ヤマブキ(山吹)は、3月末ころから、鮮やかな黄色に花が咲きだします。一重咲きと八重咲きがあり、黄金色と言われる鮮やかな花をつける様子は、人の心を明るくしてくれます。同じバラ科の仲間で、白い花を咲かせるシロヤマブキもあります。
3月末ごろから咲く、一重咲きや八重咲きの鮮やかなヤマブキの黄色い花
一重咲きのヤマブキ
車で走る道路添いの半日陰に咲いているヤマブキをよく見ます。
よく増えるようで、株立ちで大きくなった樹が連らなって生えていて、鮮やかな黄色が、目に飛び込んできます。黄色と書きましたが、お馴染みの山吹色と呼ばれ、オレンジ色と黄色の中間色とのことです。
ヤマブキの名前は、細い枝が風に揺れる様子を「山振り(ヤマブリ)」と呼んでいたものが変化したとする説や、春に黄色い花で山が埋めつくされる様子を「山春黄(ヤマハルキ)」と表現したものが変化したとする説があるようです。
花言葉は、「気品」、「崇高」、「金運」。草木が芽生えてきた時期に端正に咲く、鮮やかな黄金色の花に由来するのだろうと思います、あやかりたいものですね。
ヤマブキは、地下茎を伸ばして細い茎が株立ちし、1~2mほどの高さになりますが、先が垂れさがっていることが多いようです。
一重咲きのヤマブキの花は、直径3~5cm、花びらが5枚で、たくさんの雄しべと5~8個の雌しべをつけます。
葉は互生し、長さが4〜8cm 幅2〜4cm、長い卵形で先端は鋭くとがり、縁には鋸歯があります
八重咲きのヤマブキ
学名は、Kerria japonica
英名は、Japanese kerria
ヤマブキの花期は4~5月で、新しく出た枝の先端に鮮やかな黄色の花を咲かせます。花の直径は4~5cmで、花びらは5枚で倒卵形です。雄しべがたくさん着き、花柱は5~8本になります。
実は痩果(ソウカ)で、長さ約4mmの広楕円形で、1〜5個集まってつき、9月頃に黒っぽく熟します。
葉は互生し、長さ4〜8cm 幅2〜4cmの倒卵形で、先端は鋭く尖り、縁には重鋸歯があります。
樹高は1~2mで、株立ちします。
ヤマブキの花言葉は、「気品」、「崇高」、「金運」で、3月28日、5月4日の誕生花です。
なかなかいい花言葉ですね。ヤマブキが好きになりそうです。 \(^W^)/
おわりに
いま、ヤマブキの花がきれいに咲いています。
山吹色は、オレンジ色と黄色の中間色だそうですが、時代劇で聞く「山吹色の小判」との表現もあり、お近づきになりたい、縁起のいい色でもあるようですね。
参照サイト
松江の花図鑑 ヤマブキ
みんなの趣味の園芸 ヤマブキ
花言葉-由来 ヤマブキ
関連投稿
-
8月に返り咲きしたヤマブキ(山吹)の黄色い花
8月にヤマブキの花が咲いていました。今の時期に、黄色い花が咲いていたので、何かと思って近ずくとヤマブキでした。最盛期と違って花の数は少ないのですが、意外な時期の花に咲く、「返り咲き」とか「狂い咲き」な ...
続きを見る