盆栽として楽しまれるシダ植物、イワヒバ(岩檜葉)

2023年1月12日

イワヒバ

イワヒバ(岩檜葉)は、日本全土で見られるヒカゲノカズラの仲間のシダ植物です。地面から伸びた根と担根体で構成される仮幹と、その先に水平に伸びたたくさんの茎葉が、ヤシの木を連想させる独特の形が魅力的で、盆栽として栽培されてきました。

盆栽として楽しまれるシダ植物、イワヒバ(岩檜葉)

イワヒバの仮幹と茎・葉

イワヒバ

イワヒバの仮幹と茎

こちらは、我が家のイワヒバ(岩檜葉)の鉢植えです。

どのぐらいの年数がたっているのかわかりませんが、草丈は15cmぐらいでしょうか。

イワヒバは大きくなっても20cmほどといわれますが、比較的よく成長したものだろうと思います。

イワヒバは、ヒカゲノカズラマンネンスギと同じ小葉類(小葉をつけ胞子によって増える植物)に属するシダ植物です。

地面から伸びた仮幹(根と、根と茎が一緒になって絡まった担根体)の先に、

数回枝分かれした扁平な茎が輪生状にいくつもついており、

そこに小さな鱗片状の葉がたくさんついています

担根体は小葉類に特有のもので、茎から下に伸びて根を出しますが、根か茎かそれとも別のものかなど、いろんな説があるようです。

全体を横から見ると、ヤシの木を連想させる形になっています。

シダ植物なので、地面から伸びて太い茎に見える仮幹は、根のようなもののようですが、

普通の植物とは違った構造になっていて興味深く思います。

イワヒバは、東南アジアの高山や日本全土でみられるシダ植物で、

このような独特な形や、草丈が20cmほどと小さいことなどから、昔から盆栽としてよく栽培されています

花は咲きませんが、成長スピードが遅く、寿命が100年ほどと長いことも特徴です。

また、江戸時代のころから品種改良がおこなわれ、200種類以上の品種があると言われます。

名前は、岩場などに生え、茎や葉がヒノキの葉のような形をしていることからイワヒバ(岩檜葉)と名づけられました。

別名は、イワマツ(岩松)。岩場に生え、松のような形だとしてつけられました。

また、後にのべるように、フッカツソウ(復活草)とも呼ばれるようです。

花言葉は、稔り」「負けない心」「長寿」で、9月8日の誕生花です

「稔(ミノ)り」「負けない心」は、冬に枯れたようになっても、春になると元気に新芽を出すことに由来し、

「長寿」は、寿命が100年と長いことからつけられたとされます。

イワヒバを上から見てみました。

イワヒバの茎と葉

イワヒバの茎と葉

中心部から出た葉のように見える幅広のものは茎で、複数回枝分かれしてして水平方向に伸びています。

そして、いくつもの茎が輪生状についた独特のかたちになっています。

茎を拡大してみました。

イワヒバの葉

イワヒバの葉

写真のように、枝別れした茎には、小さな鱗片状のものが一面についていますが、こちらが葉になります。

先に述べたように、イワヒバは、ヒカゲノカズラなどと同じ小葉類に属しますが、まさに小さな葉になっています。

残念ながらこの写真ではわかりませんが、先端には胞子をつくる胞子のう穂がつきます。

普通のシダ植物とは少し違った形をしていて、独特の雰囲気の植物だと思います。

乾燥したイワヒバ

乾燥したイワヒバ

乾燥したイワヒバ

イワヒバは乾燥すると、写真のように茎全体が内側に巻き込むように丸まります。

見た目は枯れたように見えますが、水分を補給されると茎は、冒頭の写真のように元通りに水平にもどります。

このような性質から、フッカツソウ(復活草)とも呼ばれます。

寒さが厳しくなると、体内の水分を減らして樹液の濃度をたかめ、凍結を防止すると言われます。

乾燥しやすい暑い夏にも、寒い冬にも強いイワヒバ、地味ですが楽しませてくれる植物だと思います。

イワヒバの基本情報・花言葉

イワヒバ(岩檜葉)は、東南アジアの高山や日本全土に分布するヒカゲノカズラ門イワヒバ科に属するシダ植物です。

乾燥した岩場などに生え、ヒノキににた枝葉がつくのでイワヒバと名づけられました。

別名は、イワマツ(岩松)、フッカツソウ(復活草)。

イワマツは、岩に生える松のようだとして、

フッカツソウは、乾燥すると枝が内側に丸るまりますが、水を与えられるともとに戻ることに由来します。

学名は、Selaginella tamariscina

Selaginellaはイワヒバ属のことで、ヒカゲノカズラのラテン語古名のselagoに由来します。

英名は、Little club moss

club mossは、ヒカゲノカズラ類を意味します。

イワヒバは、茎と茎から下に伸びて根を出す担根体と呼ばれるものが絡みあって仮幹を構成し、

その先に細長い茎が枝分かれしながら伸び、

放射状に広がって表面に鱗片状の小さな葉を密につけます。

乾燥すると、茎や葉が内側にまるくなって耐えます。

また、厳寒期には体内の水の量を減らして、

樹液の濃度を高め、凍結を防止します。

草丈は20cmほど。

成長スピードが遅く、草丈は20cm前後以下で、寿命は100年と長い特徴があります。

栽培に当たっては、直射日光を避け、半日陰が適しているとされます。

増やす方法は、挿し芽や株分けによります。

古くから親しまれてきた古典園芸植物で江戸時代以降に品種改良され、200種類ほどの品種があると言われます。

よく知られている品種に、紫金欄、金華山、九重錦、御所錦、などがあります。

花言葉は、稔り」「負けない心」「長寿」で、9月8日の誕生花です

「稔り」「負けない心」は、冬に枯れたようになっても春になると新芽を出す姿や、

乾燥して茎や葉が丸まっても水を与えられると元気にもとに戻る様子に由来すると言われます。

「長寿」は、長く生き続けることに由来します。

参照サイト・書籍

Wikipedia イワヒバ

LOVEGREEN  イワヒバ

Hana Saku  イワヒバ

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 9月8日の誕生花 イワヒバ

桶川 修 文 山と渓谷社 「くらべてわかる シダ



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