春の山で咲くセリバオウレン(芹葉黄連)の白い花

セリバオウレン

セリバオウレンは、本州と四国に分布するキンポウゲ科オウレン属の常緑多年草で、雌雄異株、日本固有種です。葉がセリのように切れ込みが深く、節が連なって伸びる根茎の断面が黄色いことが名前の由来。全草に薬効成分(ベルペリン)を含むため、薬草にされます。

春の山で咲くセリバオウレン(芹葉黄連)の白い花

セリバオウレンの花

セリバオウレンの花

セリバオウレンの花

ようやく寒さが和らいできたので、様子を見に山にでかけたところ、

思わぬところに小さな花が咲いているのを見つけました。

草木が枯れて全体が茶色くなっている中で、

草丈が10cmほどの緑の葉をつけ、

直径1cmほどの白い花が咲いているので目についたようです。

ただ、たくさん生えているわけではなく、

4~5株ほど咲いているだけなので、いままでは見過ごしていたようです。

昨年、植物園で見たキクバオウレンににた白い花だったので、

同じ種類かどうか調べて見た所、葉の形が違っていることがわかりました。

昨年のものは菊のような葉だったのですか、

今回は2回3出複葉と思われるので、セリバオウレンのようです。

仲間にコセリバオウレンという種類もあるのですが、

こちらは葉がより複雑な3回3出複葉ということなので、

こちらでもないようです。

セリバオウレンは、西日本や四国に自生するということなので、

その点でも符合しています。

思わぬ出会いにうれしくなり、これからここに来るのが楽しみになりました。

オウレンの仲間は、花はよくにていて区別がつきにくいのですが、

葉の形が違っており、これによって分類されます。

花は、写真のように長く伸びた萼片と短めの花弁、

そしてたくさんの蕊がついています。

雌雄異株で、花は雌花、雄花、両性花と違った花が咲くはずなのですが、

こちらは雄しべらしい蕊がたくさんついているので、雄花でしょうか。

いくつか咲いた花の中に、つぎの写真の右側の写真ように、

黄色っぽい雌しべらしいものがいくつもついた花がありました。

かたまって咲くセリバオウレン

かたまって咲くセリバオウレン

写真が良くないのですが、雌しべの周りには、

短い雄しべらしいものが付いているのですが、

両性花なのか、雌花なのかいまひとつわかりません。

しかし、この花に実がつくのではないかと思われます。

花茎の先に3個咲く花たち

花茎の先に3個咲く花たち

セリバオウレンは、写真のように花茎が長く伸び、

先端ちかくで3つほどに枝分かれし、

それぞれの先に花をつけており、これも特徴のようです。

花言葉は、「揺れる心」

白く可憐な花の様子や、光を浴びてキラキラ輝く姿をみてつけられたといわれます。

セリバオウレンの実

セリバオウレンの実

ピンボケの写真で恐縮ですが、

下の方に茎が3つに分かれており、その先に細長い実らしいものが、

いくつもついているのがわかるかと思います。

先の写真のように、たくさんついた雌しべが受精し、

実になったもののようです。

セリバオウレンの葉

セリバオウレンの葉

光沢がある葉

こちらが、セリバオウレンの葉です。

ご覧のように葉は光沢があり、

深い切れ込みが見られます。

たしかにセリの葉を連想させる葉をしており、

形は、2回3出複葉のようです。

あちこちに生えるセリバオウレン

狭い範囲で生えるセリバオウレン

あまり一般的な野草ではないようなのですが、

ここでは1m四方ほどの狭い面積に、数株さいているだけ、

周囲を探しても見られず、こじんまりと寄りそって生きているようです。

ただ、薬草にされることから苦みなどがあるのでしょうか、

可憐で、弱々しくも見えるのですが、

鹿などの動物に食べられることもなく育っているようです。

山の中でひっそりと暮らすセリバオウレン、他の草木に負けずに咲き続けてほしいものです。

セリバオウレンの基本情報・花言葉

セリバオウレン(芹葉黄連)は、本州と四国に分布するキンポウゲ科オウレン属の常緑多年草で、雌雄異株、日本固有種です。

名前は、オウレンの中間で葉がセリににていることから名づけられました。

また、オウレンは、根茎が玉のようになって連なり断面が黄いことに由来します。

学名は、Coptis japonica var. dissecta Nakai

Coptisは、葉の縁に切れ込みがあることから、ギリシャ語の「Koptis(切片)」に由来。

var.は、品種や変種を意味し、

dissecta は、「多裂した」「全裂した」などを意味します。

花期は3~4月で、地面から伸びた花茎の先が3個ほどに枝分かれし、

その先に白い直径1cm花を咲かせます。

萼片は大き目で5~7個、花弁は萼片より小さく8~10個つきます。

葉は光沢がある2回3出複葉で、小葉はセリの葉のように切れ込んでいます。

草丈は20~30cm。

全草にベルベリンと呼ばれる物質を含み、胃腸薬用の薬草にされます。

花言葉は、「揺れる心」

参照サイト

Wikipedia オウレン

松江の花図鑑  セリバオウレン

野山に自然に咲く花のページ  セリバオウレン

勝手に花言葉 徒然なるままに セリバオウレン 詣り

六甲山ビジターセンター・ガイドハウス  早春の煌めき 林床の妖精

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