オニユリは、オレンジの花びらに斑点がついたきれいな花で、ユリの仲間では珍しくムカゴ(零余子)をつけて増えます。グアム東部、中国、朝鮮半島に自生し、古い時代に中国から伝来したと言われるユリ科ユリ属の多年草で、日本全土で見られます。
オニユリ(鬼百合)のオレンジの花
今年もオニユリ(鬼百合)の花が元気に咲いているので撮りました。
オニユリは育てやすいからでしょうか、よく見かける花だと思います。
昨年、オニユリ(鬼百合)と近縁種のコオニユリ(小鬼百合)の違いについて書きました。見ていただければ幸いです。
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オニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)の違い
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今回は、今年のオニユリの様子です。
青空を背景に、独特のオレンジの下地に、濃い茶色というか黒っぽい斑点の花びらを広げ反り返ってさいています。
このオニユリは、自宅の庭に育っていたものを増やしたものなので、毎年咲くのが楽しみです。
花びらが6枚、雄しべも6本、雌しべが1本で、花の大きさは10cmくらいでしょうか、苗によって咲く花の数は違いますが、
ここの花は、1本に5個くらいは咲くでしょうか。
下のほうから、上のほうに咲いていくようです。
5~6年前の冬にいくつか球根を植えたのですが、毎年つくムカゴ(零余子)が落ちて増えているようです。
ヤマユリが発芽して花が咲くまでに5年ほどかかりますが、オニユリは2年くらいで咲くようです。
オニユリはこのように、自然のままで咲いていますが、
ヤマユリは美味しいのでしょうか、猿がツボミや球根を食べてしまします。
なので、網で囲うなどの対策が必要で、そのままでは、咲かせることができません。(>_<)
オニユリの花も食べられることはあるのですが、それほど好みではないのか、残って毎年さいています。
このまま、いつまでも食べないでもらいたいものです。o(^∇^)o
ボケてしまった写真で恐縮です。
オニユリに飛んできたクロアゲハです。なぜか、オニユリにクロアゲハが飛んでくるのをよく見かけます。
植物と昆虫は、相性があるというんでしょうか、この樹にはこの虫と言った組み合わせがあることを聞きますが、それに近いことなのかもしれません。
オレンジの花に、大きなチョウが飛んでくるのも楽しいものです。
オニユリは、種をつけないのですが、蜜をクロアゲハに提供しているのは何のためなのか、不思議な気もします。
オニユリについたムカゴです。大きなムカゴがいくつもついています。
このムカゴを採って蒔くと、翌年には発芽しますので、増やしやすい花だと思います。(^_^)
オニユリの基本情報・花言葉
オニユリは、グアム東部、中国、朝鮮半島に自生し、古い時代に中国から伝来したと言われるユリ科ユリ属の多年草で、日本全土で見られます。
斑点の付いた花びらの形や色が、鬼を連想させるとして、オニユリと名づけられたといわれます。
別名はテンガイユリ(天蓋百合)。英名は、「Tiger liliy」。
高さは2mほどになり、球根は食用になります。茶碗蒸しなどを連想しますが、色んなレシピにつかわれるようです。
オニユリは、ムカゴを蒔いてから2年程度で花が咲くようになります。ヤマユリは5年ほどかかるので、これに較べると育てやすいと思います。
ムカゴを付けるユリはオニユリだけだそうなので、ユリの苗を見分ける時の手がかりにもなります。
オニユリの花言葉は、「愉快」「陽気」「華麗」「賢者」。
大きくそだち、オレンジ色の鮮やかな花を咲かせるイメージから名付けられたとのことです。
参照サイト
Wikipedia オニユリ
みんなの趣味の園芸 コオニユリ
HORTI オニユリ
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