メヒシバ(雌日芝)は、畑、空き地などで群生で生えることが多い繁殖力の強い雑草です。花期は7~11月で、花茎の先に5~15cmの穂状の花を3~8本咲かせます。全世界の熱帯から温帯に分布し、日本全土に生えるイネ科メヒシバ属の一年草です。
<目次>
メヒシバ(雌日芝)の花


メヒシバの花
メヒシバ(雌日芝)は、イネ科に植物で、7月ころから咲き始め、11月ころまで咲き続けます。
花茎の先に、5~15cmくらいの細長い穂を4~8本ほど、放射状に出しますが、どこでもよく見かける雑草です。
よくにた仲間のオヒシバ(雄日芝)にくらべて、優し気なのでメヒシバと名づけられたとのことです。
また、同じメヒメシバ属に、コメヒシバやアキメヒシバがあります。写真のメヒシバについて厳密に判別をしていませんが、ここでは、メヒシバと呼んでいます。
先日記事に書いたカヤツリグサと同じように、畑や庭によく生える困りものの雑草です。


メヒシバの穂
花茎の先の穂を写してみました。
イネ科の植物なので、稲によくにた穂をして、たくさんの三角状の小穂をつけています。


メヒシバの穂の先
残念ながら、中に人が食べるような実はつかないようですが、種をしっかりとつけ、
秋になるとたくさんの種を落とすようです。毎年、たくさん芽を出して、花を咲かせています。
つぎの写真は、メヒシバの茎と葉です。


メヒシバの葉
葉は茎に互生してつき、長さ8~20cm 幅1cmの細い長楕円形で先がとがっていますが、薄くて柔らかく、つやがありません。
どこにでもよく生えてくる植物で、庭などにもよく生えてきます。


庭のメヒシバ
ヒメシバの茎は、細長くはじめは地面をはうようにのび、枝分かれして地面に根を下ろしながら成長します。
写真のように、たくさん群がって生えていることが多いようです。
大きくななって根を張ると抜くのにも力が必要になるので、油断大敵です。(>_<)
メヒシバの基本情報・花言葉
メヒシバ(雌日芝)は、全世界の熱帯から温帯に分布し、日本全土に生えているイネ科メヒシバ属の一年草です。
メヒシバ(雌日芝)の名前は、日向に生える芝ですが、よくにたオヒシバにくらべて優し気なのことからつけられたとのことです。
別名は、メシバ、メイシワ、メイジワ。
学名は、Digitaria ciliaris。
花期は7~11月で、30~70cmに伸びた花茎の先に、3~8本の穂が伸びます。伸びはじめは、束になって出てきますが、その後、5~15cmくらいの長さで、放射状に広がります。
花茎の先からまとまって出ますが、間隔を置いて2~3段に分かれることもあります。花序につく小穂は、3mmくらいの披針形になります。
葉は、長さは8~20cm 幅1cmの細い長楕円形で、薄くて柔らかく、つやがありません。
茎は細く、根元は分枝しながら地表を這って伸び、節々から根を出します。
メヒシバの花言葉は、「情緒不安定」。
参照サイト
Wikipedia メヒシバ
松江の花図鑑 メヒシバ
FLOWERs メヒシバ
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