12月末にサフィニアの花が咲いています。いろは、赤、白、紫、斑入りなどがあり、花期は4~10月とされますが、軒下におかれ日当たりがいいためか、冬にも咲いています。ブラジル産のペチュニアから改良された園芸品種で、プランターやハンギングにされます。
冬に咲く、赤、白、紫、斑入りなどのサフィニアの花
いろんな色のサフィニアの花
たくさんの花を栽培している知人宅の花を撮らせてもらいました。
アサガオの花のようなラッパ状の形の花で、サフィニアです。
この花の紹介を見ると花期は4~10月とされていますが、年末になっても咲いています。
長く咲いているのは、日当たりのいい軒下で、鉢植えにされて置かれて、よく手入れをされているためでしょうか。
名前のサフィニアは、茎が匍匐状に横方向に伸びるためイメージされるサーフィンと、原種のペチュニアを合成したものです。
サントリーの駐在員が原産地のブラジルから持ち帰ったペチュニアから開発され、今では世界中で栽培されています。
栄養繁殖系の植物なので、種はあまりつかず、花がたくさんつくのが特徴ですが、
雨には弱いため花壇に植える時は注意が必要です。
花の大きさや、いろはたくさんの種類があるようです。
この知人宅でもいろんな種類が栽培されています。
冒頭は真赤ですが、こちらは白地に赤紫のすじ状の斑紋が入っています。
花によって模様の出方が違っていて、赤紫が多いもの、白がつよいものなどいろいろなバリエーションがあるようです。
花びらの色が印象的ですが、中心部の雄しべや雌しべは、小さく、ぽつんとついているように見えます。
サフィニアは、栄養繫殖系の植物で種が少ないと言われますが、納得できるように思います。
白と紫の花も栽培されていますが、いずれも色は違っても花の形は同じものです。
真っ白や紫のサフィニアも植えられています。
ほかのいろとの対比ができるのも面白いものですね。
サフィニアの葉は、このように披針形をしていて、茎に密についています。
そして、茎や葉には粘液を出す線毛があり、触るとべトつきます。
これによって、アリが花に近づくことを防ぐと考えられているようです。
以前記事にしたムシトリナデシコも茎に粘液をつけて、花に虫を近づけないようにしていると言われますが、まったく違った花ですが、同じような自己防衛をしているのも、興味深いと思います。
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サフィニアの基本情報・花言葉
サフィニアは、ブラジル原産のペチュニアから品種改良された栽培品種で、ナス科ツクバネアサガオ属の一年草または非耐寒性多年草です。
サントリーの駐在員が、ペチュニアを持ち帰ったものから、
1989年にサントリーと京成バラ園芸が共同で品種改良したもので、今では世界中に広まっています。
正式な名前は「ペチュニア・サフィニア・シリーズ 'サフィニア' 」で、「サフィニア」の名称はサントリーフラワーズの登録商標です。
「サフィニア」の名前は、匍匐性が強いことから英語のSurfing(サーフィン)と、Petunia(ペチュニア、南米原産のナス科ペチュニア属の草本の総称)が合成されたものです。
なお、Petuniaは、花がタバコの花ににていることから、ブラジル原住民のグアラニ語でタバコを意味する「ペチュン(Petum)」に由来します。
学名は、Petunia × atkinsiana Surfinia Group
atkinsiana(アトキンシアナ)は、南米原産の「Petunia integrifolia」と「Petunia axillaris」を交配させたペチュニア(Petunia)の学名になります。
英名は、Surfinia
花期は4~10月ごろといわれ、栄養繁殖系であるため種が少なく花がたくさん咲き、長く咲き続けます。
花の形は、アサガオににたラッパ状で、先が5つに分かれて広がります。
花の大きさは直径が3~10cm、いろは赤、赤紫、紫、青紫、白、白黄、白青、桃など様々であり、
白や黄の下地に斑模様や、ハート形などもみられます。
葉は、披針形で茎に密につきます。
また、茎や葉には粘液を出す線毛があり、触るとべトつきます。
これはアリに登られないようにサフィニアが進化したものと考えられています。
茎は、匍匐性がありプランターやハンギングに向くと言われますが、雨に弱いため花壇には向かないとされます。
花言葉は「咲きたての笑顔」で、5月11日、5月18日、7月13日、7月22日、9月25日、10月30日の誕生花です。
花言葉は、開発元のサントリーフラワーズが、設立20周年を記念して公募により決めたものとのことです。
この花の明るい様子をよく表現しているように思います。
参照サイト
SUNTRY FLOWERS サフィニア
World Flower Service サフィニア
弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 サフィニア