3月後半になり、花盛りになってきました。数年前に植えた栽培品種のミツバアケビ(三葉木通)にも、花 が咲きました。山には、葉が5枚のアケビ(木通)や3枚のミツバアケビ(三葉木通)も自生していますが、この品種は実が大きいと聞いて買ったものです。
<目次>
ミツバアケビ
ミツバアケビの花

ミツバアケビ(三葉木通)は、葉が3枚ずつ、
掌状複葉(ショウジョウフクヨウ)という形でつくので、そう呼ばれるそうです。
「木通」でアケビと読むそうですが、植物の漢字の表現は難しいものが多いですね。
上の写真は、横から撮っているので、わかりずらいのですが、
ツルから延びた葉柄の先に、葉が3枚ついています。
ちなみに、葉が5枚のものもあり、こちらは、アケビ(木通)と呼ばれます。

つまり、樹に雌雄の区別はありませんが、咲く花に雌雄があるということです。
写真を見ると、新葉のもとから柄を伸ばして、
たくさんの小さな花をつけています(総状花序)が、
こちらが雄花で、10~30個の付くそうです。
そして、柄の途中に大きめの花が2個でしょうかついていますが、
こちらが、雌花です。
ミツバアケビのツル(蔓)

この樹は、畑近くに設けられたフェンスにそって伸びているのですが、
ツルがよく伸びて、絡み合っていて、たくさんの花をつけています。
ツルを少し整理しておいたほうがよかったかもしれませんね。

ツルが伸びるようにと思って、針金を張っているのですが、
そこにも伸びています。
下から見ると、時計回りに巻いています。
まだ、伸びていきそうです。
ミツバアケビのツルは、籠(カゴ)などの細工に使われますね。
細工に使う材料は、まっすぐ伸びたツルなので、
我が家のように絡み合ったものは、使えそうもありません。(>_<)
地面を這っているような、まっすぐなものが使われるようでが、
アケビよりミツバアケビのツルのほうが適しているようです。
同じように見えても違うようです。
ミツバアケビの実

この樹には、去年初めて実がなりました。
樹は大きくなるものの、なかなかだったのですが、
薄い紫をした、大きめの実が対になってつきました。

こちらが、去年採ったアケビです。
ひとつは大きくならなかったようですが、
割れた皮の中に、袋に包まれた実が入っています。
種も多いのですが、ゼリー状の実が甘いので、よく食べられます。
種が少ない品種が開発されればいいな、と思っています。
地方によっては、皮の部分や新芽を食べることろもあるようです。

こちらは、去年、山の中で見たミツバアケビの実です。
皮の表面は、茶色っぽくて、4個ほどの実をつけています。
時々見ていたのですが、そのうちになくなっていました。
たぶん、おサルが食べたんでしょう。
ことしの我が家の出来はどうなるか。
なっても、猿に盗られる可能性も大きいので、
気をつけなくてはなりません。
ミツバアケビの基本情報・花言葉
ミツバアケビは、中国や朝鮮半島にも分布し、日本では北海道から九州に生えているようです。
アケビ科アケビ属の落葉つる性植物で、蔓(ツル)はカゴなどの細工に使われ、実や新芽は食べられてきました。
名前は、アケビに対して、葉が3枚であることと、つぎのような由来があるようです。
熟した実の割れている様子が、口を開けている人を連想することから、「開け実」が変化したという説や、その口を開けた姿が「あくび」をしているように見えることから「アケビ」となったなど、名前の由来には諸説あります。
HORITA ミツバアケビ より
アケビの花言葉は、「才能」、「唯一の恋」。(ミツバアケビはアケビと同じ花言葉のようです。)
工芸品に使われたり、食用にされるために「才能」、
雌雄の花が近くに離れて咲くことから「唯一の恋」、とつけられたとのことです。
おわりに
アケビの花がたくさん咲きました。
去年初めて少し実がなりましたが、今年はもう少し実ってくれるでしょうか。
秋を楽しみにしたいと思います。 *\(^G^)/*
参照サイト
松江の花図鑑 ミツバアケビ
HORITA アケビ