ヒメジョオン(姫女菀)の白い花

2021年10月15日

ヒメジョオン

ヒメジョオン(姫女菀)は、北アメリカ原産で、日本全土に分布する越年草で、5~10月ごろに白い花を咲かせます。日本へは、1865年に観賞用に移入されたと言われますが、明治時代には雑草化したようです。よくにたハルジオン(春紫菀)との相違などについて書きました。

ヒメジョオン(姫女菀)の白い花

ヒメジョオンの花

ヒメジョオンの花

ヒメジョオンの花

5月に、ハルジオン(春紫菀)とヒメジョオン(姫女菀)の違いについて記事にしました。

4~6月に咲くハルジオン(春紫菀)、ヒメジョオン(姫女菀)との違い

ハルジオンは、花期が4~6月で、直径2~3cmほどの花を咲かせます。花は、中心部の黄色い筒状花と、周囲の花びらのような白い舌状花がついた頭状花序で、キク科の多年草です。ここでは、ハルジオンの詳細とヒメ ...

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両者は、普通によく見かける花ですが、そっくりなので、ややこしく、いろんなHPでも取り上げられています。

その時は、ヒメジョオンの実物を確認できないまま書いたのですが、ヒメジョオンが咲いていたので、改めて記事にしました。

この記事の写真が、こんかい撮ったヒメジョオンの花です。

頭状花序で、中心部の黄色い筒状花と周囲の舌状花からなり、きれいな花です。

花言葉は、「素朴で清楚」で、12月18日の誕生花です

見たままをつけた花言葉のようですね。

きれいなのですが、増えすぎたためか、日本の侵略的外来種ワースト100に分類され、悪者扱いになっているのは気の毒な気がします。

また、どこでも見かける花からでしょうか、みてもあまり感動しないのも残念だと思います。

この花がヒメジョオンだと気がついたきっかけは、10月に咲いているということでした。

ハルジオンは花期が4~6月とされていますが、ヒメジョオンは5~10月とのことなので、ヒメジョオンに違いないと思いました。

7~8月ころに見たのだったら、ハルジオンの可能性があるかもしれませんが、10月というのはないだろうということです。

それで、もう少し様子をみてみました。

ヒメジョオンの花とツボミ

ヒメジョオンの花とツボミ

こちらは花とツボミですが、花の舌状花の幅と数が違うとされますが、両者を並べて比較すると違いがわかりますが、

単独で見た場合は識別の参考にはなりにくいかもしれません。

ツボミについても、ヒメジョオンは上向きについていると言われます。

ヒメジョオンのツボミ

ヒメジョオンのツボミ

この写真は横から撮ったものですが、たしかにハルジオンのよう下向きにはついていないようですが、不安は残ります。

でも、後に述べますが茎の断面をみて確認できました。(^⊆^)

ヒメジョオンの葉・茎

ヒメジョオンの葉と茎

ヒメジョオンの葉と茎

ヒメジョオンの葉は、このように細長い披針形で、鋸歯があります。

また、葉柄がなく茎を包むことなくつきます。ハルジオンは茎を包むようにつくので、この点が違います。

写真のヒメジョオンは草丈が1mくらいですが、茎にはまばらに毛が生えています。

もう一つ、ヒメジョオンは、茎の中が詰まっているはずなので確認しました。

つぎの写真のように、断面の中は白いものが詰まっていて、ハルジオンのような中空ではないことが確認できました。

いろいろ書きましたが、たしかにヒメジョオンのようです。 (^◎^)

ヒメジョオンの茎の断面

ヒメジョオンの茎の断面

ヒメジョオンの基本情報・花言葉

ヒメジョオンは、北アメリカ原産で、日本全土に分布するキク科ムカシヨモギ属の越年草です。

日本へは、1865年に観賞用に移入されたと言われますが、明治時代には雑草化したようです。

繁殖力がつよく、日本の侵略的外来種ワースト100に入れられています。

ヒメジョオンの名前は、「姫」は「小さい」いことに、「女」は「中国産の野草」であることからつけられたとのことです。

学名は、Erigeron annuus

英名は、annual fleabane、eastern daisy fleabane

花期は5~10月で、花は頭状花序で、中央の黄色い管状花と、周辺の花びらのような舌状花からなります。

舌状花は、ハルジオンにくらべて、太めで数が少ないという違いがあります。

ツボミは、垂れ下がることなく、上向き気味につきます。

葉は、冬の時期は長い柄のついた丸みのある根出葉をつけますが、茎が伸びると根出葉は消え、茎から出る細長い披針形の葉が残り、縁に鋸歯があります。

また、葉は茎を抱かずにつきます。

草丈は50~150cmで、茎にはまばらに毛が生え、茎の中は詰まっています。

花の後にできる種は、1個体あたり47,000以上で、35年の長い寿命を持つと言われます。

葉は、根本近くに、長い柄のついた丸みを帯びた根出葉を付け、茎が高く伸びた後は、根出葉は消滅し、茎についた細長い葉だけになります。

茎と葉には、まばらに毛が生えます。

花言葉は、「素朴で清楚」で、12月18日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia ヒメジョオン

Life is beautiful  ハルジオンとヒメジョオンの違い

花言葉-由来 ヒメジョオン



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