白の一重咲きや、赤で八重咲きのシュウメイギク(秋明菊)

2020年11月3日

シュウメイギク

シュウメイギク(秋明菊)は、8月中ごろから秋に、一重咲きの白や、八重咲の赤のきれいな花を咲かせます。アネモネの仲間で、有毒成分を含むため、茎や葉から出た乳液に触るとかぶれることがあるそうです。中国原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。

白の一重咲きや、赤で八重咲きのシュウメイギク(秋明菊)

白いシュウメイギク(秋明菊)

白いシュウメイギク

白いシュウメイギクの花

お寺の庭で、きれいに咲いている白いシュウメイギクを見かけました。

さっそく写真をとらせていただきました。

たくさん伸びた枝の先に白く咲き、雄しべの黄とコラボして印象的で、華やかな花ですね。(⌒ー⌒)

最初は、なんという花かわからなかったのですが、シュウメイギク、別名キブネギク(貴船菊)だと知りました。

中国では、「秋冥菊」とされていたそうですが、日本では「秋明菊」。

秋に咲く八重咲きの花がキクににているとして、「シュウメイギク」と名付けられましたが、

京都の貴船にたくさん帰化していたのでキブネギク(貴船菊)とも呼ばれます。

また、アキボタン(秋牡丹)とも呼ばれます。

切り花などにも使われるようですが、花びらに見えるのは、萼(ガク)なんだそうです。

萼は、本来は花の付け根について、花全体を支えているもの。裏方が表に出てきたようなもんでしょうか。 (^-^ )

シュウメイギクの花とつぼみ

シュウメイギクの花とつぼみ

シュウメイギクは、キクと名がつくものの、キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の多年草で、

アネモネの仲間で、花期は、8月~10月です。

古代に中国から渡ってきた帰化植物とのことです。

赤いシュウメイギク(秋明菊)

赤いシュウメイギク

赤いシュウメイギク

こちらは、道路のそばで咲いていた八重の赤いシュウメイギクですが、

シュウメイギクは、たくさんの種類があるようです。

車で走っていて、ふと目にはいり、撮りました。ちょっと得をした気分です。

この花が、どうしてこんなところに咲いているのかと思ったのですが、

そういえば、以前近くにおじさんが、住んでいたのを思い出しました。

そのおじさんが植えたのかもしれません。

赤いシュウメイギク

赤いシュウメイギク

八重咲きで、赤というかピンクというのでしょうか、こちらもきれいですね。

ピンクと黄色の組み合わせで、こちらも良く目立ち、きれいです。

咲き乱れるシュウメイギク

咲き乱れるシュウメイギク

いまは、ほとんど手入れもされていないようです、たくさんの花が咲いています。

道端に咲いているので、車をとめてみる人もいるかもしれません。(^_^)

シュウメイギク(秋明菊)の基本情報・花言葉

シュウメイギク(秋明菊)は、中国原産で、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。

江戸時代に観賞用に伝来しましたが、野生化もしているようです。

名前にキクとつきますが、アネモネの仲間で、プロトアネモニンという有毒成分を含んでいます。

貝原益軒の「大和本草」では秋牡丹と書かれていましたが、

それ以後は、秋明菊や秋牡丹と呼ばれるようになったようです。

京都の貴船地方に多く繁殖されていたため貴船菊の別名があります。

他にも、「しめ菊」「紫衣菊」「加賀菊」など、いろんな別名があるようです。

学名は、Anemone hupehensis var. japonica

英名は、Japanese thimbleweed、Japanese anemone

花期は8中旬~10月で大きさは7cmほど、8月の中頃から延びた花茎に一輪咲、

両脇にも一輪ずつと、次々と咲いていきます。

また、花びらのように見えるのは、萼で、花びらは退化しているそうです。

花が終わると、綿毛に包まれた種ができます。

ただし、種類によっては、種をつけないものもあるようです。

草丈は30~150cmで、いろんな栽培品種が開発されているます。

花言葉は、「薄れゆく愛情」「淡い思い」「あせていく愛」「多感なとき」「忍耐」で、10月8日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia シュウメイギク

松江の花図鑑 シュウメイギク

HORTI シュウメイギク



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