スズメノテッポウ、スズメノヤリとの違い

2022年5月16日

スズメノテッポウ

スズメノテッポウは、水田などに生え、4~6月に茎の先に穂状の花を咲かせます。名前は、スズメノように小さく、細長い穂状の花が鉄砲のようだとしてつけられました。ここでは、スズメノテッポウの詳細と、スズメノヤリとの違いについても触れました。

スズメノテッポウ、スズメノヤリとの違い

スズメノテッポウの穂状の花

スズメノテッポウの花

スズメノテッポウの花

4月でしたが、レンゲ畑にスズメノテッポウ(雀の鉄砲)がたくさん咲いていました。

地面から伸びた細い茎の先端につけた花穂がよく目立つ、イネ科の越年草で、湿気の多い場所でよく見られます。

また史前帰化植物で、古い昔に日本に入ってきたと言われ、いまは日本全土で見られます。

名前は、「スズメ」が小さいことを表し、細い茎の先につけたまっすぐな花穂の形が鉄砲のようだ、としてつけられたとされます。

別名は、スズメノマクラ(雀の枕)、ヤリクサ(槍草)。どちらも細長い穂を、枕や槍に見たてたことによります。

子供のころ、茎を採り、穂を抜いて葉を折り曲げて口にくわえて草笛で鳴らしたことがありますが、このことから、ピーピーグサとも呼ばれるようです。

そして、子供が遊んでいる様子から、花言葉は、「楽しい時間」。いいですね。(^_^)

スズメノテッポウの花穂

スズメノテッポウの花穂

こちらは、近くでみた花穂ですが、うろこのように見える広卵形で長さ2〜2.5mmの小穂を、穂状の花序で密につけています。

花序は淡緑色で、長さ4〜6cm 直径3.5mmの大きさです。

もう少し拡大してみました。

拡大した花穂

拡大した花穂

すこしピンボケで恐縮ですが、小穂が密についていることがわかります。

その先に、黄色いものがついていますが、これは雄しべの葯で、この中に花粉がはいっています。

最初はクリーム色ですが、時間が経つと茶褐色に変化します。

スズメノテッポウの近縁種にセトガヤがあり、よくにていますが、葯の色が白い点が違います。

広い水田で咲くスズメノテッポウ

広い水田で咲くスズメノテッポウ

こちらは、耕す前の水田です。

たくさんのスズメノテッポウが、レンゲと競うように生えているのが見られます。

レンゲは緑肥として植えられているのでしょうが、スズメノテッポウは、自然に生えきます。でも、耕作には支障はないようです。

レンゲについては、つぎの記事に書いていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

レンゲの花
マメ科の緑肥として利用されてきたレンゲのピンクの花がきれいです

近くの野原でレンゲのピンクの花が咲いています。レンゲソウ、ゲンゲなどとも呼ばれ、かわいいきれいなピンクの花です。昔は、マメ科の緑肥として田でよく作られ、蜜源植物としても利用されてきました。レンゲがこの ...

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スズメノヤリの花との違い

スズメノヤリ

スズメノヤリの花

よくにた名前の野草に、スズメノヤリ(雀の槍)があります。

写真のように、先端に丸く茶色い花序をつけるイネ科の多年草です。

 

こちらは、穂の形が、大名行列のに使われた毛槍ににているとしてつけられたといわれます。スズメノテッポウの方が槍のようにも見えますね。でも、まったく違った形なので、間違うことはないと思います。

花言葉は、「邪魔しないで」。スズメノテッポウにくらべて、内向的性格なのでしょうか。 (^⊆^)

スズメノヤリの詳しいことは、つぎの記事に書いていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

スズメノヤリ
丸っぽく茶色い花のスズメノヤリ(雀の槍)

野原でスズメノヤリ(雀の槍)を見つけました。別名は、シバイモ、スズメノヒエ(雀の稗)で、キツネノタバコ、などとも呼ばれるそうです。細い茎の先に、丸っぽく、茶色い花序をつけているので、一目でわかります。 ...

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スズメノテッポウの葉

スズメノテッポウの葉

スズメノテッポウの葉

こちらは、スズメノテッポウの全体の姿です。地面から数本の茎がのび、葉がでている様子がわかるかと思います。

茎は柔らかく、高さ20〜30cmになります。葉は茎から出ますが、無毛で長さ5〜15cm 幅1.5〜4mmになります。

密生したスズメノテッポウ

スズメノテッポウの葉

こちらは、素材サイトから借用したものですが、密生して生えるスズメノテッポウについた葉の様子がわかると思います。

葉の数は多くはなく、先端についたものが目立ち、その付け根から花穂がでているのがわかります。

花穂は引っ張って抜き、葉を折り曲げて口にくわえて吹くと音を出すことができます。このような遊びも楽しいですね。(*^m^*)

スズメノテッポウの基本情報・花言葉

スズメノテッポウ(雀の鉄砲)は、北半球の温帯地方で一般的に見られ、日本全土の平地に分布するイネ科スズメノテッポウ属の越年草で、史前帰化植物とされます。

名前は、小さいことをスズメとたとえ、穂がまっすぐに直立した姿が鉄砲のようだとしてつけられたと言われます。

別名は、スズメノマクラ(雀の枕)、ヤリクサ(槍草)。細長い穂を枕や槍に見たてたことに由来します。

学名は、Alopecurus aequalis

英名は、Orange Foxtail

花期は4~6月で、たくさんの小穂を穂状の花序で密につけます。花序は淡緑色で、長さ4〜6cm 直径3.5mm。小穂は広卵形で長さ2〜2.5mm。

灰白色ないし灰褐色になります。

果実は扁平で長さ1〜1.4mm、暗灰色です。

茎は柔らかく、高さ20〜30cmになります。

葉は茎から出て無毛で、長さ5〜15cm 幅1.5〜4mmになります。

水田やしめった畑などで育ち、群生します。

スズメノテッポウの近縁種にセトガヤがあり、よくにていますが、葯の色が白い点が違います。

スズメノテッポウの花言葉は、「楽しい時間」

昔、子供たちが茎を採り、穂を抜いて葉を折り曲げて口にくわえて草笛で鳴らして楽しく遊んだことに由来すると言われます。

参照サイト・書籍

Wikipedia スズメノテッポウ

松江の花図鑑 スズメノテッポウ

三河の植物観察 セトガヤ

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 スズメノテッポウ

林弥栄監修 山と渓谷社 「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花



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