シャガ

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白地に紫と黄の模様のシャガと、薄紫のヒメシャガの違い

2021年4月6日

シャガ(射干)は、コチョウバナ(胡蝶花)とも呼ばれ、4月ごろから、白地に紫と黄の模様がきれいな花を咲かせる一日花です。古い時代に、中国から帰化したアヤメ科の常緑多年草です。近縁種で、薄紫の花のヒメシャガ(姫射干)との違いについてもまとめました。

白地に紫と黄の模様のシャガと、薄紫のヒメシャガの違い

白地に紫と黄の模様がきれいなシャガ

伸びた茎に咲くシャガ

伸びた茎の先に咲くシャガ

シャガ(射干、著莪)は、アヤメに似たきれいな花で4~5月に咲きます

花の大きさは5~6cm、草丈は60cmくらいで、茎から分かれた複数の柄の先に咲き、白の中に、紫と黄色の模様がきれいです。

この花は、朝開いて夕方には萎(シボ)みますが、たくさんついた蕾がつぎつぎに咲きます。

上から見たシャガの花

上から見たシャガの花

上から見ると華やかさがわかります。白い3枚が、内花被(ナイカヒ)すなわち花びらです。いっぽう、 幅広に紫で半円が描かれ、その中に黄色い線状の模様が入ったのが外花被(ガイカヒ)すなわち萼(ガク)です。

すこし見づらいのですが、の内側にある、白くて先がヒダのように分かれたものが雌しべ(柱頭)の付属物とのことです。には、白地に紫と黄色の模様がついていて、きれいです。この写真では、雌しべ、雄しべ、は隠れています。(>N<)

花の詳しいことは、松江の花図鑑に書かれています。

横から見たシャガ

横から見たシャガ

横から見ると、それぞれの形がもう少しわかります。花びらもも、波打っていて、縁に細かな切れ目がはいっています。そして、中央にある雌しべは上を向いています。

シャガの外花被

シャガの外花被

こちらは、萼に描かれた模様です。すべての花の3枚の萼にこのような模様が描かれています。丹念な自然の営みに驚きます。

シャガの群生と茎・葉

シャガの群生の様子

シャガの群生の様子

日本のシャガは、3倍体の植物なので種子をつけず、地下茎が伸びて、株を増やします。中国のシャガには2倍体のものがあり、いろんな種類があるようです。

葉は常緑性で、長さ30~60cm 幅2~3.5cmと細長くて扁平で、光沢のある緑色をしています。

群生の中で咲くシャガ

群生の中で咲くシャガ

そして、地下茎から延びた葉の根元から上に出た茎から、いくつもの柄を出し、その先に花を咲かせています。

シャガの群生

シャガの群生

たくさんの株が生えているところでは、花も沢山咲いています。

一つ一つの花は小さいのですが、たくさんついているので、賑やかで見栄えがします。

近縁種のヒメシャガ(姫射干)

シャガの花

ヒメシャガの薄紫の花

シャガに似ていますが、全体に小さいことから、ヒメシャガと名づけられました。

シャガが、白地に模様が入っているのに対して、全体が薄紫で、白や黄の模様が入っています。

ヒメシャガの花

ヒメシャガの花と葉

ヒメシャガの花期は5~6月で、シャガより遅く咲き出します。

花の直径は4cmほどで、花茎に薄紫色の花を2~3個咲かせます。外花被片の中央は白色く、紫色のすじと黄色の斑紋があり、とさか状の突起が見られます。花の後につく実は蒴果で、直径8mmの球状になります。

葉は、長さ20~40cm 幅5~15mmと細長く、冬には枯れてしまいます。

草丈は30cm以下で、シャガの60cmにくらべて小さくなります。

ヒメシャガ(姫射干)は、北海道西南部以南に分布するアヤメ科アヤメ属の多年草です。

学名は、Iris gracilipes A. Gray

シャガ(射干)とヒメシャガ(姫射干)の違い

以上述べてきたようによくにた花ですが、シャガとヒメシャガの違いを、一覧表でまとめます。

シャガとヒメシャガの違い
シャガ ヒメシャガ
花期 4~5月 5~6月
花の大きさ 5~6cm 4cmほど
花の色 白地に紫と黄の模様 薄紫
種別 常緑多年草 葉が枯れる多年草
草丈 60cm 30cm以下

シャガの基本情報・花言葉

シャガは、中国東部やミャンマーが原産で、アヤメ科アヤメ属の常緑多年草です。日本には古い時代に帰化したと言われ、本州から九州に分布すると言われます。

シャガ(射干)の名前については、もともと射干はヒオウギを意味する漢名だったとのことですが、音読みしてこの花に用いられるようになったようです。別名は、コチョウカ(胡蝶花)。

学名は、Iris japonica

英名は、Fringed iris、Crested iris

花期は4~5月で、大きさは5~6cm、茎から分かれた複数の柄の先に咲き、白の中に、紫と黄色の模様がついた外花被がきれいです。花は、白い3枚の内花被(ナイカヒ)すなわち花びらと、幅広で紫に半円が描かれ、その中に黄色い線状の模様が入った外花被(ガイカヒ)すなわち萼(ガク)で構成されています。

この花は、朝開いて夕方には萎(シボ)む、一日花ですが、たくさんついた蕾がつぎつぎに咲きます。

草丈は60cmくらいで、葉は、長30~60cm、幅2~3.5cmと扁平で、光沢のある緑色をしています。

シャガの花言葉は、「反抗」、「友人が多い」で、4月27日の誕生花です

近縁種に、日本固有種で、シャガよりも小さく、5月~6月ごろに紫色の花を咲かせるヒメシャガ(姫射干)があります。

おわりに

シャガは、空き地や近くの林地に生えていて、毎年きれいな花を咲かせます。

草丈はほかのアヤメ科の植物にくらべて低く、小さめの花を咲かせます。

群生で生えていることが多いので、遠くから見てもよく目立ちます。

近くから見ると、美しい模様が入っていて、見栄えがします。

野草としては、きれいで楽しませてくれる花だと思います。 *\(^W^)/*

参照サイト

Wikipedia シャガ ヒメシャガ

松江の花図鑑 シャガ

日本植物生理学会 みんなの広場 三倍体植物について

花言葉ー由来 シャガ

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~いま見ごろの花たち~

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