珍しい形の椿の花を見かけました。一重咲きですが、雄しべが変形して、中心部にも花びらがついたような花で、唐子咲きと呼ばれる椿です。花の形が、中国の子供の髪型ににているとして、唐子咲きと呼ばれ、あまり見かけない珍しい品種です。
唐子(カラコ)咲きの椿の花
唐子咲きの椿の花
散歩の途中で、見たことのない椿を見かけました。
よく見る椿は、中心部に細長いシベ(蕊)が筒状に並んで、たくさんついていますが、この花は中心部に花びらのようなものがたくさんついています。
唐子咲きの唐子は、中国の子供の髪型に由来するとのことです。華やかというのでしょうか、おもしろい花ですね。
最初は八重咲かと思ったのですが、一重の花で、中心部のシベが変化してこのような形になったようです。私が知らなかっただけで、唐子咲きにも、赤腰蓑、茜唐子、紅朴伴、卜伴椿などいろんな種類があるようです。
椿の名前は、葉につやがあるので「津葉木」とし書かれたとする説や、葉が厚いため「厚葉木」と書いたものが先頭の「ア」が略されたとする説などがあるようです。
椿は江戸時代に流行し、たくさんの品種がつくられたとのことですので、そのころ開発されたのでしょうか。
普段見かける椿については、記事にしていますので、こちらもご覧ください。
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唐子咲きの椿の葉・樹
椿の葉は互生し、大きさは長さ8cm 幅4cmくらいで、光沢があり、細かな鋸歯があると言われますが、この樹も同じような感じがしますが、葉の光沢はあまりないように思います。
樹高は、3mくらいはあるでしょうか、元気な樹で、たくさんの枝をだして、いっぱいに花を咲かせています。人によって好き嫌いがあるかもしれませんが、私は、この花もきれいだと思います。
ツボミもたくさんついていて、4月ごろまでは、咲き続けるんだろうと思います。
落下した花の姿など
足元をみると、たくさんの花が落ちていました。かなり前から咲いていたようです。この花の落ち方を見ると、椿であることがわかります。
椿はサザンカとの見分けがむつかしいと言われますが、サザンカが花びらがバラバラになって落下しますが、椿はこのように一体になって落ちます。
このように落ちる様子から、首が落ちることを連想して、昔の武士は嫌ったと言われます。
椿とサザンカの違いについては、記事にしていますので、こちらもご覧ください。
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ツバキの花言葉は、色によって次のようにつけられており、2月3日、12月10日の誕生花です。
赤い椿の花言葉・・・「控えめな素晴らしさ」、「謙虚な美徳」。
白い椿の花言葉・・・「完璧な美しさ」、「申し分のない魅力」、「至上の愛らしさ」。
ピンクの椿の花言葉・・・「控えめな美」、「控えめな愛」、「慎み深い」。
です。みんないい花言葉ですね。
参照サイト
Wikipedia ツバキ
和みの庭 ツバキ・椿・つばき 紅色系 唐子咲き
country知多 椿 ツバキ 唐子咲きはとても珍しいツバキです
Green Snap ツバキ