ジンチョウゲ(沈丁花)は、中国南部が原産のジンチョウゲ科常緑低木で、雌雄異株です。室町時代以前に伝来したと言われ、クチナシ、キンモクセイとともに、三大香木や三大芳香花と呼ばれます。3月になり、ロウバイ(蝋梅)に変わっていい香リがしています。
ジンチョウゲ(沈丁花)
一昨年に、買ったメルカリで買った紅白のジンチョウゲ。
ジンチョウゲ(ウスイロジンチョウゲ、以下ではジンチョウゲと呼びま。す)とシロバナジンチョウゲと呼ばれるようです。
ジンチョウゲは、キンモクセイ、クチナシとともに、香りがつよいことで知られています。
それぞれ、花期に独特の香りがして、季節の到来を知らせてくれますね。
我が家の花は、ポットに入れたまま庭に置いているので、あまり大きくなっていません。
右の白花は、下から根が出てきています。
早めに地面に植えたほうがいいようですね。
いい香りがするので、ことしも鉢を玄関においています。
嫌われる加齢臭も消してくれているようです。 (^G^)
ジンチョウゲは、2年枝の先に頭状花序でたくさんの小さな花を咲かせます。
花の数は、20個くらいはあるようです。(一度数えてみないといけませんね。)
写真は、まだツボミもついていますが、花を咲かせています。
花は4枚の花弁のように見えますが、
萼(ガク)の下にある筒状の萼筒(ガクトウ)と呼ばれる器官とのことです。
写真ではよくわかりませんが、雄しべは8個あり、雌しべは退化しているようです。
白い花は、萼筒の外側も内側も白くなっていますが、
赤い花は、萼筒の内側が白、外側は赤紫になっています。
ツボミの状態が赤紫で、花が開くと白っぽく少し赤紫が覗いて見えるのは、このためなんですね。
我が家の樹はまだ小さいので花も少ないのですが、早く大きくしたいと思います。
たくさん咲くと見栄えがして、きれいで、上品ですね。
白い花は、萼筒の両面がともに白なので、真っ白です。
これもきれいではないでしょうか。ひとによって好き嫌いはあるかもしれませんね。
ジンチョウゲ(沈丁花)の基本情報・花言葉など
ジンチョウゲは、中国南部が原産で、室町時代以前に伝来したと言われ、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で雌雄異株、背丈は1mくらいになります。学名は、Daphne odora、英名は、Daphne,Winter Daphne。
名前は、香木として知られる沈香(ジンコウ) のようない香りがし、丁子(チョウジ)のような花をつけることから名つけられたと言われます。
花期は2~3月で、花は淡紅色で雄しべは黄色く、いい香りがし、枝の先に20個ほどの小さな花がかたまってつきます。
葉は互生し、長さ4〜9cmの長楕円形、縁は全縁で、表面は濃緑色で光沢があります。
ジンチョウゲの茎や葉には、タフネチンと呼ばれる有毒物質を含んでいるため、注意が必要です。
雌雄異株(シユウイシュ)ですが、日本では雄株が多く雌株は見られないとのことです。
なので、増やすのは、挿し木で行うとのことです。
ジンチョウゲの種類は、以下があります。
- フクリンジンチョウゲ・・・葉の縁取りが斑が入っている
- ウスイロジンチョウゲ・・・花の外側が淡紅色になっている
- シロバナジンチョウゲ・・・花が白い色をしている
- ミナリジンチョウゲ
ジンチョウゲの花言葉は、「栄光」「不死」「不滅」「歓楽」「永遠」。
ジンチョウゲは、2月10日の誕生花です。
おわりに
ことしも、ジンチョウゲのいい香りがしています。
我が家のジンチョウゲは小さいポットの植わっていますが、よく香っています。
まだ寒いのですが、雨がよく降り、風の感触もいままでちは違ってきたようにも思います。
ジンチョウゲの香りとともに春がやってきているように思います。 *\(^W^)/*
参照サイト
Wikipedia ジンチョウゲ
樹木図鑑 庭木ペディア ジンチョウゲ
植物写真図鑑 ジンチョウゲ
みんなの趣味の園芸 ジンチョウゲ