3月になって、ツルニチニチソウ(蔓日々草、ビンカ・マジヨール)の薄紫の花が咲きはじめました。常緑ツル性の栽培草花で、地面に這って伸び、広がります。花期は3~6月で、薄紫や白の5弁の花を咲かせます。ヨーロッパ原産で、繁殖力が旺盛な花です。
ツルニチニチソウの薄紫の花
ツルニチニチソウの花
毎年、近くの野原で咲くツルニチニチソウ(蔓日々草、ビンカ・マジヨール)、今年も咲き出しました。
ツルニチニチソウ(蔓日々草)は、ヨーロッパ原産のキョウチクトウ科の常緑蔓性植物で、鑑賞用の栽培品種ですが、ここでは、野生化しています。
花が、マダガスカル原産で一年草のニチニチソウににているとして、ツルニチニチソウとつけられました。
こちらが、ニチニチソウです。
いろは違いますが、たしかによくにたきれいな花ですね。
上向きに咲く薄紫の5弁の清楚な花で、毎年見るのが楽しみな花です。白い花もあるようですが、見るのは、この薄紫です。
繁殖力が強く、ツルが長く伸び、たくさんの花が咲いています。
花期は3~6月ですが、常緑ツル性で、耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れているので、一年を通じて楽しむことができます。
特に、葉に白や黄の斑が入った品種があり、鑑賞用として親しまれているようです。
ツルニチニチソウの葉・ツル
ツルは、地面を這うように長く伸び、四方八方に広がっています。離れたところでは、花が一つだけの小さな株も見られます。
葉は対生し、長さ5~8cm の楕円形状できれいな緑いろをしています。葉に白や黄の斑入りの品種もあり、グランドカバーとしても、栽培されているようです。
ツルニチニチソウは、花も葉もきれいで、楽しませてくれる草花です。
ツルニチニチソウの基本情報・花言葉
ツルニチニチソウ(蔓日々草、ビンカ・マジヨール)は、ヨーロッパ原産の鑑賞用の栽培品種で、キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の常緑蔓性植物です。
花が、ニチニチソウ(日々草)ににていて蔓性なので、ツルニチニチソウと名づけられました。
ちなみに、ニチニチソウはマダガスカル原産の一年草で直立し、つぎの写真のような花を咲かせます。
初夏から秋まで長く花を咲かせるので、この名前がつけられました。
学名は、Vinca major
英名は、bigleaf periwinkle
花期は3~6月で、花は筒状で上をき、花びらは五つに分かれています。柱頭が円盤状であり、その上に毛のある突起がついた珍しい形をしています。
花の色は薄紫や白がありますが、長い期間次から次へと花が咲きます。
葉は5~8cmで、光沢があります。また、葉に黄や白の斑が入った品種があります。
ツル性で、地面を這って伸びて広がり、繁殖力がつよい植物です。
花言葉は、「優しい」、「思い出」で、4月10日の誕生花です。
なお、仲間に、花が小さなヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草、ビンカ・ミノール)が有ります。
両者の違いは、ツルニチニチソウが萼に毛があるのに対し、ヒメツルニチニチソウにはありません。
参照サイト
Wikipedia ツルニチニチソウ
LOVEGREEN ツルニチニチソウ
みんなの趣味の園芸 ツルニチニチソウ