゲロン」の名前で市販されています。

学名は、Erigeron karvinskianus

英名は、Mexican fleabane

花期は5~11月で、枝の先に、直径15~20mmほどの頭状花をつけます。

中心部の筒状花は黄色で、その周りに舌状花が1列つきます。舌状花は咲きはじめは白く、その後淡い紅色に変化するので、同じ株に紅白の花が咲きます。

果実は痩果で、冠毛がつきます。

葉は互生し、茎の下部につく葉は3~5裂して、葉柄がありますが、

茎の上部につく葉は葉柄がなく、披針形で、縁は全縁で毛がはえます。

茎は根元から枝分かれして、地面にそって広がり、上部は立ち上がって草丈は20~40cmになります。

ペラペラヨメナの花言葉は、「移り気」「遠くから見守ります」で、5月21日、5月27日の誕生花です

参照サイト・書籍

Wikipedia ペラペラヨメナ

EVERGREEN  ペラペラヨメナ

松江の花図鑑 ペラペラヨメナ

侵入し物データベース ペラペラヨメナ

Chills Laboratory エリゲロン

森昭彦著 山と渓谷社 「帰化&外来植物 見分け方マニュアル 950種

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