春を呼ぶ白い花、スノーフレークとスノードロップの違い

2021年3月9日

スノーフレーク

春を呼ぶ白い花、スノーフレーク(大待雪草)とスノードロップ(待雪草)は、名前も花もにているので、混同されがちです。どちらも雪のような白い花ですが、スノーフレークは釣鐘形、スノードロップは鳥のような形です。ここでは両者の違いを詳しく解説します。

早春に咲いて春を呼ぶ、スノーフレークとスノードロップの違い

スノーフレークとスノードロップの違い ~まとめ~

最初に、スノーフレーク(大待雪草)とスノードロップ(待雪草)の違いを一覧表にまとめておきます。

両者の主な違いは、つぎのようになります。

スノーフレークは、スノードロップから少し遅れて3~5月に咲き、花茎の先に、釣鐘形で先端に緑の斑点をつけた花を1~4個の花を咲かせます。

一方、スノードロップは、2~3月に咲き、花茎の先に鳥のような形の花を1個咲かせます。

スノーフレークとスノードロップの違い
  スノーフレーク(大待雪草) スノードロップ(待雪草)
花期 3~5月 2~3月
花の特徴 釣鐘形、緑の斑点 鳥のような形、3枚の長い萼
花茎につく花数 1~4個 1個
草丈 30~40cm 10~20cm

以下に、スノーフレークとスノードロップについて詳しく書きます。

スノーフレーク(大待雪草)

スノーフレークの花

スノーフレーク(大待雪草)

こちらは3月の初めに、我が家の花壇でさいたスノーフレークです。

まだ草も少なく、チューリップなどもまだ準備中で殺風景な花壇に、直径1.5cmほどの小さな花が咲きました。

白くて釣鐘形の花びらの先に緑色の斑点をつけたスノーフレークは、人をひきつけます。

数年前の秋に植えた球根が、少しずつ増えてきているようで、花の数も多くなってきました。

まっすぐに上に伸びた茎の先から、3本(普通は、1~4本)の花柄(カヘイ)を出し、1~4個の花を下向きに咲かせます。

白い釣鐘形の花びらは先端で6つに分かれ、小さい黄緑の斑点をつけ、目を引きます。(^_^) 

花言葉は、「純粋」「純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」。

花をよくあらわしたいい花言葉ですね。

上を向いたスノーフレーク

上を向いたスノーフレーク

雨の後についた水滴が新鮮ですが、花びらの先が6枚にわかれ、中に6個の黄色いしべが見えます。

この花は、たまたま上を向いていますが、普通は、下を向いてつきます

スノーフレークのツボミ

スノーフレークのツボミ

咲いた花のそばで、ツボミが上向いてついており、つぎの花が咲かせようとしています。

上を向いて勢いよく出てきたツボミも、花が咲くころには下を向きます。

ガラス細工のようなスノーフレーク

ガラス細工のようなスノーフレーク

釣鐘形のきれいな白い花びらに緑の斑点がついた様子は、まるでガラス細工のようです。

3個の花が、そろって同じように下を向いているのも可愛いですね。

たくさんで咲くスノーフレーク

たくさんで咲くスノーフレーク

群生して咲くスノーフレークは賑やかできれいですね。

スノーフレークの基本情報・花言葉

スノーフレークは、ヨーロッパ中南部原産で、ヒガンバナ科スノーフレーク属の球根性の多年草です。

学名は、Leucojum aestivum

英名は、Summer snowflake

和名はオオマチユキソウ(大待雪草)。雪が少なくなってきた3~5月ごろに、花が咲きますが、なぜか、待雪とされています。

また、花がスズラン(鈴蘭)に、葉はスイセンににているため、スズランスイセン(鈴蘭水仙)の別名もあります。

花は、直径が1.5cmほどで、白いスズランのような釣鐘形の花を咲かせますが、花びらの先は6枚にわかれ、緑の斑点が入っています。

葉は細長く伸び、葉の色は少し白っぽく粉が乗ったような薄灰緑になります。

草丈は30~40cmほどになりますが、1つの茎に、1~4個の花がつきます。

スノーフレークの花言葉は、「純粋」「純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力で、1月23日、1月28日、2月17日、4月16日、12月19日の誕生花です。(*^G^*) 

まっしろな花の姿の印象にふさわしく、ピッタリな花言葉だと思います。

スノードロップ(待雪草)

スノードロップの花

スノードロップの花

実は、この花は知りませんでした。

スノーフレークの和名が大待雪草となっていたので、待雪草もあるかもしれないと思って調べたところ、このスノードロップ(待雪草)でした

スノーフレークににた感じの花ですが、形やつく花の数が違います。

写真のように、鳥のような形をしていて、花茎の先に1個だけついています。

長くのびて広がる3枚は萼(ガク)すなわち外花被で、中に3枚の花弁、つまり内花被をつけています。

種類によって、内花被に緑色の斑点があったりなかったりするようですが、写真のものはついています。

花期は3~5月で、雪が終わるころに咲きますが、和名は待雪草とつけられています。

鳥が飛んでいるような姿が魅力的でいいですね。 \(^W^)/

花言葉は、「希望」「慰め」。

スノードロップの群生

スノードロップの群生

スノードロップの基本情報・花言葉 

スノードロップは、東ヨーロッパ原産で、ヒガンバナ科マツユキソウ属(ガランサス属)の多年草で球根性です。

和名は、待雪草。2~3月に開花し、草丈は10~20cmほどで、スノーフレークにくらべて小さめです。

学名は、Galanthus

英名は、Galanthus

花は、長く広がった3枚の萼(ガク)すなわち外花被と、中についた3枚の内花被からなります。

長く伸びた茎には、一個の花がつきます。

スノードロップの花言葉は、「希望」「慰め」で、1月1日、1月7日、1月16日、2月2日、2月26日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia スノーフレーク(ヒガンバナ科) スノードロップ

みんなの趣味の園芸 スノーフレーク 

花言葉-由来 スノーフレーク スノードロップ



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